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「百人一首の魔方陣」
39
:
海原波彦
:2006/06/22(木) 06:46:04
かねてから、なぜ勅命を以て攻城を解くことができるほど古今伝授が重要視されていたのか不思議に感じていましたが、太田先生の研究で、その一端を垣間見た思いがします。
また、首藤先生の著作『政宗の黄金の城』も併読すると、何か「古今集(歌道)クラブ」とでもいうべき秘密結社めいたサークルの存在すらを感じます。
想像する構成員は、後水尾天皇、伊達政宗、小堀遠州など、いずれも一流の幾何学的センス(空間感覚、美的感覚)を備えた人物です。
歌や作庭を通じて彼らの意識は幾何学という普遍的な学芸に通じ、また世界レベルで他文明の知性とも共振していたことでしょう。(花鳥風月を愛でるというと一見、散文的な印象ですが、むしろ歌人の視点は自然科学者のものに近いのかもしれません。藤原定家は日記に、超新星爆発の模様を記しているそうです。)
当時、政宗は家康に秘蔵の定家直筆の古今集を進呈すると申し出ますが、家康は固辞しています。
政宗は家康を歌道のクラブに引き入れ、内向きな農本主義を修正して世界の進歩と歩調を合わせた政治路線に向かわせようと試みたが、家康はこれを警戒して拒んだ、などと想像してしまいます。
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