したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

<長文・連投> HYPER 雑談スレッド II <通な議論>

949N:2013/10/27(日) 23:51:46
>>948
番組はあまり面白くなかったな。
ディレクターと対象との奇妙な距離感が表に現れてて、見ててすっきりしないところが多かった。

社会からの逃走なんて謳ってても、単に、家族から逃走しただけにしか見えなかった。
それだって、知識人社会からすれば、十分に「隠棲」なんだろうが、
さびれかけた商店街の清掃を生業としながら絶対に売れない絵を描き続けているガタロさんの言葉のほうが
俺には深く感じた。
ホームレスのSから言われた「(あんたは)バカだと思う」に対して
「あの人の“バカ”は深いねえ」とニコニコしながら嬉しそうに語るガタロさんの方が
「ロンリーからアローン」へ括る元東大教授より心に響いた。

それはそれとして、
たまたま別のことを思いだそうとして手に取った吉本の「良寛論」が
日本の伝統的隠棲をアジア的な視点から見直していて、
そこから荘子の話になり、荘子は南中国的な思想で、アジア的には初期の思想に属し
にも関わらず、荘子は中国の古代思想の総括になっているという評価を読んだ。

単純な俺は、数日後には荘子を買っていたw 
現代語訳が解説の中に混ざった形になっていて面倒なので
岩波のを買い直そうかと思ってる。

まだ、最初のへんしか読んでないが、
孔孟がマス思考なのに対し、敗戦国として侮蔑的な扱いをされていた宋出身の荘子は
ミニ社会的な思考の老子をさらにつきつめているような気配を感じている。
同時に、インドとも近い南中国的な雰囲気から、儒教よりも禅仏教に近いようなところもある感触だ。
ぼちぼち読みすすめていこうと思ってる。

孔孟が壮年向きだとすれば、老荘は初老以降向きなのかもしれない。
(ま、これは、まだ数十頁しか読んでない初学者の浅はかで暫定的な感触ですだ)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板