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ある体験の・・・回想録4
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Tは母に近い側の通路を通って会計に向かってくれた。
(なぜあれを「くれた」と思ったのだろう。あれはひどい仕打ちだ。
ひどい仕打ちでしょう?先生。そう言って、私はカウンセラーの前で泣いた。)
僕はKに促されTに手を繋がれて歩き出した。
目が母から離せない。
僕は母に近づくまでずっと母を凝視していた。
僕に気づいてくれることをひたすら願いながら。
母の近くの通路を通る時胃の中がひっくり返りそうだった。
母は僕に気づかず歓談している。。僕が必死で目で呼んでいるのに気づいてくれない。
母の席を通り過ぎてしまいTに手を引かれたまま僕は振り返りながら母を見ていた。
僕の方から呼びかけてはいけない。
母の方から気づいて呼び止めてくれない限り立ち止まってはいけない。
そういうルールが、ぎゅっと力を込めて握られたTの手から伝わってきていた。
そして立ち止まるのを阻むように僕の背後をKが歩いている。
僕はこれ以上振り返れないというくらいぎゅっと首をねじまげて
母をみようとしていた。
母の横顔は、笑っていた。
楽しそうだったのだ。あの男と二人で。
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