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【news+】ニュース速報スレ【全般】★3

797名無し長右衛門:2008/05/03(土) 13:18:07
<渋滞>どうして起こる?「自然渋滞」のなぞに迫る(上)車の固まり、減速伝染
5月2日16時9分配信 毎日新聞
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一定の密度以上になると、特段の原因がなくても自然に渋滞が起きることを示した実験=03年9月、交通流数理研究会提供

 高速道路で突然、長い渋滞につかまり、ノロノロ運転を続けると、急に渋滞が解消されてスムーズに走れるようになる−−。事故や工事など交通を妨げる理由は何もない、いわゆる「自然渋滞」だ。大型連休で高速道路の下り線が混雑するピーク(3、4日)を前に渋滞のなぞに迫った。【西川拓】

【ひどい渋滞】 アウトレット:埼玉・入間に開店で大渋滞 周囲の店は悲鳴

 ●実験で実証
 渋滞は立派な学術研究の対象だ。物理学、数学者らのグループ「交通流数理研究会」は3月、「道路を走る車の密度が一定以上になれば渋滞は自発的に発生する」ことを実証した論文を発表した。
 研究会は03年、岐阜県の短大グラウンドを使い、1周230メートルの円周上を時速30キロで等間隔に車を走らせる実験をした。車の数を増やしていき、22台を走らせると、部分的に流れが悪くなり停止する車も出た。車を粒子に見立てた物理学理論で計算した結果では、走行車両が20台を超えると渋滞が起こると予測されており、実験結果とほぼ一致した。
 メンバーの杉山雄規・名古屋大教授(物理学)は「全員が車間距離を保ち同じ速度で走ろうとしても、必ず速度に『ゆらぎ』が起こる。車の密度が臨界点を超えると、『ゆらぎ』の影響が次々と後続の車に伝わり、車の固まりができて渋滞につながってしまう」と説明する。運転者がロボットでもない限り、自然渋滞が起きるのは必然、というわけだ。高速道路では、車の集団の平均車間距離が40メートル以下になると渋滞が起こりやすいという。

<渋滞>どうして起こる?「自然渋滞」のなぞに迫る(下)名所は坂道 追い越しも一因
5月2日16時12分配信 毎日新聞

 「渋滞の名所」もある。東名高速道路の大和トンネル(神奈川県)付近、東北自動車道の矢板インターチェンジ(栃木県)付近などが有名だ。どんな誘因が潜むのか。
 首都大学東京の大口敬教授(交通工学)は「渋滞の名所には必ず、道路に構造上の原因がある」という。その代表格が上り坂へと変化する場所と、トンネルだ。

 ごく緩やかな上り坂に差し掛かり、平地と同じ感覚でアクセルを踏んでいると、わずかに速度が落ちる。トンネルの入り口でも、運転者は無意識に速度を落とす傾向が強い。車間距離が短いと後続車はさらに減速し、これが後ろに伝わり渋滞になる。最近では渋滞防止策として、上り坂やトンネルの入り口に、速度低下に注意を促す標識を設置している場所もある。大口教授は「むやみに追い越し車線を走らない」ことをアドバイスする。

●追い越しも一因
 渋滞が起き始める時は、運転者に「少しでも流れている車線を走ろう」という意識が働き、追い越し車線の交通量が増えて渋滞を招く要因になっているという。大口教授は「均等に車線を利用すれば、かなり渋滞は防げる。渋滞しやすい区間では、追い越し車線を走らない車は料金を割り引くなどの工夫ができないか」と話す。また、ドイツや英国では、渋滞多発地帯の路肩を活用して車線を増やす試みが広がっており、大口教授は「日本でも検討すべき時期に来ている」と指摘する。




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