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【news+】ニュース速報スレ【全般】★3

731名無し長右衛門:2008/04/30(水) 21:53:44
<受ける医療はどうなる?>
では、高齢者医療制度ができると、受ける医療はどう変わるのでしょうか。
先週、医療機関に支払う診療報酬が決まったことで、制度が目指す医療の姿は見えてきました。しかし、実際に受ける医療がどう変わっていくかは、不透明といわざるをえません。
まず、どんな医療を目指そうとしているのか見ておこうと思います。高齢になると、いくつもの病気を抱え、入院期間が長くなることが少なくありません。そこで打ち出されたのが、入院から在宅中心の医療への転換です。キーワードは、連携、切れ目のない医療です。開業医と病院、医師や看護師、薬剤師などが情報を共有して、患者が住みなれた地域で生活を続けられるよう支えていこうということです。決まった診療報酬も、そうした体制づくりを後押する内容になっています。たとえばこういうことです。
P 慢性的な病気のある高齢者が、心身の状態を継続的に診てくれるかかりつけの医師をもち、外来で受診した場合、その医師に後期高齢者診療料という報酬が一月に6000円支払われます。この医師は、基本的には開業医。定期的にこうした診療計画を作ることが求められます。患者が抱える病気や、受診しているほかの病院を把握して、検査などが重複しないよう診療のスケジュールをたてるのです。診療のたびに、他の病院で処方された薬をチェックすることも義務付けています。検査や薬の重複を防げれば、副作用の被害を抑えて、医療費の抑制にもつながるというわけです。
P患者の病状が急変して、入院が必要になった場合はどうでしょう。在宅で過ごす患者を受け入れる病院が、かかりつけの医師から患者の情報を得て対応した場合、入院料に13000円加算されます。
一方、病状が安定して退院する時には、病院側の医師と、地域のかかりつけの医師や訪問看護師、歯科医師や薬剤師などが集まって、退院後の支援方法を話しあえば、病院に2万3000円、ほかの担当者にもそれぞれ6000円支払われます。患者が自宅に戻ってからも、かかりつけの医師を中心に専門職の間で連絡を取り合ったり、直接自、宅を訪問して処置したりした場合も、報酬を引き上げています。

<評価>
さて、どうでしょう。
たしかにこうした医療体制が整えば、患者も住み慣れた自宅で過ごすことができるので安心ですし、医療費の面でも、長く入院するより効率的だと思います。
問題は、診療報酬を手厚くするだけで、質の高い、切れ目のない医療が実現するかということです。結論から言いますと、報酬による誘導だけでは難しいと思います。これまで入院中心の医療が長く続いてきたので、地域の専門職が一緒になって患者を支えるノウハウが蓄積されていないからです。そのノウハウを高める方策を考えることこそ大切だったのですが、報酬をいくらに設定するかという議論ばかりでした。形は一応作ったけれど中身が何もない。それが今の状況です。




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