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【news+】ニュース速報スレ【全般】★3

595名無し長右衛門:2008/04/29(火) 00:38:16
松江城下町遺跡:家老屋敷跡で、祈とう具一式見つかる /島根

 ◇市教委「祭祀知る貴重な資料」
 松江市教委は16日、松江市殿町の松江城下町遺跡家老屋敷跡で、江戸時代後期(18〜19世紀ごろ)の「鉄丸」と呼ばれる鉄球を納めた祈とう具一式が見つかったと発表した。鉄丸だけの出土例は和歌山城の天守台や松江市内の民家解体時などであるが、埋められた当時のままの状態で、木箱などとともに一式そろって見つかったのは初めて。同市教委は「当時の祭祀(さいし)や信仰内容を知る上で貴重な資料」としている。

 内箱には「○金祭鉄丸埴丸」「橘明喬(めいきょう)謹修行」などと書かれた墨書きと「斑鳩神祇(じんぎ)司」の朱印がある。内側の箱は長さ37センチ、幅20・5センチ、高さ16・5センチ、中に入っていた鉄丸は直径8センチ。右側には土の塊があり、竹に挟まれ、両脇をひもで固定、二重の木箱に入れられていた。内箱に「埴丸」と記載があることや、竹が球を安定させるためえぐられていることから、鉄丸の右側には「埴丸」と呼ばれる土の球があったと考えられるという。

 文献「八雲流土金祭行事法」に書かれた土と金属を使った祈とう作法と同じという。家が衰退したり、病人が続いたときに回復を願って祈とうしたもので、江戸時代に行われた。

 通常、木や竹などは腐ってしまうが、家老屋敷は松江城の東側で堀の近くにあったため、地下水位が高く適度な湿度があり、保存状態がよかった。

 「まじない」研究の第一人者である水野正好・大阪府文化財センター理事長は「きれいな状態で素晴らしく、新しい確実な資料」と評価、「『八雲流』という名から出雲地方から流布した可能性もある」と話している。

 ◇19日に一般公開
 同跡は06年4月から調査し、祈とう具は今年3月6日に見つかった。調査は8月ごろまで続けられる。祈とう具は保存作業をするため、一般公開は19日のみ。午前9時から午後4時半まで、松江市殿町の松江郷土館で開かれる。【御園生枝里】

毎日新聞 2008年4月17日 地方版




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