レス数が1スレッドの最大レス数(1500件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
【news+】ニュース速報スレ【全般】★3
-
山口・光の母子殺害:差し戻し控訴審・死刑判決 遺族が訴える場、得た /島根
◇県内の犯罪被害者「本村さんの功績大きい」
山口県光市の母子殺害事件で、広島高裁が事件当時18歳だった被告に下した死刑判決。遺族の本村洋さん(32)は事件後、全国犯罪被害者の会「あすの会」幹事として、犯罪被害者が置き去りにされた刑事司法の改革を訴えてきた。その功績は県内の犯罪被害者の立場にも大きく影響し、殺人事件で夫を亡くした遺族は「本村さんたちの働きかけで、裁判における被害者の立場は大きく変わった」と振り返った。【小坂剛志】
「被害者が立ち直ろうとした時に手助けをする社会であってほしい」。今年2月24日。松江市内で講演を行った本村さんは、刑事裁判を傍聴する際、法廷への遺影の持ち込みを裁判所に制止された経験を語り、裁判で被害者が「証拠」としてのみ扱われていた状況を指摘した。
本村さんは事件後、全国犯罪被害者の会「あすの会」幹事に就任。昨年6月には同会などの働きかけで、被害者参加制度が制定。年内にも、殺人事件などの刑事裁判で犯罪被害者・遺族が当事者に近い立場で被告人に直接質問できるようになり、被害者が司法制度の蚊帳の外に置かれる状況は変わりつつある。
その変化は県内の刑事裁判の中でも感じられる。05年7月、殺人事件で夫(当時36歳)を亡くした石川俊子さん(38)は加害者の裁判の中で、遺族の心境を訴える場を得ることができた。石川さんは、「裁判は、加害者を裁く裁判官に遺族の心境を訴えられる唯一の場。私がそういう場を得たのは、本村さんたちのこれまでの努力があったからだと思う」と振り返った。
自分が事件に遭うまで、メディアで発言する本村さんのことを「何でそこまでつらい思いをして、闘っているんだろう」という第三者的な見方をしてきたという石川さん。だが犯罪被害者となり、本村さんたち犯罪被害の当事者が変えてきたものの大きさを実感した。最後に「誰もが納得できるような裁判に変わっていくことを望みます」と静かに語った。
毎日新聞 2008年4月23日 地方版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板