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【news+】ニュース速報スレ【全般】★3
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馬券収入は129億3397万円と、当初予想を約17億8000万円上回った。しかし、旭川、北見など道内6カ所の直営場外馬券売り場では、前年実績より約26%少なかった。
地方競馬に詳しい北海学園大の古林英一教授(環境経済学)は「(旭川市などでは)地元からばんえい競馬がなくなったことで、ファンの数が落ち込んだのだと思う。場外馬券売り場も、地域の町おこしにつながるような複合施設にする努力が必要」と指摘。帯広市の砂川敏文市長は「初年度はご祝儀的な雰囲気で伸びた。2年目は売り上げが減ると思われる。場外馬券売り場の移設も視野に考えなければならない」と話す。
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07年度は収支均衡を保つために調教師や騎手への手当、賞金などの報償費を40%削減した予算でスタートした。売り上げが増したため、ある程度、減額分を補えるはずたったが、飼料や燃料の価格高騰が重なり、厳しい状況には変わりない。調教師の服部義幸さん(61)は「馬主からもらう預託料も賞金が少なくなったことで減り、厩務(きゅうむ)員の代わりに騎手に無償で手伝ってもらい人件費を浮かすなど我慢しながら乗り切った年だった。今年より来年と歯を食いしばりながらやるしかない」と語る。
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◇リスクを読んで挑戦−−運営会社・藤井宏明社長
旧態依然の官の発想から脱却し、新しいイベントやアイデアでばんえい競馬を盛り上げた「オッズパークばんえいマネジメント」の藤井宏明社長に手応えと問題点を聞いた。
−−初年度を振り返ると
競馬場の施設改善やイベントなど、地元との連携による「全員参加型」のモデルが奏功し、ファンのすそ野を広げる第1ステージとして、手応えがあった。収支均衡のゾーンに収まったことも実績として成功したと言える。次の第2ステージをどう計画するか、速やかに手掛けていかなくてはならない部分も見えてきた。
−−第2ステージとは
競馬が常設物としてあり、その周りにイベントがある観光スポットのようなイメージ。「あそこに行けば何かあるね」と言われるように、他のものも造りたい。例えば、宿泊施設を作って来場者に馬の飼育を体験してもらったり、特産物を販売する施設にしたり……。今の時代、インターネットでも馬券は買えるので、競馬場は馬券を買うだけの場ではない。どういうコンセプトでやるかを決める議論が必要だ。帯広市で進める中心市街地活性化計画との兼ね合いも含め、観光資源としての潜在能力をどう生かし切るかが問題だ。
−−これからの課題は
昨年度相次いだ競走馬の禁止薬物の問題はマイナスイメージにつながり、主催者の市には再発防止を強化してもらいたい。また、生産頭数の減少を食い止めることも、長く続けるためには必要。報償費削減で関係者に入る金額が減っており、売り上げを伸ばす努力をして守っていかなければならない。
−−民間会社がかかわる競馬として全国が注目したが
地方競馬の模範だと思っている。他の地方競馬関係者が視察に訪れたり、(所管官庁の)農林水産省畜産部長も帯広競馬場に来たらしい。例えば入場料1000円を支払って入る「プレミアムラウンジ」は成功した。特別観覧席として他の地方競馬でもやっているが、うまくいったところはない。客は居心地のいい場所を求めており、付加価値をつけることで支持される。(今後も)リスクを読んで挑戦しなければ、終わりに向かうだろう。
毎日新聞 2008年3月30日 地方版
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