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【news+】ニュース速報スレ【全般】★3

1210名無し長右衛門:2008/05/21(水) 02:13:12
感染症拡大で北京五輪開催危機…中国・四川大地震 (夕刊フジ)

 中国四川大地震は死者が3万4000人を超え、行方不明者が約3万人、犠牲者が7万人近くになる可能性が出てきた。避難所生活者は480万人に上り、衛生状態の悪化や被災者の疲労による免疫力低下で感染症大流行の恐れが高まっている。生活用水汚染による赤痢、腸チフス、ジフテリアの蔓延は時間の問題といわれ、毒性の強い新型インフルエンザが発生すれば犠牲者が震災被害を上回る危険性も。感染症の流行は国内はおろか、日本を含めた海外へ被害が広がる恐れもあり、北京五輪開催にも黄色信号が灯る。
 【犠牲者7万人にも】
 四川省では58人がガス壊疽(えそ)に感染したことを確認、隔離措置をとった。ガス壊疽は発症すると、身体の組織が壊死して異臭を放ちながら最悪の場合は死亡する。屋外の被災者用テント群では地表近くの気温が晴天には40度に達することもあり、蓄積する排泄物とゴミで衛生状態が急速に悪化している。

 【進む遺体の腐乱】
 遺体の腐乱も進行し、各被災地では建物のがれきに向けて消毒液を散布。中国当局は防疫対策として、身元の確認を待たずに遺体を埋葬する方針を固めた。
 綿陽市北川県では腐乱した遺体で川の水が極端に汚れるなど、生活用水の汚染は進む一方だ。激しい下痢や嘔吐をともなう感染症の赤痢、腸チフス、ジフテリアについて、京都大防災研究所の河田恵昭所長は「衛生状態が少し悪くなっただけで広がってしまう。いつどこで患者が出てもおかしくない」と警鐘を鳴らす。
 避難所となるべき学校が倒壊、被災者は1つの体育館で1万人も詰め込まれているケースもあり、この過密状態が感染症の温床となる。空気の汚染もあってせき、のどの痛みを訴える被災者も急増している。

 「被災者だけでなく、救助隊の疲労もピークに達している。体力が低下すれば、それだけ感染症を発症しやすい。生活環境の悪化とあわせ、疫病が広がる条件がそろってしまった。短時間で10万人規模の患者を出すだろう」(河田氏)
 佐賀大医学部の奥村徹教授(危機管理医学)は「交通機関が復旧し、四川省内の富裕層が北京、上海といった中国国内の大都市に移動している。海外からの出入りもあり、疫病の感染者が中国内外に広まる危険性が高い」と指摘した。
 感染症が北京まで広がれば、8月からの五輪開催まで危ぶまれる。大都市は空の便で日本や欧米各国とも直結し、パンデミック(世界的流行)が懸念される。

 【世界的な蔓延懸念】
 さらに劣悪な環境下に置かれた鶏などの家畜が、強い毒性を持つ新型インフルエンザを生み出す最悪のシナリオも想定される。その場合「感染症での犠牲者も含め、四川省全域で1次災害を上回る死者が出る可能性もある」(奥村氏)。
 犠牲者を最小限に抑制する方策について、河田氏は「中国政府はWHO(世界保健機関)や国際赤十字の支援を受け入れ、防疫に徹底して取り組む。住民も移動制限し、被害が出ても外へ広げないようにすることが重要」と話している。
[ 2008年5月20日16時37分 ]




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