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わがまち食自慢:鳥取・倉吉 大原トマト /中国
5月13日14時1分配信 毎日新聞
◇香り強くフルーツのような甘み−−農薬最小限に「安心・安全な食」に徹す
鳥取県倉吉市大原地区で栽培される「大原トマト」は、スーパーの売り場に整然と並ぶトマトとは一味違う。皮が薄くて実がぎっしり。少しツンとくるトマト独特の香りも強い。形は少し不格好だが、まるでフルーツのような甘みがある。化学肥料を一切使わず、農薬も最低限に抑えている。大原地区の生産農家7軒は「安心・安全な食」に徹し、07年に県から環境保全型農業に取り組む「エコファーマー」にそろって認定された。年間生産量約90トンのほとんどは県内で消費されてきたが、口コミで評判が広がり、今では全国各地から注文が舞い込む。【武内彩】
天神川の流域に広がる大原地区は肥よくな土に恵まれている。この土壌を生かした農業が盛んで、現在7軒が大原トマトのブランドで知られる「瑞健(ずいけん)」のハウス栽培に取り組んでいる。
長距離輸送に耐えられるよう品種改良されたものとは違い、瑞健は皮が薄く日持ちしない。その分、種(緑色の部分)がほとんどないほど肉厚で味が濃い。数品種の栽培を試した結果、味を重視して瑞健を選んだという。
大原地区では、約40年前にトマト栽培が始まった。先に始めた米子市の農家から教えを受けながらのスタート。最初の数年は木ばかりが大きくなり、苦難続きだったという。
トマトは寒さに強くマイナス4〜5度にも耐える。大原ではハウス内に暖房をせず、ビニールを3重にすることで寒さから苗を守っている。湿度が上がり過ぎず、カビの心配もない。ただ、寒さの影響か、モモのような形のものも出来てしまうという。
10月に種をまき、花が咲く直前の1月ごろ苗を植える。通常の半分程度の25センチ間隔で植えるためほかの産地ほど背が高くならない。4月に最初の収穫が終わると3週間ほどで次の収穫に取り掛かる。最後の4度目の収穫が終わるのが6月ごろ。3カ月かけて大きく育ち、独特の甘みの強いトマトになる。
化学肥料は一切使わず、サンゴなど有機肥料を使う。毎年続けて耕作するため収穫後に半月から1カ月間、畑に水を張って土壌を消毒し、病気を防いでいる。こうした地域ぐるみの努力が実って、初出荷を待ちわびるファンが増えてきた。
◇栽培技術向上へ日々研究−−大原トマト生産組合長・倉繁久雄さん(76)
高校を卒業して以来、大原で農業に携わっています。トマト栽培は40年ほどになりますが、気候は毎年変わり、栽培の難しさに変わりはありません。安全、安心とおいしさを両立できるよう、組合員同士でお互いの畑を見て回ったり、意見交換をしたりと日々研究を続けています。大原の土壌のよさを最大限に生かし、味に自信をもって消費者のみなさんに届けます。
◇ ◇
小売りで1ケース(約4キロ)2500円前後。倉吉市大原の大原多目的センターで直売もしている。問い合わせは同組合(0858・22・1096)へ。
5月13日朝刊 最終更新:5月13日14時1分
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