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【news+】ニュース速報スレ【全般】★3

1018北海道が今アツい:2008/05/14(水) 23:00:20
ニュースワイド:なぜ今、旭川? 航空各社の競争過熱 /北海道
5月11日13時1分配信 毎日新聞

 ◇「観光頼み」の危うさも
 4月25日のスカイマーク参入で航空各社による旭川―羽田路線の値引き合戦に火がついた。ただ、旭山動物園の人気は相変わらずとはいえ、なぜ今になって旭川が競争のターゲットになるのか。現在の最安値と比べると約4倍の運賃で3月末に旭川に赴任した身として複雑な思いも抱きつつ、競争の背景や今後を探った。【横田信行】
 ■価格破壊
 スカイマークは5月末まで片道1万円という破格の安値と、従来の他社より1時間早い午前9時5分の旭川始発を武器に新規参入を果たした。
 真っ先に反応したのが「道民の翼」を自任する北海道国際航空(エア・ドゥ)。4月から自社の始発を3時間20分繰り上げ午前9時半とし、搭乗日の28日前までの購入運賃を5月末まで普通運賃(3万1200円)の3分の1足らずの9500円に、6月も1万2000円に設定した。
 6月の普通運賃をめぐっても、スカイマークが3月31日に1万7000円を打ち出せば、エア・ドゥが4月8日に道民割で1万6900円を発表し対抗。スカイマークは25日、1万4000円まで下げた。7月以降の運賃でも両社の競争は続きそうだ。
 日本航空と全日本空輸も6月末まで普通運賃(3万9600円)の7日前購入を最大61%割引の1万5400円に、前日購入も最大56%割引の1万7400円とした。それでも運賃で見劣りする分、2000円のガソリン券プレゼントやマイル加算など独自の特典で利用客の取り込みを図る。
 ■安さで明暗
 スカイマーク参入で東京―旭川間は1日7便から10便に増え、値下げとの相乗効果で大型連休(4月26日〜5月6日)の利用者は4社で計3万8452人と、前年同期比26%の大幅増となった。搭乗率はスカイマークが82%に達し、エア・ドゥも前年同期より14ポイント増の75%と好調。一方、日航は7ポイント減の64%、全日空も14ポイント減の58%。安さを求める利用者側の意向が航空各社の明暗を分けた。
 全国の地方空港が利用者の伸び悩みに苦しむ中、旭川空港は06年度に過去最高、07年度も過去2番目の乗降客数を記録。さらに値下げ競争で注目が集まり、空港を管理する旭川市や、旭川商工会議所などでつくる旭川空港利用拡大促進期成会からは喜ぶ声の裏で「これまでの運賃の高さは何だったのか」とのぼやきも漏れてくる。
 旭川空港も以前は路線休止や発着便の増減を繰り返し、市や期成会は航空各社に東京での午後からの会議に間に合う早朝便就航と値下げを要請してきた。エア・ドゥには、旭川乗り入れを条件に第三セクターの旭川振興公社、空港ビル、商工会議所が計1億円を出資し、市も支援してきた。それでも「どの社も要望にほとんど応えてくれず、減便話も出た。新千歳―東京便のように安くならなかった」と関係者は振り返る。
 ■地の利
 そんな状況を一変させたスカイマークは、全国的な知名度を誇る旭山動物園をけん引役として道北・道東への観光客を取り込む戦略を描く。06年4月に参入した新千歳―羽田路線の利用者分析で、旭川方面のニーズがあると判断した。旭川に拠点ができれば、これまで悪天候で新千歳に着陸できない場合に引き返していた航空機も、JRの特急で札幌まで1時間20分の旭川へ代替着陸させられるとの計算も働いたとみられる。
 「1時間1万円が常識。日本の運賃は高すぎる」と訴えるスカイマークの西久保慎一社長。空港関係者に対し「(参入前に)旭川で価格競争があったら、これほど簡単に進出できなかった」と話したという。高値で安定していた運賃が「価格破壊者」には魅力だった。




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