したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

合成樹脂スレッド

375荷主研究者:2015/08/01(土) 22:05:39

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/07/13-20959.html
2015年07月13日 化学工業日報
旭化成 川崎でSEBS生産能力3割増 PP改質向け伸び

 旭化成ケミカルズは10日、川崎製造所(神奈川県川崎市)で水添スチレン系熱可塑性エラストマー(スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン、SEBS)の生産能力を30%増強すると発表した。手直し増強を実施し、2016年6月の稼働開始を予定。投資額は非開示。中低分子の同社SEBSは輸液バッグ用のポリプロピレン(PP)の改質剤などに需要が伸長しており、今春にも20%の増強を実施していた。川崎では昨夏のアクリロニトリル(AN)の停止を皮切りに、今年末にはSBラテックスの生産停止も計画中。汎用石化を縮小する一方、今後は高付加価値品の製造に重きを置いていく。

376荷主研究者:2015/08/01(土) 22:17:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150725_12058.html
2015年07月25日土曜日 河北新報
新幹線放火で注目 不燃性プラ、鉄道に採用

不燃性の高い車内照明カバーを手にする小山社長

 プラスチック部品製造の宮城化成(栗原市)は近く、産業技術総合研究所(産総研、茨城県つくば市)と共同開発した不燃性の強化プラスチックを初めて鉄道車両メーカーに納入する。車内照明のカバーに使われる。関係者は「不燃性素材への関心が高い」と手応えを感じている。

 照明カバーは関西の鉄道車両メーカーが製造した在来線用試験車両1両に採用され、41枚を今月末に納める。軽量で強度が高く、不燃の認定を受けていることなどが評価された。

 ガラス繊維強化プラスチックを、産総研が開発した粘土膜で覆う構造。2009年に開発を開始し、14年2月に日本鉄道車両機械技術協会で「不燃性」の認定を獲得。同年8月に「透明不燃材料およびその製造法」として特許を取得した。

 光の拡散性が高く、発光ダイオードの照明むらもない。航空機や自動車のほか集客施設など建築物への活用も期待される。

 東海道新幹線のぞみ車内で男が焼身自殺した6月の事件後、車両やエレベーターなど閉じられた空間での防火への関心が高まり、宮城化成には問い合わせが相次いだという。小山昭彦社長は「開発を始めて6年。やっと商品化にこぎ着けた。納入実績を積み、取引を拡大したい」と意気込む。

377荷主研究者:2015/08/08(土) 22:49:47
>>368
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150730cbbb.html
2015年07月30日 日刊工業新聞
昭和電工、9月1日にフェノール樹脂事業をアイカへ譲渡

 昭和電工は9月1日にフェノール樹脂事業を会社分割で切り出し完全子会社のアイカSDKフェノール(群馬県伊勢崎市)が承継する契約を結んだ。同日付でアイカSDKフェノールの株式の85%をアイカ工業へ譲渡する。残る15%の株式も2017年をめどに譲渡する。

 昭和電工は伊勢崎事業所(群馬県伊勢崎市)で年産能力1万2000トンの生産設備を持ち、14年のフェノール樹脂事業の売上高は約40億円。電子材料や住宅設備に使う工業用フェノール樹脂は内需停滞が続き、中国や東南アジアでの拡販が求められている。昭和電工の国内生産拠点だけでは成長が望めないため、フェノール樹脂の海外生産拠点を持つアイカ工業に譲渡することを4月27日に発表していた。

378荷主研究者:2015/09/06(日) 22:45:44

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150819cbaf.html
2015年08月19日 日刊工業新聞
三菱樹脂、酸素やCO2遮断性高いペットボトルがキリンのビール容器に採用

 三菱樹脂は18日、酸素やCO2の遮断性をガラス瓶並みに高めたペットボトルが、出来たての生ビールを家庭に直送するキリンビールのサービス用のビール容器(写真)に採用されたと発表した。ダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)コーティングを施したもので、2010年以降はワインや日本酒向けに展開している。ビール大手のビール容器に使われるのは初めて。

 ペットボトルは三菱樹脂がキリンビールなどと共同開発した。内側に20ナノメートルの薄い炭素膜を施し、一般的なペットボトルに比べ酸素で約10倍、CO2で約7倍、水蒸気で約5倍の遮断性を持つ。内容物の鮮度を保持できるほか、ガラス瓶に比べた軽さや割れにくさを訴求している。

 キリンビールが7月に始めた家庭への生ビール配送サービス「キリンブルワリーオーナーズクラブ」で、配送時に用いる1リットル容器に採用された。遮光ケースに入れて届き、専用のサーバーで注ぐ。

379荷主研究者:2015/09/13(日) 12:28:42

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150824cbaa.html
2015年08月24日 日刊工業新聞
積水化成品、国内工場にCFRP複合体の量産体制を整備-19年度に売上高50億円へ

 積水化成品工業は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)と発泡体を複合化したCFRP複合体事業で量産体制を整える。2016年度をめどに、国内工場にオートクレーブなどの生産設備を導入する。投資額は未定だが、数億円程度と見られる。

CFRPと発泡体を組み合わせて作ったブレード

 積水化成品工業は現在、CFRP複合体をサンプル出荷し市場開拓を進めており、既に風力発電用ブレード向けに採用された。生産は現在、総合研究所(奈良県天理市)にオートクレーブなどを置き、CFRP複合体を試作している。

 量産体制を整える際は、複合体生産に必要となるプレス機や、切削加工機などを導入する見込み。

 CFRP複合体はCFRP部品の芯材に発泡体を使うことで、CFRPの使用量を減らしつつ、衝撃吸収性を付与できる。発泡体を芯材に使うと、CFRPを3―6層減らしても、同じ破壊エネルギーに耐えられるという。アクリル系発泡体、ポリエステル系発泡シート、ポリエステル系発泡ビーズの3種の発泡体をそろえ、さまざまな複合体ニーズに対応できるようにした。アクリル系発泡体は150度C、ポリエステル系は180度Cの耐熱性を持つ。

380荷主研究者:2015/09/13(日) 12:29:58

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150826cbaf.html
2015年08月26日 日刊工業新聞
クラレ、20年に高機能ポリアミド樹脂販売量が年3万トンに倍増見通し-車向け採用増

 クラレは25日、2020年ごろに高機能ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の販売量がコンパウンド(混練)ベースで現行比約2倍の年2万―3万トンに拡大する見通しを明らかにした。耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性といった特性を生かし、内外で自動車向けの採用が増える見込み。今後、国内2拠点で生産している原料の不足を想定し、欧米を中心に海外工場の新設に向けてフィジビリティースタディー(FS)を始めた。

 同日、ジェネスタがトヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」に採用されたと発表した。「スタックマニホールド」と呼ばれる燃料電池スタックの配管部品に使われ、同部品の軽量・薄型化に寄与した。

 ジェネスタは現状、電子・電気や発光ダイオード(LED)の用途が中心で、自動車向けの割合は全体の1割程度。

 クラレは日本、中国、シンガポール、米国、ブラジル、ベルギーの既存拠点にジェネスタの担当者を置いており、自動車向けを重点的に強化する。

381荷主研究者:2015/09/13(日) 12:34:50
>>380
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/08/26-21549.html
2015年08月26日 化学工業日報
クラレ 高機能PA トヨタ「ミライ」に採用

 クラレは25日、高機能ポリアミド(PA)樹脂「ジェネスタ」が、トヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」に採用されたと発表した。今回の採用を受け、自動車分野へのさらなる採用拡大を目指す。

382荷主研究者:2015/09/13(日) 12:35:11

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/08/31-21617.html
2015年08月31日 化学工業日報
大洋塩ビ 千葉で10万トン増強計画 四日市も設備更新

 大洋塩ビは、塩化ビニル樹脂の国内生産体制を相次ぎ強化する。千葉工場(千葉県市原市)では2017年の定期修理時に最大で年10万トンの増強を計画し、四日市工場(三重県四日市市)では数年内に老朽化している重合釜を最新設備に切り換えて生産効率を向上させる。東京五輪に向けて首都圏では建築需要が高まるほか、原油安や円安による輸出の好環境も当面続くとみており、生産強化を通じて成長機会を捉える。

384荷主研究者:2015/09/22(火) 12:20:48
>>352
http://www.tokuyama.co.jp/news/release/2014/20141031_2.html
2014年10月31日
各位

新第一塩ビ株式会社
株式会社トクヤマ

塩化ビニル事業の事業構造改革の推進について
〜新第一塩ビ千葉工場の生産を停止し徳山工場へ汎用塩ビ生産を集約化〜

 株式会社トクヤマ(東京本部:東京都千代田区 社長:幸後 和壽)のグループ会社である新第一塩ビ株式会社(本社:東京都港区 社長:土屋 敏昭)は、塩化ビニル事業の抜本的な収益構造の改革を行うため、汎用塩ビを生産する千葉工場について2015年9月末を目処に生産を停止し、競争力のある徳山工場へ生産を集約することによる製造出荷体制の再構築を実施することを決めた。

 千葉工場の生産停止に伴い、新第一塩ビの生産体制は、汎用塩ビ生産の徳山工場、ペースト塩ビ生産の愛媛工場となる。二拠点での最適生産体制確立により、塩化ビニル事業の基盤強化を図る。

(参考資料)
新第一塩ビ株式会社

資本金 20億円

売上高 222億円(2014年3月期)

資本構成 ㈱トクヤマ71%、日本ゼオン㈱14.5%、住友化学㈱14.5%

生産能力
徳山工場 145,000㌧/年(汎用塩ビ)
千葉工場 80,000㌧/年(汎用塩ビ)
愛媛工場 30,000㌧/年(ペースト塩ビ)

385荷主研究者:2015/10/12(月) 11:57:58

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820151001cbal.html
2015年10月01日 日刊工業新聞
出光興産、台湾にポリカーボネート樹脂「タフロン」の生産集約-千葉工場での生産停止

 出光興産は30日、12月にポリカーボネート樹脂「タフロン」の生産を、技術ライセンス先の台湾・フォルモサケミカルズ&ファイバー(FCFC)に集約すると発表した。FCFCの生産能力は年間20万トン。千葉工場(千葉県市原市)での生産は12月に停止する。供給能力が高いFCFCで一般グレード品から特殊グレード品まで生産できる体制とし、競争力を高める。投資額は非公表。

 出光は2002年にFCFCでのライセンス生産を開始した。一般グレード品の需要拡大を追い風に、生産品目を増やしてきた。主に千葉工場で生産してきた特殊グレード品についても生産できる下地が整ったことから、FCFCへの集約を決めた。

387荷主研究者:2015/10/28(水) 22:43:57

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820151012cbab.html
2015年10月12日 日刊工業新聞
日清紡ホールディングス、南部化成を買収-車向け樹脂部材取り込み車載分野拡大

 日清紡ホールディングス(HD)は、樹脂部品メーカーの南部化成(静岡県吉田町)を買収する。子会社で樹脂部品製造や精密機器を手がける日清紡メカトロニクスが中心となり、19日に株式をすべて取得する。自動車向けヘッドカバーなどに強い南部化成を傘下に収め、車載分野を拡大するのが狙い。取得額は非公表だが、100億円程度とみられる。

 南部化成は1981年の設立で、14年度の売上高は約350億円。車用ワイヤハーネスやヘッドランプ周りの樹脂部材が主力。医療機器や通信機器向けも展開し、フィリピンや中国、インドネシアなどに工場をもつ。

 一方、日清紡HDは14年度の精密機器事業の売上高が292億円で、うち樹脂事業は約200億円。樹脂の用途はエアコン用ファンなど家電向けが約80%に対し、自動車向けは10%強に過ぎない。そこで、南部化成の車向け樹脂部材を取り込み、車載分野を伸ばし、精密機器事業の拡大につなげる戦略だ。

389荷主研究者:2015/11/15(日) 15:38:36

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820151026cbaq.html
2015年10月26日 日刊工業新聞
クレハ、PGA樹脂の改良版を開発-自然分解20度C低く

 クレハは掘削部材に使われる生分解性のポリグリコール酸(PGA)樹脂で、水と二酸化炭素(CO2)に自然分解する温度を従来より約20度C低くした改良版を開発した。シェールガス市場は原油価格に左右されるため、生産コスト削減に寄与するPGA樹脂の引き合いが増えていることに対応する。2016年4―6月をめどに市場投入し、PGA樹脂の製品売上高を15年度に14年度比3倍の60億円に引き上げる。

 【金属並み強度】

 従来のPGA樹脂は80度―100度Cで生分解するが、60度―80度Cでも分解するようにした。従来品と同規模の市場があるとみられる。掘削部材の分解温度をより低温にすることで、利用できる深さや地域の幅が広がる。80度C以上の部材を使っていた現場でも、生産開始を早められる可能性がある。

 PGAは金属並みの機械強度を持つ生分解性樹脂。クレハが世界で初めて大量生産に成功した。

391荷主研究者:2016/02/07(日) 11:13:08

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/01/25-23323.html
2016年01月25日 化学工業日報
三菱化学 黒崎でバイオエンプラ増強 4倍の年2万トンに

 三菱化学は、植物由来原料を用いたバイオポリマーの事業展開を加速する。自動車向けを中心に採用が広がるバイオエンプラ「デュラビオ」は、黒崎事業所(福岡県)で生産能力を2017年をめどに現状比4倍の年2万トンに増やす。顔料などを配合する加工分野でも、国内外で生産を強化する。タイでは「バイオPBS」の年産2万トンの新工場が近く営業運転を開始。黒崎、タイ拠点とも20年までにフル稼働に持ち込む。

392荷主研究者:2016/02/07(日) 11:46:54

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00372252?isReadConfirmed=true
2016年1月26日 日刊工業新聞
出光、車向けSPS樹脂の生産能力を30%増強

 出光興産は25日、自動車向け電装部材に使われるシンジオタクチックポリスチレン(SPS)樹脂の生産能力を、現行比約30%引き上げると発表した。運転支援システムの普及を受け需要が拡大しており、安定供給できる体制を整える。千葉工場(千葉県市原市)の生産設備を改造し、年間生産能力を9000トンに向上。投資額は非公表だが、1億円程度とみられる。

 SPS樹脂は車載コネクターをはじめ、高電圧部品やミリ波レーダー(写真)など自動車用途が急伸。モバイル機器や家電製品、工業用フィルム用といった既存用途とあわせ、市場規模は年率10%で成長している。出光は2009年にも、千葉工場でSPS樹脂の生産能力を40%増強している。

 SPS樹脂はスチレンモノマーをメタロセン触媒技術によって重合したポリスチレンの一種。出光が85年に開発し、97年に工業化した。軽量で耐熱性や電気特性などに優れる。自動車用電装部品や家電部品のほか、箸の素材としても使われる。

(2016年1月26日 素材・ヘルスケア・環境)

393荷主研究者:2016/02/11(木) 14:31:54

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00372957?isReadConfirmed=true
2016年2月1日 日刊工業新聞
宇部興産、PP再生事業から来春撤退 原油安で価格競争激化

 宇部興産は2017年3月末に使用済みの家電や自動車が使っていたポリプロピレン(PP)の廃材を再生して洗濯機の部材、自動車の内外装部品にするリサイクルコンパウンド事業から撤退する。14年度の売上高は8億円。07年の事業化以降赤字が続いていた。

 同事業はPP廃材を多様な色に着色して新品のPPと同様の物性を持つ材料に再生する。最近は原油安で価格が下落した新品のPPとの価格競争が激化。

 リサイクルに適したPP廃材の調達も不安定化したため、16年末に堺工場(堺市西区)の生産設備を停止し、同設備の売却を検討する。

(2016年2月1日 素材・ヘルスケア・環境)

394荷主研究者:2016/02/21(日) 21:19:36

http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/29450
2010年07月16日 ケムネット東京
ポリプロ設備の縮小進む、来春の宇部PP合わせ25.9万トン減に

 日本ポリプロが15日、鹿島(三菱化学)と五井(チッソ石油化学)のPPプラント計16万9,000トンの停止を発表したしたが、今年4月には最大手メーカーのプライムポリマーが連結子会社である宇部ポリプロの年産9万トン設備を11年3月末かぎりで停止すると発表している。

 日本ポリプロの2プラントと宇部ポリプロを合わせると、停止プラントの規模は年産25万9,000トン、国内全生産設備能力(326万8,000トン)の約8%が来年上期には“消える”ことになる。

 ポリプロ業界はこれまでも変遷が激しく、07年には浮島ポリプロが撤退(サンアロマーに設備譲渡)して、メーカーは現在6社体制といわれている。しかし、6社のうち宇部ポリプロと徳山ポリプロは、プライムポリマーの生産委託を受けているだけなので、本来的にいえばメーカーはすでに、プライムポリマー、日本ポリプロ、サンアロマー、住友化学の4社に集約されているといえる。

 先の「化学ビジョン研究会報告書」には、“中東産油国やアジア新興国の台頭で、石化製品をめぐる国際競争はさらに激化し、需給構造や環境に大きな変化が見られようとしている”とある。わが国ポリプロ業界がどう変わろうとしているのか注目される。

【ポリプロピレン・4社の生産能力】単位:トン(2010年6月末現在:ケムネット東京調べ)

(1)プライムポリマー  136万2,000
  ・市原工場  22万4,000
  ・姉崎工場  40万
  ・大阪工場  44万8,000
  ・徳山PP   20万
  ・宇部PP   9万

(2)日本ポリプロ   124万4,000
  ・鹿島工場  64万6,000
  ・五井工場  32万9,000
  ・川崎工場  8万9,000
  ・水島工場  10万

(3)サンアロマー  34万7,000

(4)住友化学    31万6,000

◇合計生産能力  326万8,000

396荷主研究者:2016/04/09(土) 21:23:12

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/03/04-23833.html
2016年03月04日 化学工業日報
SDPグローバル 国内外でSAP最適供給 設備投資さらに

 SDPグローバル(東京都中央区、下南裕之社長)は、国内外で高吸水性樹脂(SAP)の最適供給体制を構築する。2018年第2四半期にマレーシア新製造拠点の操業開始を予定しており、同拠点で20年に向けて第2プラント導入の準備を進める。その後の設備投資もマレーシアでの第3プラント、中国拠点での増設、北米新拠点設立といった複数の選択肢を検討する。一方、国内では新グレード「サンウェットSG」シリーズを軸に高付加価値化を推進。設備改造などを検討していく。SDPグローバルは三洋化成工業と豊田通商の合弁会社。

397荷主研究者:2016/04/09(土) 22:09:52

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00379306?isReadConfirmed=true
2016年3月24日 日刊工業新聞
荒川化学、水素化石油樹脂の新工場 接着剤向け需要増

 荒川化学工業は2016―20年度の新中期経営計画期間中に、水素化石油樹脂「アルコン」の3カ所目の製造拠点を開設する。同樹脂は紙オムツ向けホットメルト接着剤原料として需要が高まっており、現有設備もフル稼働が続く。16年度にも新設地など投資計画を固め、建設を進める考えだ。投資額は未定だが、数十億円を見込む。アルコン事業を含む粘接着剤事業の売り上げを、20年度に360億円(15年度予想比22・4%増)へ拡大を目指す。

 現在は水島工場(岡山県倉敷市)に年産能力1万5000トン、独エシュボルンに同2万数千トンの生産設備を持つ。それらと同規模の生産拠点を開設する。拠点の新設地は国内外で検討し、ユーザーである接着剤メーカーの利便性が高いエリアに開設する。同社はアルコンを65年に発売、当時はオンリーワンメーカーだった。競合の参入で現在は世界4番手だが、生産能力の増強で世界トップ3に入るシェア獲得を目指す。

(2016年3月24日 素材・ヘルスケア・環境)

399荷主研究者:2016/04/24(日) 17:31:49

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00381444?isReadConfirmed=true
2016年4月12日 日刊工業新聞
根上工業、福井工場が稼働 ポリマー系樹脂材料の生産能力5割増強

福井工場(福井市)

 【金沢】根上工業(石川県能美市、菅野俊司社長、0761・55・3121)は、ウレタンポリマー系樹脂材料「アートレジン」などを生産する新工場「福井工場」を福井市に稼働した。本社工場に続く2カ所目の生産拠点で、全社の生産能力を従来比50%増の月450トンに高めた。投資額は約20億円。主用途の電気・電子関連に加え、それ以外の新規用途を開拓する。併せて事業継続計画(BCP)を視野に災害や事故のリスク分散も狙う。

 福井市の臨海部の工業団地「テクノポート福井」に建設した。敷地面積3万900平方メートルで、延べ床面積は3200平方メートル。容量5000リットルと同3000リットルの樹脂材料製造用反応釜を1基ずつ新設し、同5000リットル1基を本社工場から移した。月産能力は200トン。

 アートレジンは紫外線(UV)や電子線などで硬化するウレタンポリマー。他製品も含めて同社の樹脂材料は液晶モニターの表面保護剤用など電気・電子関連が中心だが、それ以外の用途を開拓する。欧米やアジアなど海外の市場開拓も図る。5―10年後をめどに懸濁重合の熱可塑性樹脂材料なども生産できるようにして、リスク分散を進める。

(2016年4月12日 素材・ヘルスケア・環境)

400荷主研究者:2016/05/04(水) 12:57:41

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00382346?isReadConfirmed=true
2016年4月19日 日刊工業新聞
日本合成化学、OPLフィルムの能力2割増強

 日本合成化学工業は液晶ディスプレーに使う偏光フィルム向け主要部材「OPLフィルム」の生産能力を増強する。大垣工場(岐阜県大垣市)に7番目のラインを新設し、生産能力を現状比約2割高める。投資額は80億円。2017年7―9月期の完成を目指す。

 新設するラインの生産能力は年1800万平方メートル。現在は大垣工場に2系列、熊本工場(熊本県宇土市)に4系列の同フィルム生産ラインがあり、年8800万平方メートルの生産能力を持つ。最薄20マイクロメートル(マイクロは100万分の1)のフィルムを量産できる。従来より低収縮性、コントラストに優れるフィルムを生産できる設備にした。

 OPLフィルムは光学用ポリビニルアルコール(PVOH)フィルムで、偏光フィルムの主要部材。液晶ディスプレーの大型化や新興国市場拡大に伴い需要増を見込む。

(2016年4月19日 素材・ヘルスケア・環境)

403荷主研究者:2016/06/06(月) 23:07:10

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/05/18-24718.html
2016年05月18日 化学工業日報
新第一塩ビ ペースト塩ビの生産体制強化 5カ年で10億円投じ更新

  トクヤマ系の新第一塩ビ(東京都港区)はペースト塩ビの生産体制を強化する。愛媛工場(愛媛県)の重合設備をすべて最新設備に更新し、効率生産を追求する。需要や設備状況を見極めながら更新作業を進め、早ければ5年後の2021年度までに刷新する。投資額は10億円規模。主用途の建築資材向けの国内需要は堅調に推移する見通し。新たに自動車分野でも市場開拓に取り組んでおり、製造基盤を底上げし、事業拡大につなげる。

404荷主研究者:2016/07/17(日) 11:26:17

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00391006?isReadConfirmed=true
2016年6月30日 日刊工業新聞
中興化成工業、長崎県に新工場建設 22億円投資

 【長崎】中興化成工業(東京都港区、庄野直之社長、03・6230・4414)は29日、長崎県松浦市の東部工業団地に新工場を建設すると発表した。耐熱性が高く幅広い分野の製造工程で使われるベルトなどフッ素樹脂製品を製造する。同市内の既存工場が手狭になっており将来の需要増に対応する。

 新工場は平屋建てで建築面積9100平方メートル。総投資額は約22億円。省力化のため無人搬送車や自動倉庫を導入予定。2016年11月着工、操業開始は17年10月を予定。年間生産額40億円を見込む。

 庄野社長は「松浦には技能や知識が集積している。顧客ニーズへのさらなる対応力をつけたい」と意気込んだ。

(2016年6月30日 総合3)

405荷主研究者:2016/07/26(火) 23:12:43

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00392152?isReadConfirmed=true
2016年7月11日 日刊工業新聞
DIC、四日市工場にスチレンモノマー保管タンク増設 PS需要取り込む

 DICは約9億円を投じ、四日市工場(三重県四日市市、写真)にスチレンモノマー(SM)を保管するタンクを増設する。容量は5000キロリットルで、9月の完成を目指す。SMは食品容器やインフラ関連資材向けが好調なポリスチレン(PS)の原料として使われる。供給減の懸念があるSMを多く在庫できる体制を整え、もう一段の拡大が期待できるPS需要を取り込む。

 PSは透明性や発泡性に優れ、成形しやすい。無臭なため、コンビニエンスストアなどの弁当や総菜の容器に広く使われている。またPSを発泡させて断熱材として用いる発泡PSボードも、住宅建設などの伸びを追い風にさらなる需要増が見込まれている。

 国内のPSメーカーは、主要ユーザーの家電業界が海外への生産シフトを進めた影響を受け再編。足元の需給は均衡しているが、各社は今後の伸びを見込んでいる。一方、原料を供給するSMメーカーは設備を縮小している段階。老朽設備のトラブルなどを発端に、供給が滞ると指摘する声も聞かれる。

(2016年7月11日 素材・ヘルスケア・環境)

406荷主研究者:2016/08/07(日) 15:48:22

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/07/13-25491.html
2016年07月13日 化学工業日報
住友化学 千葉にPP新規工場 高性能タイプ技術確立

 住友化学は千葉工場(千葉県市原市)に高性能ポリプロピレン(PP)の量産工場を設置する計画だ。生産能力は年10万トン規模を想定し、2018年度までに投資内容を詰める。自動車材として使えば、従来のPPとは違い、ゴム成分などを配合しなくても耐衝撃性能を発揮し、品質向上と生産性を両立できる。千葉工場では触媒工場の新設も予定する。国内ポリプロピレン市場は国内需要の縮小を受けた設備圧縮の取り組みが多く、新規の量産工場は少なくとも直近10年程度ほとんど例がない。エチレンやその誘導品の設備停止が進められてきた千葉の有効活用に向けて再建の動きが加速する。

407荷主研究者:2016/08/07(日) 16:12:41

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160729/201607290845_27736.shtml
2016年07月29日08:45 岐阜新聞
黒金化成、美濃加茂に新工場 液晶用の樹脂原料生産

完成した黒金化成の新工場=美濃加茂市あじさいケ丘

 有機化学工業製品製造の黒金化成(名古屋市中区、増井國彦社長)は、岐阜県美濃加茂市あじさいケ丘に液晶ディスプレー用樹脂原料などを生産する新工場を建設した。8月中旬から試験生産を始め、2017年7月までに本格稼働させる。老朽化が進む知立工場(愛知県知立市)の生産を一部移管するもので、将来の主力工場とする。投資額は約30億円。

 新工場は、ぎふみのかもテクノパーク(中蜂屋工業団地)内の敷地1万9千平方メートルに建設し、鉄骨3階建て延べ2400平方メートル(倉庫などを含む)。事務所棟も設置した。

 反応缶や遠心分離機といった設備を導入し、液晶ディスプレー用樹脂原料のほか、半導体用樹脂原料などを製造する。少量多品種生産に対応し、生産量は最大で月25トン。生産額は月1億円。当初は約10人体制でスタートし、本格稼働時は新規雇用の5人を含め約40人まで増員する。18年までに知立工場の使用可能な生産設備の移管を行う。

 同社は大手化学メーカーとの共同開発や受託製造により、ファインケミカル製品の開発や製造を手掛け、15年12月期の売上高は約40億円。知立市に工場とテクニカルセンターを持つ。

 27日に竣工(しゅんこう)式があり、増井社長が「皆さんのおかげで予定通り工事が完了した。今後も支援をお願いしたい」とあいさつし、出席者とともに完成を祝った。

408荷主研究者:2016/08/07(日) 16:13:01

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00394481?isReadConfirmed=true
2016年7月29日 日刊工業新聞
三井化学、熱可塑性エラストマーの生産能力25%増強

 三井化学は28日、熱可塑性エラストマー(弾性樹脂)「ミラストマー」の生産能力を25%増強すると発表した。10億円弱を投じ、2017年6月までに生産子会社のサンアロイ(千葉県袖ケ浦市)の本社工場内に生産ラインを1系列増設する。

 生産能力は年5000トンが増え年2万5000トンとなる。自動車向け内装表皮原料などの需要を取り込む。

 17年2月に着工し、同10月の営業運転開始を目指す。ミラストマーは軟質樹脂の中でも低密度で軽量。加工性に優れ、自動車部品のほか建材や土木用目地材などに使われる。

(2016年7月29日 素材・ヘルスケア・環境)

412荷主研究者:2016/09/11(日) 11:44:36

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/08/24-26014.html
2016年08月24日 化学工業日報
昭和電工 サンアロマー連結子会社化 PP事業を再構築

 昭和電工は23日、JXエネルギーとライオンデルバセルの3社が出資するポリプロピレン(PP)メーカー・サンアロマーを11月1日付で連結子会社にすると発表した。サンアロマー株式のうち、50%にあたるライオンデルバゼル持分を、昭和電工とJXエネルギーが取得することで合意した。今回の株式取得を機に、サンアロマーとの連携を一層強化し、PP事業の競争力を一層強化する。

413荷主研究者:2016/09/11(日) 12:03:31

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/08/30-26094.html
2016年08月30日 化学工業日報
ポリプラスチックス 帝人との共同出資会社を完全子会社化

 ポリプラスチックス(ダイセル55%、米セラニーズ45%出資)は29日、帝人と共同出資する樹脂メーカー・ウィンテックポリマーの全株式を取得し、100%子会社化すると発表した。9月30日に帝人の持ち分をすべて取得する。ウィンテックポリマーの松山工場は帝人の松山事業所内に立地し、帝人から樹脂原料であるテレフタル酸ジメチル(DMT)の供給を受けていた。3月に帝人がDMTの製造を停止して以降、両社は原料の外部調達によって事業を継続していたが、今後はポリプラスチックスが完全子会社化し、すべての事業を引き継ぐ。

414荷主研究者:2016/09/11(日) 12:04:35

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00397786?isReadConfirmed=true
2016年8月30日 日刊工業新聞
ヤスハラケミカル、福山工場に新ライン ポリエチレンワックス生産20%増

化成品の新ラインを導入した福山工場

 【福山】ヤスハラケミカルは交通用塗料や接着剤などに用いる工業原料、ポリエチレンワックスの生産体制を増強する。福山工場(広島県福山市)内に省力・自動化に対応した新ラインを10月に稼働する。生産能力は10―20%程度高まる見通しだ。投資額は17億円。2020年の東京五輪・パラリンピックを控えたインフラ整備加速などで需要増を見込み、高品質な化成品の供給基盤を固める。

 ヤスハラケミカルはポリエチレンワックスを本社に隣接する高木工場(広島県府中市)で生産していた。ただ同工場が住宅地の近隣に立地するのに加え、製造設備が老朽化しているため、福山工場に新ラインの導入を決めた。

 福山工場は同社の主力拠点で天然素材のテルペンを原料とした樹脂などを手がける。機能性と量産化対応を備えた化成品の生産場所として、高木工場の設備を更新するより効果的と判断した。

 以前は人手が必要だったポリエチレンワックス製造において、新ラインでは自動化対応できる工程を取り入れて省コスト化にもつなげた。新設備は今春完成し、現在は10月の本格稼働前の調整運転を実施している。

 交通用塗料などに使われる同社のポリエチレンワックスは国内向けが約90%を占める。国内市場は東京五輪に向けたインフラ整備需要などで安定しているが、新設備の稼働で東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心とした海外比率引き上げの弾みにしたい考えだ。

(2016年8月30日 素材・ヘルスケア・環境)

415名無しさん:2016/10/19(水) 18:39:04
 樹脂フィルムの切断加工用の金型には日立金属製のSLD-MAGICという特殊鋼がいいらしい。

417荷主研究者:2016/11/12(土) 18:44:11

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/10/17-26727.html
2016年10月17日 化学工業日報
ポリスチレン内需が堅調推移 断熱ボード向けが成長

 ポリスチレン(PS)の内需が堅調に推移している。1―8月の国内出荷は前年同期比3%増加した。なかでもフォームスチレン(FS)用が継続的に伸長している。新設住宅着工戸数の好転といった建設分野の動向に合わせ、断熱材として使われるボードの需要が上向いているようだ。また、食品分野で発泡スチレンシート(PSP)の需要も根強いもよう。原料価格が安定的に推移すれば、全体としても昨年並みの出荷を維持しそうだ。ただ、輸入量は昨年を下回るペースとなっており、これを合わせた総需要は70万トンを割り込む可能性がある。

419荷主研究者:2016/12/04(日) 20:05:16

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/11/15-27110.html
2016年11月15日 化学工業日報
クレハ いわき事業所でPVDF5割増強

 クレハは14日、いわき事業所(福島県いわき市)で、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)製造設備を5割増強すると発表した。47億円を投資し、年産能力2000トン引き上げ同6000トン体制を構築する。2018年秋に稼働を開始する予定。リチウムイオン電池(LiB)の正極材をアルミ箔に接着する電極用バインダーとして需要が拡大していることに対応する。

423荷主研究者:2017/02/12(日) 11:49:55

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00415094?isReadConfirmed=true
2017/1/27 05:00 日刊工業新聞
三菱樹脂、長浜の生産ライン再配置 効率上げ競争力向上

非効率な配置を見直し、競争力を向上する(長浜工場)

 三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱樹脂は、長浜工場(滋賀県長浜市)の全域で生産ラインの再配置に乗り出す。2012年に売却した管材事業の空き建屋などを活用し、製品によって工程ごとに分散している生産設備を集約する。原料調達から製品出荷まで生産効率にこだわったレイアウトに再編し、操業上の損失を削減して競争力向上につなげる。

 三菱樹脂の長浜工場は、前身の長浜ゴム工業が創業した1946年に稼働した。現在は食品包装用の多層ラップフィルム「ダイアラップ」、建築資材「ヒシメタル」の主力工場に位置付けられる。ただし敷地の拡張や建て増しによって段階的に生産能力を高めてきたため、製品によって公道を挟んだり前後の工程が離れた建屋に分散してしまい、建屋ごとに仕掛かり在庫や従業員を抱える無駄があった。

 これに対し工場側も改善策を講じてきたが、限界があり、抜本的な見直しが必要になっていた。同工場は管材事業の売却を機に工場の大がかりなレイアウト変更に着手。第1弾として、近く2カ所ある物流拠点をまとめて工場への入出荷と構内の集配送機能を一元化する。今後、数年で古い建屋の耐震補強工事の負担や容積率を見極め、スクラップ&ビルドを含む高効率な配置を追求していく。

 長浜工場は近接する浅井工場(滋賀県長浜市)、山東工場(同米原市)と同様に同社の主力生産拠点で、国内従業員の約6割が所属する。浅井工場は主にハムやソーセージの包装に用いる共押出多層フィルム、山東工場は薄型ディスプレー(FPD)やラベル向けのポリエステルフィルムを生産する。浅井、山東の両工場は長浜の事例を踏まえ、構内道路や建屋の配置を工夫し、効率的な生産に寄与している。

(2017/1/27 05:00)

424荷主研究者:2017/02/12(日) 11:50:20

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170127/bsc1701270500005-n1.htm
2017.1.27 05:00 Fuji Sankei Business i.
ポリカ樹脂合弁、住友化学が解消 数十億円で完全子会社化

 住友化学は26日、米化学メーカー、トリンセオとのポリカーボネート樹脂の合弁を解消すると発表した。折半出資会社「住化スタイロンポリカーボネート(SSPC)」について、住化がトリンセオの保有株を1月31日付で買い取り、完全子会社化する。取得額は数十億円とみられる。

 トリンセオは、事業の選択と集中を進め、低燃費タイヤ原料などに経営資源を重点投入するなかで売却を判断した。一方、住化は今後、アクリル樹脂など他の高機能素材と合わせて売り込み、収益向上を図る考えだ。

 SSPCは、愛媛県新居浜市にある住化の工場内に本社を構え、国内3番目となる年6万トンを生産している。生産したポリカ樹脂は、トリンセオなどを通じて、カーポートの屋根や高速道路の遮音壁、自動車のヘッドライトカバー向けに供給している。トリンセオには、合弁解消後も供給を続ける。また、社名は「住化ポリカーボネート」に変更する予定だ。

 住化は、1996年に米ダウ・ケミカルと折半出資会社「住友ダウ」を設立し、ポリカ樹脂の生産に乗り出した。その後、2010年にダウから事業を引き継いだスタイロン(現トリンセオ)が持ち分を継承し、SSPCに社名変更していた。

425荷主研究者:2017/03/12(日) 18:52:22

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/02/06-28064.html
2017年02月06日 化学工業日報
荒川化学工業 独拠点で水素化石油樹脂を1割増強

 荒川化学工業は水素化石油樹脂を増産する。ドイツの製造拠点でボトルネック解消によって年間の生産能力を約1割増の2万4000トン規模に引き上げる。2018年度に実施される定期修理に合わせ増強する。水素化石油樹脂は、紙おむつに使われるホットメルト接着剤向けを中心に引き合いが強く、水島工場(岡山県倉敷市)とドイツの両拠点はフル稼働が続いている。同社は目下、コスモエネルギーホールディングス、丸善石油化学と共同で、千葉県・市原のコンビナート内で水素化石油樹脂の第3の拠点新設に向け、事業化の詳細を詰めている。19―20年度の稼働を目指している同拠点立ち上げまで、今回のドイツでの増強などにより、旺盛な需要に応えていく。

430荷主研究者:2017/05/06(土) 22:44:28

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00425521?isReadConfirmed=true
2017/4/21 05:00 日刊工業新聞
住化、スーパーエンプラで自動車向け開拓 車両軽量化に貢献

手前はスーパーエンプラ製のオイルコントロールバルブ、奥がアルミ製

 住友化学はスーパーエンジニアリングプラスチックのポリエーテルサルホン(PES)事業で自動車分野を開拓する。2017年度に車載向け売上高比率を全体の10%強(前年度数%)へ引き上げる。航空機や医療機器、調理家電・食器での採用実績が多い。今後は耐熱性や成型加工性を生かして自動車向けに攻勢をかける。コスト意識が高い顧客に対して、金属部品と比べて工程が少なくて済む加工コストの利点を訴求していく。

 PESは中大型航空機用の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)向けの添加剤で高い市場シェアを誇る。人工透析膜や歯科向け機械器具など医療分野も堅調だ。それに加え、新規領域として自動車向けに力を入れる。

 PESベースのコンパウンド(混練)樹脂が15年に車エンジン向けオイルコントロールバルブに初めて採用された。現在も顧客との共同開発が複数進んでいる。アルミニウム切削加工品からの代替で、車両の軽量化に貢献できるという。また、金属部品は旋盤加工など複数工程が必要だが、樹脂なら射出成形の1工程のみと製造工程の短縮化にもつながる。製品価格は割高だが、トータルコストでの利点を前面に打ち出して採用拡大を目指す。

 需要増に対応するため、18年に千葉工場(千葉県市原市)にPES製造設備を新設する。年産能力は3000トンで、愛媛工場(愛媛県新居浜市)と2拠点体制になる。

 同社が手がけるスーパーエンプラにはPESや高耐熱性の液晶ポリマーのほかに、それらを基にしたコンパウンド樹脂製品がある。

(2017/4/21 05:00)

433荷主研究者:2017/07/09(日) 11:29:49

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170705/bsc1707050500008-n1.htm
2017.7.5 05:00 Fuji Sankei Business i.
積水化学、宇都宮に自動車部品新工場

 積水化学工業は4日、自動車向けの樹脂製部品などを製造する工場を来年4月、宇都宮市に開設すると発表した。車の燃費向上に向け、金属製よりも軽い樹脂製部品の需要が高まっており、生産能力を強化する。投資額は約24億円。完全子会社の積水テクノ成型(東京)の工場で、生産能力は年間1万4000トン。自動車部品の製造拠点は、既存の愛知工場(愛知県豊橋市)と三重工場(津市)を合わせて3工場となる。積水テクノ成型は、自動車部品や産業用品の事業拡大を図り、2020年度の売上高を現在の約4割増の200億円にすることを目指している。

435荷主研究者:2017/08/06(日) 23:03:06

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/07/25-30292.html
2017年07月25日 化学工業日報
新第一塩ビ VCM回収装置更新

 新第一塩ビ(東京都港区)は塩化ビニル樹脂の生産体制を強化する。今年10月に徳山工場(山口県)の塩ビ製造設備のうち、未重合のガスを改修する設備を更新する。愛媛工場(愛媛県)では中核設備の重合缶の刷新を進めている。塩ビ設備は半世紀近く操業している設備が増えてきた。同社では堅調な国内需要を取り込むためにも設備保全に一段を力を注ぐ。

437荷主研究者:2017/09/14(木) 23:29:34

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170824/bsc1708240500003-n1.htm
2017.8.24 06:03 Fuji Sankei Business i.
化学大手、自動車向け樹脂材料を増産 燃費規制で軽量化ニーズ高まり

ホンダの中国・広州市の合弁工場。旭化成は同国の自動車販売拡大に対応して、自動車向けの樹脂材料の生産を強化する=6月9日(会田聡撮影)【拡大】

 化学大手が自動車向けの樹脂材料を相次ぎ増産している。旭化成は23日、汎用(はんよう)樹脂のポリアミド(PA)やポリプロピレン(PP)に添加剤などを混ぜ、機能を持たせた樹脂コンパウンドの新工場を中国に建設すると発表。東レも同日、ハンガリーで、高機能のポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂コンパウンドを生産すると発表した。燃費規制の強化で自動車の軽量化ニーズが高まり、金属から樹脂への素材の置き換えが進むなか、今後も堅調な需要が見込めると判断した。

 旭化成は、江蘇省常熟市に生産子会社「旭化成塑料」を設立し、ドアハンドルなど幅広い自動車部品の材料として2020年初頭に生産を始める。生産能力は年2万8000トンで、投資額は30億円以上になる見通し。中国で自動車販売が拡大し、軽量化で1台当たりの使用量も増えているのに対応、同省蘇州市の工場と合わせ2拠点体制を築く。

 一方、東レは14年に買収した炭素繊維メーカー、米ゾルテックのハンガリー工場内に、PPSコンパウンドの生産設備を導入、18年3月に稼働させる。生産能力は年3000トンで、投資額は5億〜10億円とみられる。

 PPSコンパウンドは熱や薬品に強いため、自動車の電装部品やエンジン部品に採用されており、金属からの置き換えが進んでいる。

 東レは日本や米国で生産しているが、欧州自動車メーカーからの引き合いが増えていることから、初の欧州生産に乗り出す。今回の生産開始で、PPSコンパウンドの拠点は6カ国・8拠点となる。

 自動車向け樹脂は、三井化学が7月にPPコンパウンドの生産を米国とメキシコ、インドで増強するなど、他のメーカーも増産対応を進めている。

438荷主研究者:2017/10/01(日) 11:20:04

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00443032?isReadConfirmed=true
2017/9/14 05:00 日刊工業新聞
DIC、小牧工場の生産能力増強 PPSコンパウンドで

増設を行う生産現場(小牧工場)(DIC提供)

 DICは13日、自動車部品に使われるポリフェニレンサルファイド(PPS)コンパウンド(混練)の生産能力を現状比15%引き上げると発表した。小牧工場(愛知県小牧市)に年3500トンの設備を増設し、生産能力を同2万6500トンにする。投資額は約8億円。2018年9月の稼働を目指す。金属や他の樹脂からの代替需要が増えている自動車部品や給湯器向けの要求に応える。

 PPSは耐熱性や耐薬品性、寸法安定性に優れる。自動車部品や住宅設備分野を中心に広く使われており、特に自動車用は他の樹脂からの切り替えや電装部品への採用を追い風に1台当たりの使用量が増加。PPS全体の世界需要は年率6―8%拡大している。この環境下で、DICも足元の世界シェア27%を18年に30%以上にする目標を掲げている。

 DICは小牧工場のほか、豪州とマレーシア、中国でもPPSコンパウンドを生産している。小牧工場の増強により、全社の生産能力は4万3000トンに高まる。

(2017/9/14 05:00)

439荷主研究者:2017/10/01(日) 11:46:52

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00443642?isReadConfirmed=true
2017/9/20 05:00 日刊工業新聞
大阪ソーダ、ダップ樹脂 1.5倍増産 UVインク需要に対応

大阪ソーダの松山工場

 大阪ソーダは2020年頃をめどに、印刷用紫外線(UV)インクなどに使われる熱硬化性樹脂のダップ樹脂(ジアリルフタレート樹脂)の生産能力を現状比約1・5倍に引き上げる。松山工場(松山市)のダップ樹脂製造設備を増設する。投資額は10億円程度を見込む。早期に生産能力を高めることで、世界的に拡大しているUVインク需要に対応する。

 ダップ樹脂は大阪ソーダが世界で唯一生産している。UVインク用途向けに国内だけでなく、欧米の大手インクメーカーにも新規採用が進む。順調に拡販が進んでいるため、需要動向を見極めつつ、ダップ樹脂の生産能力を引き上げる方針。増産は15年に行って以来となる。UVインクは無溶剤で環境に優しく、従来のオフセットインクより早く乾燥するため、市場拡大が進んでいる。調査会社の富士経済(東京都中央区)によると、20年時点でのUVインクの世界市場は15年比22・2%増の11万トンになると予測する。

 ダップ樹脂は電気絶縁性や耐熱性、耐湿性、耐薬品性などに優れ、食品容器の印刷や信号機の電機部品などに使用されている。

 今後は従来のダップ樹脂と同等の性能を持ち、欧州の環境基準に適合した新規樹脂についても18年度を目標に製品化する方針だ。

(2017/9/20 05:00)

440荷主研究者:2017/10/14(土) 22:16:22

http://www.mitsuichem.com/jp/release/2017/2017_1005.htm
2017年10月5日 三井化学株式会社

熱可塑性エラストマー「ミラストマーR」増産設備の営業運転開始ついて
〜 モビリティ分野での積極的な事業拡大を推進 〜

 三井化学株式会社(所在地:東京都港区、社長:淡輪 敏)は、熱可塑性エラストマーの需要拡大に対応するため、サンアロイ株式会社(三井化学100%出資、社長:伊藤 貢)で「ミラストマーR」生産設備1系列(年産能力5,000トン)の増設を進めて参りましたが、10月1日より営業運転を開始致しました。

 これにより、当社のミラストマーR国内年産能力は20,000トンから25,000トンに増強されました。

 ミラストマーRは、軟質樹脂の中でも密度が低く、軽いうえ、成形加工性に優れるという特長を有しており、自動車部品のほか建材ガスケット・土木目地材、各種グリップ部品などに数多く使用され、需要が拡大してきました。今後も自動車の内装表皮、ウェザーストリップ、ステアリング・ブーツ、エアバッグ・カバーといった用途を中心に世界的に更なる需要拡大が見込まれています。今回のミラストマーR増産は、こうした需要拡大に積極的に対応したものです。

 当社は、モビリティ事業をヘルスケア、フード&パッケージングとともに成長の事業領域と位置付け、積極的な事業拡大を図っております。ミラストマーR事業は、モビリティ事業の中核の一つであり、積極的に強化・拡大を進めております。当社は、今回のサンアロイでの増産を機にミラストマーR事業の一層の強化を図るとともに、今後も世界的に拡大する需要を的確に捉え更なる事業拡大を進めてまいります。

サンアロイ(株)の概要
 会社名 サンアロイ株式会社(Sun Alloys Co., Ltd.)
 資本金 50百万円(三井化学100%出資)
 設立 1993年11月
 所在地 本社・工場:千葉県袖ケ浦市長浦
 社長 伊藤 貢
 事業内容 合成樹脂コンパウンド製品の製造・販売
 年産能力 増強後25,000トン(架橋タイプ・ミラストマー(TPV)のみの能力)

442荷主研究者:2017/11/07(火) 22:31:16

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/10/16-31312.html
2017年10月16日 化学工業日報
トクヤマ 新第一塩ビの保有株 日本ゼオンから取得

 トクヤマは13日、塩化ビニル樹脂を手がける連結子会社、新第一塩ビ(東京都港区)に出資する日本ゼオンの全保有株式(14・5%)を同日付で取得したと発表した。もともと新第一塩ビはゼオンが経営を主導していたが、1999年からはトクヤマ主導に変わり、ゼオンゆかりの水島工場や高岡工場は08年までに停止。新第一塩ビの事業活動上、ゼオンのかかわりは実質なくなっていた。

443荷主研究者:2017/11/07(火) 22:32:02

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/10/17-31331.html
2017年10月17日 化学工業日報
ユニチカ ポリアリレート2割増強 車・スマホ向け

 ユニチカは、高耐熱の透明樹脂であるポリアリレート樹脂を大幅に増産する。宇治事業所(京都府宇治市)での約20%増強を決めるとともに、新工場の検討に着手した。立地は国内だけでなく海外も視野に入れる。ポリアリレート樹脂は、自動車のヘッドランプ関連部品やスマートフォンのカメラレンズモジュール向けに引き合いが強まっている。宇治の増産分は2018年度第3四半期に出荷を始める予定だが、早期のフル稼働が見込まれているため、新工場の建設は18年度中にも意思決定する。

【写真説明】宇治事業所のポリアリレート樹脂を作るプラント(上)はフル稼働中。自動車のヘッドランプ関連部品に使用されている

444荷主研究者:2017/11/07(火) 22:34:38

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00447958?isReadConfirmed=true
2017/10/25 05:00 日刊工業新聞
エフピコ、食品容器の再生原料工場が完成

 【福山】エフピコは24日、関東エコペット工場(茨城県八千代町=写真)の竣工(しゅんこう)式を開いた。同工場は回収した使用済み食品容器などを再生し、「エコAPET」という食品用ポリエチレンテレフタレート(PET)容器の原料を手がける。約6万9000平方メートルの敷地に4階建てで延べ床面積約4万3000平方メートルの新棟を設けた。投資額は157億円。

 新工場のエコAPET原料の供給能力は年2万トンで再生容器は月6万ケースを生産できる。同社グループとして同様の拠点は、西日本ペットボトルリサイクル(北九州市若松区)、中部エコペット工場(岐阜県輪之内町)に次いで国内3カ所目。エコAPET原料の供給規模は年5万トンとなり、高齢化の加速などで需要増が続くスーパー向けの総菜や弁当の「中食」市場を支える。

 佐藤守正社長は「エフピコで最大の投資をした工場。(中国などからの)輸入原料を使わず、容器を一貫生産できる競争力を持つ施設だ」と力を込めた。

(2017/10/25 05:00)

448荷主研究者:2017/11/19(日) 11:57:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00450940
2017/11/16 05:00 日刊工業新聞
帝人、高強度・耐熱性の新樹脂 ポリカとポリプロピレンの混練に成功

 帝人は15日、業界初となるポリカーボネート(PC)とポリプロピレン(PP)のコンパウンド(混練)に成功したと発表した。自社生産するPCコンパウンドで蓄積した相溶技術を活用し、実用化した。新たな混練樹脂は高強度と耐熱性、耐薬品性を兼ね備える。

 また、帝人は新たな樹脂を使い感染性廃棄物収集・運搬を手がける日本シューター(東京都千代田区)と医療機関などで使用する「感染性廃棄物収納容器=写真」を共同開発した。

 従来のPP製容器に比べ耐熱温度が約30度C高く、不可能だった高圧蒸気滅菌ができ、繰り返し使える。注射針貫通強度も同2倍以上あり、安全性を向上できる。

 PCとPPの混練は強度や耐熱性など相互の特徴の補完性が良い上、コスト性も優れるため多くの樹脂メーカーが取り組んでいた。

(2017/11/16 05:00)

452荷主研究者:2018/02/18(日) 10:59:36

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00459394?isReadConfirmed=true
2018/1/26 05:00 日刊工業新聞
帝人、液晶用白色フィルム撤退 付加価値品へシフト

 帝人は液晶ディスプレー用の白色フィルムから撤退する。2019年3月末をめどに、基幹部品のバックライト反射板に使用する白色ポリエステルフィルムの生産を停止する。最盛期の10年頃は世界首位となる約40%のシェアだったが、ディスプレー価格が下がり、近年は中国メーカーの攻勢にさらされ生産を大幅に減らしていた。設備を付加価値品の離型フィルムなどに振り向け、苦戦する事業収益の改善につなげる。

 主力拠点の宇都宮事業所(宇都宮市)で生産を段階的に減らし、19年3月中には供給を終える計画だ。顧客にも既に意向を伝えており、顧客も別の調達先の選定を進めている。

 液晶ディスプレー用白色フィルムの生産停止後は、空いた設備を市場成長が期待できる付加価値品に振り向ける。工業製品などの製造工程で使う離型フィルムや、LTO(磁気テープ記憶装置)用のポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムの生産を増やす方針だ。

 帝人は04年に同製品に参入。最盛期は岐阜事業所(岐阜県安八町)を中心に月間500トンを生産したが、安価な製品を供給する中国メーカーが台頭し、採算性が悪化。近年は同数十トンまで出荷を減らしていた。国内のフィルム生産を16年に宇都宮事業所に集約した後も生産していたが価格の好転は見込めないと判断した。

 帝人は米デュポンと続けてきたフィルムの海外製造会社を売却する方針を17年10月に表明。汎用品からの撤退を進め、利幅の大きい付加価値品へのシフトを加速する。

(2018/1/26 05:00)

455荷主研究者:2018/02/18(日) 11:33:02

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00460195?isReadConfirmed=true
2018/2/1 05:00 日刊工業新聞
帝人、フィルム増産 高機能品シフト、収益底上げ

生産能力の増強が続く宇都宮事業所(宇都宮市)

 帝人はフィルム事業で高機能品の増産や生産の効率化に乗り出す。2018年中に国内工場で高付加価値品のポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを20%増産するほか、海外でも機能性のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム製品の生産を増やす。設備を改修し、生産品目の切り替え時間を短縮する。投資額は10億円。新興国の台頭で苦戦が続き利幅が薄い汎用品の縮小や撤退を進めてきたが、今後は利幅の厚い機能製品を増やして収益力を底上げする。

 中核拠点の宇都宮事業所(宇都宮市)で原料樹脂の押出機などを改修し、PENフィルムの生産能力を増強する。同フィルムは業界で帝人のみが生産し、引き合いも強い。特にLTO(磁気テープ記憶装置)向けなど高付加価値品の受注増加に対応する。

 海外ではインドネシア工場(タンゲラン市)でPETフィルムにシリコン系樹脂などを塗工する設備を改修し、工業製品の生産工程に使われる離型フィルムの生産能力を高める。同製品は未加工フィルムより加工度が高く、市場拡大も期待できる。

 PETフィルムは新興国との競争が激しいため、強みの高い樹脂塗工技術やノウハウを生かせる加工品にシフトする。

 両拠点ともスリッター設備などの改修を進め、生産銘柄の切り替え時間を短縮する。高機能品の生産比率が上がる中で小口受注が増え、課題となっていた切り替えに伴う収率低下を改善する。細かな注文に柔軟に対応し、顧客開拓に生かす。

 帝人はすでにフィルム事業で米デュポンとの海外フィルム製造合弁会社の売却を表明。また汎用化が進む液晶ディスプレー用白色ポリエステルフィルムの生産停止も決めた。事業縮小の一方で、高付加価値品分野へのシフトを加速する。

(2018/2/1 05:00)

457荷主研究者:2018/03/11(日) 11:06:20

http://www.sankeibiz.jp/business/news/180227/bsc1802271702013-n1.htm
2018.2.27 17:02 Fuji Sankei Business i.
東洋紡、愛知・犬山工場を増強 液晶ディスプレー用の保護フィルム

 東洋紡は27日、愛知県犬山市の犬山工場に、液晶ディスプレー用の保護フィルムの製造設備を増設すると発表した。ディスプレーの大型化でフィルム需要が伸びており、生産能力を現在の2倍以上に拡大する。100億円を投資し、2020年5月の量産を目指す。

 中国の液晶パネルメーカーなどから引き合いが強まっていることに対応する。工場増設により、21年に液晶ディスプレー用保護フィルムの売上高を、現在の約2倍の200億円に拡大させる。

 東洋紡のフィルムはディスプレーの色むらを抑え、湿気などに強いのが特徴で、犬山工場のほか、敦賀事業所(福井県敦賀市)でも生産している。

458荷主研究者:2018/03/11(日) 11:16:58

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00463714?isReadConfirmed=true
2018/2/28 05:00 日刊工業新聞
石塚硝子、ペットボトル中間製品を増産 本社工場に新ライン

PETプリフォーム

 【名古屋】石塚硝子は飲料用ペットボトルの中間製品(プリフォーム)の新製造ラインを本社工場(愛知県岩倉市)に導入し、2019年1月に稼働する。年間生産能力は3億本弱で、投資額は約12億円。さらにもう1本の同様の製造ラインの導入も検討している。ガラス容器からの切り替えや飲料の小口化で伸びる需要に対応し、最新設備で効率を高め、価格競争力も高める。

 プリフォームは試験管に似たポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂の成形品。加熱し、膨らませて金型に押し当てるブロー成形によりボトルの形状にする。

 石塚硝子は国内の同市場で3割近いシェアを持つ。本社工場に5本、子会社の日本パリソン東京工場(茨城県境町)に17本の製造ラインがすでにあり、新製造ラインが23本目となる。

 1・5―2リットル容器のペットボトル飲料は小売りでの値引き競争が激しく、飲料メーカーは小容量ペットボトル飲料の製品開発・販売に力を入れている。ガラス容器からの切り替えも進み、プリフォーム需要は年々増加している。

 調味料やドレッシングでもガラス容器からペットボトルへの切り替えは進んでいるが、石塚硝子はプリフォーム事業においてロットが大きい飲料用に経営資源を集中する方針。積極投資で一層のシェア拡大を図る。

(2018/2/28 05:00)

459荷主研究者:2018/03/26(月) 23:35:35

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00466163?isReadConfirmed=true
2018/3/19 05:00 日刊工業新聞
DIC、ポリスチレン生産を2割増強 食品容器向け需要伸長

 DICは食品の包装容器や光学部材などに使われるポリスチレンの生産能力を、従来比21・6%増の年20万8000トンに引き上げた。四日市工場(三重県四日市市=写真)で生産設備を増強したほか、生産プロセスを最適化した。投資額は非公表。ポリスチレンは透明性や発泡性、成形性に優れる。無臭であることも評価され、食品容器向け需要が伸長。足元では市販の弁当や総菜を持ち帰って食べる“中食”の広がりもあり、小型容器や電子レンジでの使い勝手を高めた発泡容器用が急増している。

 DICはPSジャパン(東京都文京区)、東洋スチレン(東京都港区)と並ぶポリスチレンの大手。今回の生産増強を踏まえ、ポリスチレン事業の売上高を2023年に17年比10%増やす目標を掲げている。

460荷主研究者:2018/04/01(日) 10:49:02

https://www.chemicaldaily.co.jp/日本%ef%bd%81%ef%bc%86%ef%bd%8c%e3%80%80%ef%bd%81%ef%bd%82%ef%bd%93樹脂に積極投資/
2018年3月20日 化学工業日報
日本A&L ABS樹脂に積極投資

 日本エイアンドエル(日本A&L)は、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂事業の拡大に向け設備投資を急ピッチで進める。愛媛工場(愛媛県新居浜市)での造粒設備更新に続き、ポリマーアロイなどを手掛ける国内子会社でコンパウンド設備を最新鋭のラインに置き換え、生産能力を高める。さらに2019年度からの次期3カ年中期経営計画中には、ゴム成分などの生産能力を増強する方針。中国では出資する日系企業が大幅な能力増強を計画している。ゴム成分についてはこれら海外拠点にも供給し、拡大する需要に応える。

464荷主研究者:2018/04/08(日) 11:49:12
>>463
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180329-256498.php
2018年03月29日 08時10分 福島民友新聞
いわき事業所設備増設に100億円投資 クレハ、21年稼働予定

 いわき市に生産拠点を置くクレハ(東京都、小林豊社長)は27日、同市のいわき事業所に、耐熱性の高い樹脂の製造設備を増設することを発表した。

 8月に着工し、稼働は2021年2月の予定。

 樹脂は、ポリフェニレンサルファイド。自動車のエンジンルーム内の部品に使われ、需要の拡大が見込めるという。

 現在は同事業所内の設備で年間1万700トンを生産しているが、新たに年間5千トンを増産できる設備を設ける。

 投資額は100億円。経済産業省の「津波・原子力災害被災地雇用創出企業立地補助金」を活用し、雇用の確保にもつなげる。

466荷主研究者:2018/05/20(日) 18:19:07

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00472464?isReadConfirmed=true
2018/5/9 05:00 日刊工業新聞
家庭用ラップ 60年目への挑戦(上)2社でシェア8割

サランラップは3月に、M字型刃の新パッケージを導入

NEWクレラップはV字型刃の「クレハカット」で市場を席巻

 日本の食卓で大活躍する家庭用ラップは、クレハが手がける「NEWクレラップ」と旭化成ホームプロダクツ(東京都千代田区)の「サランラップ」が2強だ。ともに1960年発売で、20年に60年の節目を迎える。両社とも時代ごとに変化する消費者の生活スタイルにあわせ、地道に使いやすさを追求してきた。足元の国内シェアは2社合計で約8割。他を寄せ付けない発想で独自の技術力を磨き上げ、圧倒的な存在感で市場を制する。(全2回)

【高い遮断性】
 国内で最初の家庭用ラップは、呉羽化学工業(現クレハ)が発売した「クレラップ」。2カ月後には旭化成工業(現旭化成)と米ダウ・ケミカル(現ダウ・デュポン)の合弁会社が「サランラップ」を送り出した。現在はどちらも幅30センチメートルと22センチメートル、15センチメートルで、長さ50メートルと20メートルの計6種類をそろえる。発売時は幅30センチメートルが売れ筋だったというが、核家族化や個食化が進んだ今は幅22センチメートルが主力。特に50メートル版は品種別販売の4割を占める柱だ。

 NEWクレラップやサランラップの主原料は、合成樹脂のポリ塩化ビニリデン(PVDC)だ。食品の鮮度保持に不可欠な酸素や水蒸気のバリアー性(遮断性)が高く、食器との密着性も優れる。冷凍庫から電子レンジまで対応する使い勝手の良さも普及を後押しした。約500億円の国内市場でNEWクレラップは35%、サランラップは48%を占める。残りは業務用が主体のポリエチレン(PE)やポリ塩化ビニル(PVC)製ラップだ。

【パッケージ改良】
 ただ同じPVDCとなると、その差は薄さや強度、弾力など製法によるわずかな違いに限られる。こうなると消費者の好みや慣れも関係してくるため、素材そのものでの差別化は難しいのが実情だ。そこで両社が重きを置くのが、使いやすさを左右するパッケージの改良だ。クレハの陶山浩二執行役員家庭用品事業部長は「クレラップからNEWクレラップに衣替えした89年以降だけでも、140カ所以上の仕様を見直した」と胸を張る。

【大胆な改良】
 実際、NEWクレラップは毎年のように細かい仕様変更を打ち出す。特に知名度を引き上げたのが、89年に採用したV字型刃の「クレハカット」だ。箱を内側に傾けるだけで中央部から簡単に切れる仕組みで、陶山執行役員は「これで25%だったシェアが35%に拡大した」と振り返る。ラップの飛び出しや巻き戻りを防ぐ工夫や箱の小径化、さらには箱の角を面取りして握りやすくするなど、クレハならではのこだわりが詰め込まれている。

 これに対し、サランラップは数年単位ながら大胆な改良が持ち味だ。3月には、それまでの直線刃をM字型刃に変更。「クレハカットへの宣戦布告」(関係者)と業界を驚かせた。旭化成ホームプロダクツの坂元善洋マーケティング部長も「M字型刃は今回最大のポイント」と自信をみせる。3カ所の先端に力を集中させることで切れ味を向上。端を折り込み開封直後の引き出しを容易にしたほか、箱を2ミリメートル細くして握りやすさも高めた。

(2018/5/9 05:00)

467荷主研究者:2018/05/20(日) 18:19:28

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00472684?isReadConfirmed=true
2018/5/10 05:00 日刊工業新聞
家庭用ラップ 60年目への挑戦(下)大手2社の改良と創意工夫

「サランラップに書けるペン」で新たな市場を創出(旭化成ホームプロダクツ)

イメージキャラクター「クルリちゃん」(クレハ)

【攻略の思惑】
 クレハと旭化成ホームプロダクツ(東京都千代田区)の両製品が「切りやすさ」や「持ちやすさ」を強調する背景には、20―30代女性を攻略したい思惑がある。関係者によると「NEWクレラップは30―40代、サランラップは50―60代の支持が多い」という。ただその中でも指名買いは一部で、大半は店頭で選ぶ層だと言われる。このため両社が狙うのが、例えば1人暮らしで初めてラップを使うようになった初心者。早期に“ファン”として取り込んだ上で、安定ユーザーに育てる戦略を示す。

 その姿勢は近年のテレビCMにも表れている。クレハはV字型刃を訴求してきた従来を改め、イメージキャラクターの『クルリちゃん』『クルミちゃん』がNEWクレラップを使う日常を描く。陶山浩二執行役員は「特にファミリー層の好感度が高い」と目を細める。またサランラップも緑・赤・青のパッケージカラーをまとったキャラクター『たぶんクマ』を起用。製品の機能以上に、若い世代にブランドを浸透させる路線にかじを切った。

【打開策】
 国内の人口減少を迎える中で市場の展望が明るいわけではない。クレハの陶山執行役員も「家庭用ラップ市場は年0・5%の落ち込みを見込む」と打ち明ける。その上で掲げる打開策の一つが、2014年に始動した「クレラップコミュニティ」だ。ホームページから登録した10―60代以上の安定ユーザー約3万人が、料理のレシピやユニークな使い方を自由に発信し合うことができるファンサイトだ。製品の豆知識やクイズも楽しめる。

 思い描くのは「テレビCMとは異なるアプローチ」(陶山執行役員)で、すでに手応えも感じている。そもそも安定してNEWクレラップを購入する“ロイヤルユーザー”の集まりだが、さらに同製品だけを選ぶ“オンリーユーザー”が17年に14年比6・2ポイント増の13・3%に拡大する効果があったという。18年度はキャラクターのLINEスタンプを充実するほか、インスタグラムやフェイスブックなどの積極活用にも乗り出す計画だ。

【創意工夫】
 市場縮小という逆境に挑むのはサランラップも同じ。旭化成ホームプロダクツの坂元善洋マーケティング部長は「マーケットリーダーとして使い方を提案し、市場を創出したい」と意気込む。その一例が、ラップにイラストやメッセージを書ける「サランラップに書けるペン」だ。おにぎりやサンドイッチを包んだ後で飾り付けたり、冷凍保存の管理用に日付を入れたりできる。投稿写真のコンテストや体験イベントも開いている。

 家庭用ラップを選んでもらい使い続けてもらうため、絶え間ない改良や創意工夫に終わりはないようだ。

(堀田創平が担当しました)

(2018/5/10 05:00)

469荷主研究者:2018/06/06(水) 23:06:20

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00474454?isReadConfirmed=true
2018/5/23 05:00 日刊工業新聞
プライムポリマー、GFPP製造設備を新設

 三井化学グループのプライムポリマーは22日、姉崎工場(千葉県市原市)にガラス長繊維強化ポリプロピレン(GFPP)の製造設備を新設すると発表した。年産3500トンで、2019年9月の営業運転開始を予定。軽量や剛性、耐衝撃性とともに、無塗装で使える外観性が評価されて自動車のバックドア内装材などに採用されている。

 プライムポリマーはこれまで国内で委託生産したGFPP「モストロン―L」を販売してきた。販売量が増えてきたことから、自社生産に乗り出すことにした。投資額は明らかにしていない。

(2018/5/23 05:00)

472荷主研究者:2018/09/24(月) 21:49:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00487657?isReadConfirmed=true
2018/9/7 05:00 日刊工業新聞
江守商事、PVC混練設備を増強 月産能力650トン体制

 【福井】江守商事(福井市、市川哲夫社長、0776・36・1133)は、2億2000万円を投じ、子会社の北陸化成工業(福井市)の塩化ビニール樹脂(PVC)のコンパウンド(混練)設備を増設した(写真)。10月に月産能力は現状比2割増の650トン体制となる。建材などの需要増に合わせて供給余力を確保し、シェア拡大を狙う。

 本社工場敷地に2階建てで延べ床面積784平方メートルの新棟を完成。コンパウンド設備は従来6ラインあるうち、主力品向けと同仕様で1ライン増やし、増産とバックアップの二つの役割で運用する。将来に1ラインを追加増設する余地も備える。

 PVCコンパウンド品は窓サッシの樹脂化の進展や、耐薬品性の特性で半導体製造装置向け部品の需要も伸びている。中小の同業者が徐々に廃業して仕事が回ってくる傾向もあり、同社は高い操業率が続いているという。樹脂メーカー系ではない独立系の特色を生かして事業拡大を進める。

(2018/9/7 05:00)

475荷主研究者:2018/10/23(火) 23:29:18

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201809/0011677615.shtml
2018.09.27 神戸新聞
海中で分解するプラスチック生産5倍に増強 カネカ

カネカが製造する生分解性プラスチックの使用例(同社提供)

 化学メーカー大手のカネカは、兵庫県高砂市の高砂工業所で製造している「生分解性プラスチック」の生産能力を2019年12月に現在の5倍の年約5千トンに増強する。植物油脂を主原料とし、海水や土の中の微生物によって分解されるのが特長。プラスチック廃棄物による海洋汚染が世界的な問題となる中、欧州での規制強化を受けた需要増に対応する。投資額は約25億円。

 同工業所にある生分解性プラスチックの製造設備は11年に稼働し、生産能力は年約千トン。水温30度の海水で6カ月以内に90%以上が分解されるという基準をクリアし、17年に国際的な認証を取得した。製品は、使い捨てプラスチック削減に向けた規制が強まる欧州を中心に、店で買った果物や野菜を入れる袋や、生ごみを堆肥化する際に使う袋の素材として採用され、販売量が増えているという。

 同社は今後、食器、食品包装資材のほか、漁具や釣り具などの海洋資材といった幅広い用途で使われる可能性があると想定する。

 生分解性プラスチックの世界全体の生産能力は17年に88万トンとされる。同社では、22年に世界需要が100万トンを超えるとみており、将来的には生産能力を年2万トンまで引き上げることも検討している。(大島光貴)

480荷主研究者:2019/02/09(土) 21:17:32

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00500816?isReadConfirmed=true
2018/12/26 05:00 日刊工業新聞
東洋紡、食品包装向けフィルム設備刷新 犬山工場で年2万トン規模

犬山工場に新設するOPPフィルムの工場棟(イメージ)

 東洋紡は25日、約70億円を投じて犬山工場(愛知県犬山市)の食品包装向け二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムの設備を刷新すると発表した。新設する工場棟に年産2万トン規模の設備を導入、2022年春に稼働する。老朽化した既存の設備は段階的に止める。食事の個食・個包装化を背景に拡大する包装需要に対応する。

 延べ床面積約1万平方メートルの新工場棟には、透明・防湿性に優れ野菜、菓子などの包装に使われるOPPフィルムの生産設備を新規導入する。同社では1964年から同フィルムを生産するが、近年は野菜から出る水蒸気で曇らない防曇性のあるフィルムなど要求機能が多様化している。設備の刷新で高付加価値製品に対応していく。

(2018/12/26 05:00)

481荷主研究者:2019/04/14(日) 21:02:37

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00509815?isReadConfirmed=true
2019/3/15 05:00 日刊工業新聞
ダイセル・エボニック、PEEKの国内加工拡大 コスト・輸送時間削減

 ダイセル・エボニック(東京都新宿区、金井産社長、03・5324・6331)は、耐熱性や耐薬品性などに優れた高機能樹脂のポリエーテルエーテルケトン(PEEK)の国内加工への切り替えを図る。同社が販売するPEEK(写真)は独エボニックインダストリーズが中国・長春で生産、ドイツ・マールでコンパウンド(混練)後、日本に輸出されている製品が含まれている。日本向け製品は長春からダイセル・エボニックの工場に送り、加工するようにすることで、コストを抑える狙いだ。

 独マール経由のPEEKを供給している取引先に了解を得て、順次切り替える。取引先が従来通りの工程での供給を求めた場合には、そのように対応する。既に一部のPEEKは長春から日本に直送し、ダイセル・エボニックの網干工場(兵庫県姫路市)で加工している。独エボニックのマール工場で加工する場合と比べて、輸送に掛かる時間を短縮でき、顧客の要望により迅速に対応できる。

 ダイセル・エボニックはダイセルとエボニックジャパン(東京都新宿区)の共同出資会社で、PEEKやポリアミド12などのメーカー。独エボニックなどから供給された樹脂を、網干工場で日本の取引先の要望に合わせた品質に加工し、機能性樹脂として提供している。PEEKは自動車、エレクトロニクスや医療などの分野で需要が伸びている。

(2019/3/15 05:00)

482荷主研究者:2019/06/02(日) 22:46:37

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45135490S9A520C1TJ1000/
2019/5/22 21:00 日本経済新聞 関西
東洋紡、帝人のフィルム事業買収 100億円で

483荷主研究者:2020/06/21(日) 23:10:38

https://www.sakigake.jp/news/article/20200422AK0027/
2020年4月22日 12時19分 秋田魁新報
樹脂製ホース製造、横手市の工場が拡張 新たに10人採用へ

八興秋田工場の拡張部分

 秋田県横手市増田町に秋田工場を置く樹脂製ホース製造の八興(東京、阿部忠弘社長)は、増産体制を整えるため同工場を拡張し、建物面積を3割近く広げた。2025年度までに高校の新卒者を中心に正社員を計10人採用する方針。増設部分は19日に完成。同工場は20日、県の誘致企業に認定された。

 八興は1960年設立。埼玉県にも工場を持ち、プリンターのインク供給用チューブや浄水器に使うホースなどを製造している。資本金は5千万円。2019年度の売上高は22億3500万円。従業員は96人。

 秋田工場は1991年設立。現在、従業員は38人。フッ素樹脂とウレタン樹脂を使ったホースやチューブなど主力商品を製造している。鉄骨平屋建てで、建物面積を約3652平方メートルから約975平方メートル拡張。拡張のため土地約2800平方メートルも購入した。総事業費は約3億円。

 工場の拡張により製造ラインを一つ増設する。ホースやチューブの製造機械3台を新たに導入し、生産量の15%増を目指す。新ラインの稼働は10月を見込んでいる。

 阿部社長(66)は「地元の雇用に貢献し、地域と共に成長していきたい。従業員と協力して、今後も高品質な商品を製造する」と語った。

484名無しさん:2021/03/22(月) 22:15:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/86faf6a0b4e3a7937bbd91e48cbd0e4e3d109edb
ナイロンが足りない!自動車業界で浮上した新たな生産リスク
3/20(土) 9:12配信
ニュースイッチ
「内部はてんやわんやだ」
 自動車業界に、半導体や地震に続く新たな生産リスクが浮上した。汎用エンジニアリングプラスチックの一つである、ナイロンの不足だ。2月に北米で起きた寒波により、米南部に集積する石油化学プラントが一時停止。原料や製品の供給が滞っており、トヨタ自動車が北米4工場で生産調整に乗り出すなど、樹脂系部品を生産、使用する自動車系メーカー全般に影響が及んでいる。範囲の広さから「影響は夏頃まで続くのでは」との声もあり、好調な車生産に水を差す事態となっている。(名古屋・政年佐貴恵)

 「材料の確保はどうなっている」「製品の納入スケジュールを教えて欲しい」―。北米寒波から1週間ほどたった2月下旬以降、自動車部品メーカー各社は状況把握に追われた。「車生産の維持を最優先に状況を調査しており、内部はてんやわんやだ」(駆動部品メーカー社員)。

 影響を受けているのは、ナイロン6やナイロン66といったエンプラだ。締結部品やエンジン部品など、強化プラスチックとして幅広く使われる。寒波により米テキサス州で大規模停電が発生し、化学メーカーの製品供給が一時停止。米デュポンがフォースマジュール(不可抗力による供給制限)を発動したほか、東レも製品供給が不安定だという。防振材などを手がける部品メーカー首脳は「『明日から供給できない』と突然通達があった」と困惑する。

 この影響で、トヨタ自動車は11日頃からセダン「カムリ」やスポーツ多目的車(SUV)「RAV4ハイブリッド」などを生産する米ケンタッキー州の工場と、エンジンなどを生産する米ウェストバージニア州の部品工場の生産ラインを一部停止。ピックアップトラック「タコマ」を手がけるメキシコの完成車2工場でも一部稼働を停止し、生産調整している。

 すでに北米の電力は回復しつつあるが、凍結による配管の破損などで復旧には時間がかかっているもよう。部品各社は材料調達ルートの確保や代替材料への切り替えなどを行っているが、基幹部品に多く使われているだけに切り替えには時間がかかる。元々ナイロン需要が逼迫(ひっぱく)していたことも追い打ちとなり、影響は夏頃まで続くとの見方もある。トヨタ幹部は「時々刻々と変わる状況に合わせて毎日調整している」としつつ、「そのくらいは覚悟しないといけないかもしれない」と明かす。

 このほか北米では輸送コンテナ不足も続いており「コストに加え、輸送期間も通常時の倍以上になっている」(部品メーカー幹部)。各社は相次ぐ課題に対し、影響を最小限に留めるべく奔走している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板