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「クリスマス=オラトリオ」の歌詞のメモ

24Bhaashendradatta:2009/10/03(土) 23:41:51
そして7曲目。
ソプラノ・テノール・バリトンのソロによる三重唱である。
ここから楽譜上も後半に入る。

Tecum principium in die virtutis tuæ,
in splendoribus Sanctorum.

これは詩編の第109篇(新共同訳で第110篇)の第3節から来ている。
歌詞は短いが、解釈の非常に難しい個所である。
何しろ、ギリシア語からの重訳とヘブライ語からの訳でラテン語が大きく異なり、
両方のラテン語と新共同訳の日本語とがまた異なるということで、ここでは
日本語の権威ある参考訳を頼りにすることができない。

tēcumは、tēとcumに分かれ、「あなたと共に」。
principiumは、「初め・開始」。単数主格(中性)。
このprincipiumが何を意味するのかが、解釈上の大きな焦点である。

ここで「tū(あなた)」は、旧約の文面上は、イスラエルの王のことであり、
本当に作者をダビデとすればその王のサウルか、あるいは作者は別にいて
ダビデ本人が謳われていることになろう。
その場合、principiumは、イスラエルの主権・王権のことかもしれないし、
統治の開始のことかもしれないし、その王朝の創始者のことかもしれない。
そしてキリスト教の視点から見れば、ここでイエスのことが象徴・預言されている
ことになろう。
その場合は、principiumは、天の主権・王権のことかもしれないし、霊力のことかも
しれないし、天地の始原のことかもしれない。

しかし、ルターもどこかで言及していたようであるが、ここではイエスが天で
王位に就くとか、天地の始原がイエスとともにあるなどということは、もとの
ヘブライ語は全く意図していない。
ザメンホフのエスペラント訳を参考に、この部分の日本語訳をヘブライ語に近づけて
作るとすると、
「あなたの力の日に、聖なる装飾の中で、あなたの人民は進んであなたに身を捧げる」
である。
新共同訳から対応する文言を抜き出す形で改訳すると、
「あなたの民は進んであなたを迎える
聖なる方の輝きを帯びてあなたの力があらわれるとき」
である。


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