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リズム考
1
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 13:38:23
韻文の韻律、ではなく、音楽のリズムについて。
何処かの音楽の楽典をなぞるのではなく、私個人が今考える、
リズム。
2
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 13:47:09
■無拍節
テンポを刻む基準の単位が、感じられない音楽。
※私は無拍節の音楽が好きで、ゆったりした無拍節の即興を紡ぐ
快感によく身を委ねます。
■無周期拍節
テンポの単位となるような拍はあっても、それに周期感がみられない。
1拍子。
3
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 13:54:38
■単純拍子
1つの強拍と、残りの対等な弱拍の区別から成る拍子。
弱拍同士の中にそれ以上の明確な内部構造がみられない。
・2拍子、3拍子、単純4拍子、単純5拍子、単純6拍子、
単純7拍子、単純8拍子、単純9拍子。
※弱拍に差別をつけずに長い周期を保つのは難しいため、多めに見ても
単純9拍子くらいまでが実際に想定できる範囲である。
因みに、カルナーティック(南インド)音楽で最長のラグが、
9アクシャラのものという。(『インド音楽序説』)
4
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 14:02:06
■交替拍子
2種類以上の単純拍子が、どこが先頭という明確な感覚なしに、
概ね規則的に交替する拍子。
・2|3拍子、3|単純4拍子、3|単純5拍子、など。
※先頭のはっきりしたものは、不均等複合拍子に分類したい。
なので、実際にこの意味の交替拍子に属する音楽は少ないはずである。
5
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 14:17:25
■複合拍子
2種類以上の単純拍子が、乗算的に複合した拍子。
強拍と弱拍以外に、中強拍など、3種類以上の感じ方の違う拍がある。
・2×2拍子は、西洋楽典の意味での、普通の4拍子。
・3×2拍子 = 6拍子(西洋)。
・3×3拍子 = 9拍子(西洋)。
・3×2×2拍子 = 12拍子(西洋)。
・4×4拍子 ∋ ティーン=タール(インド)。
・3×5拍子、5×3拍子、3×7拍子などもある。
※あまり長く或いは細かくなると周期として感じられづらくなるため、
30拍以内くらいが実用上最長の範囲だろうと思われる。
※3×2×2拍子のような三重構造になると、拍の感じられ方の区別は
4種類(以上)になる。
6
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 14:25:56
■不均等複合拍子
拍の長さや分割が均等でない複合拍子。
単なる掛け算では表せない。
・最も単純な不均等複合拍子は、2+3拍子及び3+2拍子で、
2拍子の持つ前後の拍の長さの比が2:3または3:2になった
ものである。
・2×2拍子の拍の分割をずらした3+3+2拍子もここに含む。
7
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 14:34:41
■重合拍子(ポリリズム)
周期の長さの違う2つ以上の拍子を重ねて演奏する拍子。
それらの最小公倍数のところで一周する。
■変動拍子
拍節やそのまとまりはあるが、1小節から数小節以内で、不規則に
次々と拍子が変わる形式。
不規則交替拍子。
8
:
近藤 貴夫
:2008/12/15(月) 14:43:13
<変拍子>という言葉が一般に使われていますが、おそらく根拠の明確な
定義はなく、西洋が基本とする2拍子・3拍子・4拍子に、6拍子・9拍子・
12拍子の複合拍子を加えたものを標準の範囲として、漠然と<特殊な拍子>の
意味で使われているものと思います。
その中でも比較的単純な5拍子のようなものが、本当に<変>なのか
どうか。線引きの基準は、感覚的なもの、西洋音楽の常識のようなもの
しかないのではと思います。
10
:
近藤 貴夫
:2009/01/24(土) 09:41:10
日本人が伝統的に落ち着く拍子、というなら、ほとんど4拍子だけしか
ありませんよね。日本の民謡も、POPSも、4拍子の曲が圧倒的な勢力を
持ちます。
日本人感覚からすれば、5拍子を変拍子にするなら、3拍子・6拍子・
9拍子・12拍子をも変拍子に数えたっておかしくはないはず。
5拍子はお経の偈で触れることはあっても、9拍子に一生触れることの
なかった日本人――というのは今私が論証できるわけではないけれども、
十分一般的な類型として想定できそうです。
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