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Pri Esperanto
11
:
近藤 貴夫
:2006/06/08(木) 23:21:39
そしてもう一つ、「どの民族の母語でもないから、誰にとっても(比較的)
平等だ」というのが、エスペラントの建前であり、売り文句です。
例えば、英語や北京語(官話)やスペイン語や、フランス語やドイツ語や
ロシア語は、複数の国で使われ、話者も多い有力言語ですが、生まれた時
からその言語を母語としている何億・何千万の人々が居ます。ですから、
第二言語として学んだ人たちは、語学の天才でない限り、その運用能力に
おいて母語話者(ネイティヴ)に敵いません。それに対して、祖国を全く
持たない計画言語・人造言語なら、どの民族にも平等だろう、と、こう言う
わけです。
しかし、エスペラントの文法範疇や語彙は、ヨーロッパの諸言語から集め
られていますから、ヨーロッパ人の方が、より習得が容易に違いありません。
そして何より、発表から百年以上が経過する中で、長年研究や学習をして
いる人や、母語やそれに準ずる言語として身に付けた人がいるわけです。
確かに「エスペラントだけで生活できる国」はありませんが、エスペラントで
話すにしても、全くの平等というわけにはいかないのです。
あくまで、何百年何千年の長い歴史を持つ言語より「比較的」学びやすく、
特定の民族の母語より「比較的」平等なのに過ぎない、と私は考えますし、
同様の考え方を表明する人がエスペラント界に居ることを知っています。
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