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V@akyapad@iya読解メモ
16
:
近藤 貴夫
:2003/04/03(木) 17:07
『なぜなら[ブラフマンの現象的な現れである]存続・運動開始
(はじまり、創世)・運動終了(終り、帰滅)という区分は、言葉に
よって[こそ]作り出されるのであるから。そしてそれ(ブラフマン)は、
諸字音の発効原因であるから、[転義的に]「[ブラフマンは]、不滅の
字音である」と[詩節1に]言われる。人間ひとりひとりの心[の中]に
奥深く入り込まされている[諸字音]が、他者を理解させるための
顕現体[つまり具体的な音声を伴った言葉]として[外部世界へと]
流出するのである。』
前段で言われているのは、理法の永遠なる内部構造=コトバが、
あらゆる現象を規定しているということです。
中段で言う諸字音とは、つまり各言語で有意味な<音素>のことであって、
それらが言葉として意味を持って使われうるのは、世界がブラフマン的
(=ロゴス的)であるからなのです。
後段には、私的言語(個人の内的言語)と、その表出である疎通言語
(言語使用)との関係が指摘されます。両者のうちで前者の方がより
根源的で重要だというのが、論者バルトリハリの考え方で、後で大いに
論じられますから、ここでは措いておきましょう。
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