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最近読んだ本 PART2

10リーダー:2004/05/18(火) 03:52
ちょいと前になりますが、野間宏の『暗い絵』(講談社文芸文庫)。内容は、書かれた時代が戦後間もなくということもあって左翼だのブルジョア革命だの古臭い内容です。しかし、時代に抗って命を燃焼させ尽くした青年達の生き様が静かな筆致ですが青白い炎の様な熱さで描き出されています。著者の、己の人生と与えられた時代へと向き合う真摯な姿勢が伝わってきます。今では余り読まれない作品だとは思いますが、是非とも読んで頂きたい秀作です。現代文学の失ったものが此処にはありますよ。

余談ですが、講談社文芸文庫は何故かお高いです。文庫なのに350ページの本が1100円とは…。


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