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【議論】武士道

64兵法の教え:2006/04/19(水) 04:54:45
「殺人剣」の理念

宗矩は、弓矢・太刀・長刀などの「兵(ひょう)」を良くないもの
と捉えています。天道は万物を生かすものであるのに、
「兵」は人を殺すものだからです。しかし、やむを得ず「兵」を
用いることはあります。一人を殺して万人を生かすためです。

悪を殺そうとするとき、兵法を知らなければ、かえって殺されてし
まいます。だから、兵法が必要なのです。

「殺人刀」そいいう前提で、刀の使い方や軍勢の動かし方の
心構えを述べています。

将軍家の兵法指南だけあって、一対一の對決は、勝つのも
負けるのも一人ずつなので、「いとちひさき(大変小さい)兵法」
といい、一人が勝って、天下を取り、負けて天下を失うような
戦いを「大なる兵法」としています。

しかし、宗矩の考え方ではどちらの兵法にしても、心構えが最も
重視されています。

これは、将軍家光に教えるものだったからでしょう。
家光のような立場の人には、あまり技術的なことを教えて剣の道
に入りこむよりも、剣の道を通して政治の心構えを身につけるのが
必要だと考えたからです。

だから宗矩は、次ぎのようにもいいます。

 治まれる時、乱を忘れざる、是兵法也。

宗矩にとって、諸国が治まっているときにも乱を忘れないという
政治の心構えは、「兵法」なのでした。従って、どこの國にどの
大名を置くかといったことも、領主や代官の不正を糺すことも、
すべて「ひょうほう」の中に含まれます。

宗矩によれば、「兵法」は人を斬るものと思うのは間違いで、
人を斬るのではなく、悪を殺して万人を生かすものなのです。

「兵法」の心構えの中心は、次のようなものです。

 打にうたれよ。うたれて勝つ心持ちの事。

人を斬るのは簡単ですが、人に斬られないことは難しいことです。

相手は、こちらを斬ろうと思ってかかってきます。そのとき、
間合いを測っていれば、相手の刀は当たりません。

当たらない太刀は「死に太刀」となります。そして、相手の刀が
「死に太刀」となったときに、ことらから越して打って勝てという
ものです。

そして、自分が打ってからは相手の反撃を許さず、二重にも3重にも
なお、四重にも五重にも打てといいます。そこで躊躇すると、
二の太刀で相手に斬られるからです。

これば宗矩の極意でした。


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