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たまちゃんは無事?

165名無しさんは権之助坂がお好き:2002/10/19(土) 01:09
スクラップを整理していたら
タマちゃんの記事を発見。
今更ながら9月14日の讀賣夕刊を転載

「タマちゃん三つの謎」

丸顔にクリンとした目が特徴の「タマちゃん」とみられる
アザラシが、東京の多摩川、横浜の鶴見川に続いて姿を現
したのは横浜駅近くの繁華街を流れる帷子側だった。汚れ
た都会の川にまた戻ってきたタマちゃんの<三つの謎>を
、専門家らに聞いてみた。

◇南下
アゴヒゲアザラシは、もともとベーリング海やオホーツク
海に生息。タマちゃんは群れから外れ、潮の影響で東京湾
内に流れついたとみられる。
「アゴヒゲアザラシには川をさかのぼり、河口付近にしばら
くいる習性がある。流氷を避けて川に入り込むのでは」と話
すのはおたる水族館(北海道小樽市)の小田誠副館長。北海
道ではアザラシが川が冬に川を上る姿がよく見られ、網走川
から網走湖に向かうゴマアザラシが名物だという。

しかも、東京湾の河口付近や同湾に注ぐ川には、アザラシが
好物とするエビやカニなどが比較的豊富。帷子川でも手長エ
ビを釣っている人の姿が見られる。

鶴見川から東京湾内に出航している「隠居屋つり船」(横浜市
鶴見区)の主人関口則行さん(45)は「最近は工場排水も規
制され、エビやカニがよく採れる。ボラやハゼなど小魚も多い。
居心地がいいのでは」と話している。

◇雲隠れ
タマちゃんは多摩川から姿を消し、八日後、鶴見川に現れた。ま
た、十二日帷子川で目撃されたのは鶴見川からいなくなって十三
日ぶり。この間、タマちゃんは、「元気にエビやカニを捕りなが
ら東京湾にいた」と見る専門家は多い。

小田副館長は「陸に上がらないといけないということはない。休も
うと思えば、水の中でも浮かんで眠ることはできる」と話す。アク
アワールド茨城県大洗水族館(茨城県大洗町)の海獣展示課長の稲
葉暢弘さん(51)は、「もともと海に生息する動物で、淡水中に
長期間生活していると目が悪くなる。しばらく海に戻ってエサをとっ
ていたのだろう」と見ている。

◇都会の水
「水族館のアゴヒゲアザラシは、比較的高温の環境でも食欲を失わ
ずに生活でき、順応性に富んでいる。タマちゃんも東京湾周辺の環
境に慣れたのではないか」と、小田副館長は適応能力の高さに注目
する。

しかし、今回は、国道の高架橋があり、そばには相模鉄道などが、
頻繁に行き来し、騒音と振動が激しい。川のにおいも気になる。
「トータル的な環境は、鶴見川、多摩川よりも良くない」。十二日
に現場を訪れた横浜八景島シーパラダイスの飼育係の徳武浩司さん
(37)は心配する。

北海道大獣医学研究科の大泰司紀之教授は「テレビなどを見ると、
やせているようにも見える。自ら群れに戻る可能性は少ない。慎重
に捕獲し、春になってから北海道の海に帰すのが一番いいのでは」
と話している。


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