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哲学・宗教質問箱
55
:
Sekko
:2006/05/17(水) 02:24:02
女性専用車両
女性専用車両、私は一度乗りました。ホームで待ってる時から華やかそうでなんだかわくわくしました。サウジアラビアみたいだと思いました。女性は他の車両でもOKなのに男性が乗れないのは気の毒な気もしました。歌舞伎座とかで女性トイレがいっぱいの時、女性(おばさんですが)は平気で男性トイレに入っても非難されないことを思い出しました。
その後で、何かの雑誌で、この車両についてある男性作家が、どう見ても痴漢に襲われそうもないおばさんまでが女性車両を利用していると書いていたので、驚きました。女性車両に乗るのは性的価値の自己申告だというのです。ひょっとして「若い女性」専用車両だったのかとびっくりしました。サウジアラビアの生活指針には、初潮からは顔や体を黒いアバヤで隠すのですが、閉経後も美しい人は隠さねばならないと書いてありました。リヤドでは、実際はおばあさんでも、いや、年配の女性ほど、家の中でも寝る時以外はヴェールをすっぽりかぶっている人が多いと聞きました。通りでは、全身黒で顔も見えないので、はっきり言って、老若や美醜どころか、性別も分かりません。ヴェールを外す人だけが、自分は男だとか女でも性的価値がないだとかカムアウトするわけです。(サウジでは性的価値というのは要するに男を誘惑する罪の根源ということです。) レイプは基本的に首切りの死刑なので、深刻です。
本当に男が全て女を襲うのなら、確かにライオンとシマウマは同じ車両に入れられないとも言えますが、人間なんだから、すべては文化現象ですよね。でも、少なくとも東京とパリに暮らしたことのある女性はきっと、パリでは映画館やメトロで痴漢に会わないことに気づいていると思います。初めは、日本の映画館は自由に席を選べるけれど、パリでは(特にひと昔前までは)全て案内嬢が席を決めましたからそのせいで痴漢目的の人は来ないのかなあと思ってました。映画上映中の館内は日本よりも真っ暗になります。でもメトロでかなり込み合ってもまず痴漢はいません。
別にフランス人の方が上品だとは思えないのですが、言えるのはフランス人女性だったら触られたら叫ぶ確率が非常に高く、そしたら周りにはそれに介入する乗客が多いだろうと言うことです。そういう予測がつくので、自然とブレーキがかかるのでしょう。リスクが大きすぎるということでしょう。それ以外にパリに痴漢が少ない理由は思いつきません。私も日本にいた頃は、映画館で何度も黙って席を替えたりしましたが、叫んだことはないです。フランスだったら叫ぶと思いますね。誰かがきっとフォローしてくれそうだから。日本の女性がなかなか叫べないのは他の人が自分についてくれないと予測できるからじゃないでしょうか。逆に今は、狂言で叫ばれたら即男性の人生破壊というくらいインパクトが強くて、男性は戦々兢々、男性専用車両に乗りたい人もいるかもしれません。
娘がルーマニアの学会に行ったとき、東欧の女性研究者はみな下着のような服で発表したと言って驚いていました。西欧ではみんな雑誌のグラビアのような服を着ていると思っているらしいというのです。フランスではむしろモノセックス的なカジュアルな服が多いです。白衣の下はジーンズにスニーカーでもOKで、日本で順天堂医大に研修に行った時はだめだったようで、黒い靴と黒いパンタロンを買ってました。体をどう包むかというのはジェンダーの大問題ですね。
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