したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

哲学・宗教質問箱

539迷える大羊:2011/10/10(月) 14:10:46
カルトとまともな宗教
 について、なんだかよくわからなくなっています。よく言われるカルトとまともな宗教の見分け方は、カネにシビアっていうか汚くない、危機感を煽ったりして恐怖で人を縛らない、ってことですが、それをいうなら、初期キリスト教会は「アウト」になりませんか?実際、ローマの歴史家タキトゥスは「有害な迷信」として、「カルト」扱いしてますし・・。

 イエスとか初期キリスト教も「世の終わりは近い! 悔い改めよ!」みたいなこと言っているし、カネについても、聖書にこんな話があったりしますし・・・。

 使徒言行録5章1〜11節(新共同訳聖書より)

1 ところが、アナニアという男は、妻のサフィラと相談して土地を売り、
2 妻も承知のうえで、代金をごまかし、その一部を持って来て使徒たちの足もとに置いた。
3 すると、ペトロは言った。「アナニア、なぜ、あなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、土地の代金をごまかしたのか。
4 売らないでおけば、あなたのものだったし、また、売っても、その代金は自分の思いどおりになったのではないか。どうして、こんなことをする気になったのか。あなたは人間を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」
5 この言葉を聞くと、アナニアは倒れて息が絶えた。そのことを耳にした人々は皆、非常に恐れた。
6 若者たちが立ち上がって死体を包み、運び出して葬った。
7 それから三時間ほどたって、アナニアの妻がこの出来事をしらずに入って来た。
8 ペトロは彼女に話しかけた。「あなたたちは、あの土地をこれこれの値段で売ったのか。言いなさい。」彼女は、「はい、その値段です」と言った。
9 ペトロは言った。「二人で示し合わせて、主の霊を試すとは、何としたことか。見なさい。あなたの夫を葬りに行った人たちが、もう入り口まで来ている。今度はあなたを担ぎ出すだろう。」
10 すると、彼女はたちまちペトロの足もとに倒れ、息が絶えた。青年たちは入って来て、彼女の死んでいるのを見ると、運び出し、夫のそばに葬った。
11 教会全体とこれを聞いた人は皆、非常に恐れた。

 要するに、財産を正直に差し出さないと、献金しないと、天罰が下るぞ!って話ですよねこれ?しかし、献金額を多少偽ったくらいで、人が死ぬのなら、今ごろ、日本中、いや、世界中の教会は死体だらけじゃ??。それよりなりより、献金をごまかす奴には死を!なんて発想がなんだか・・。

 聖書についても、正典にすら、イエスの「過激発言」はいろいろあるし、さらに、いろいろ聞いたり調べたりすると、正典には入らなかった福音書群やイエスの幼児期の物語とかには、イエスと肩がぶつかったから呪われて殺されたとか、イエスが遊んでいたのを邪魔したから呪われてすぐ殺されたとか、そういうのは割とありふれた形で転がっているみたいで・・・。

 これでは救世主どころか、「恐怖新聞」とか「エコエコアザラク」の黒井ミサです(ご存知なければ、すみません、70年代のホラーマンガです)。

 こういうキリスト教初期の歴史から鑑みるに、今カルト、異端扱いされている、某教団も、政界との関係が取り沙汰されるあの団体も、何百年か後には立派な「伝統宗教」となり、教祖や開祖に向けられた社会的非難、取り締まりは「法難」とか「迫害」ってことになるんでしょうかね?
 教祖、開祖が如何に凶悪犯罪を犯そうとも、死刑判決などもっての他で、それこそ、「尊師は我々の罪を背負って神に召されたのだ!」なんて話になりかねない?反キリスト教の立場からすれば、ローマ総督ピラトは実に愚かな判断を下したものです。

 まともな宗教とそうでない宗教、教団、教会の境界線、違いってなんでしょうね?なんだかわからななくなってきました。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板