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哲学・宗教質問箱

525:2011/03/17(木) 23:04:58
普遍主義
3月11日に発生した大地震の被災地に在住していましたので、パソコンが不通になり、返信が遅れてしまいました。

とても丁寧な回答をいただきましてありがとうございました。何度も繰り返し、丁寧に読み返しました。

「理念や価値観というのは、個人や社会にとって、具体的な行動の規範になる選択を倫理的に決断したものであるべきだ」

という考え方は、自己の無意識に忠実に粗野に生きている自分自身には、縁遠い感じの生き方のように思いましたが、そういう風に過ごすのが、本当は一番よい生き方なのではないかと思いました。

構造主義以外にも、カール・グスタフ・ユングの集合的無意識、チョムスキーの生成文法、ジョルジュ・バタイユの蕩尽、カール・ポランニーの経済人類学、マイケル・ポランニーの暗黙知など、1970年代〜1980年代に流行した思想は、普遍主義を元にしたものが多かったように思います。

例えば進化論にしても、日本には今西錦司教授の今西進化論が、多くの支持を集めていましたし、吉本隆明の共同幻想、廣松渉の物象化論なども、広義の意味での普遍主義に位置付けられるのではないかと思います。

デカルト、べーコン以降、近代の主流となっていた「主観−客観」図式(二元主義的価値観)から、ハイデッカーの「世界−内−存在」図式の出現を踏まえ、ベトナム戦争、ドルショック、オイルショック、公害、オカルトブームなど1970年代に起きた様々な事象から「近代の終焉」とか「近代の超克」というテーゼが、掲げられていた頃のことです。

これらの思想潮流が十分総括されないうちに、ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊し、オウム真理教の一連の事件が起き、世紀末を迎え、9.11が起き、イラク戦争を経て、今日を迎えています。

今は、思想的にも、とても混乱した中にいるような気がします。シンプルで分かりやすい明瞭な新しい思想潮流が現れることを期待しています。

そうしたもので、何かご紹介いただけるよい知らせはないものでしょうか。


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