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哲学・宗教質問箱

5Naomi:2005/05/12(木) 14:12:18
一神教について
昨年以来、ずっと頭の隅にひっかかっていることがあります。昨年7月の朝日新聞に梅原猛氏の文章が載っていました。「人間による無制限な自然支配が環境破壊を起こし、やがて人類の滅亡を招きかねないという危惧がささやかれる。そして一神教は他の一神教と厳しく対峙して無用の戦争を巻き起こし、20世紀に起こった人間の大量殺戮が21世紀にはより大規模におこる可能性すらある。このような状況において、あえて人類の末永い繁栄のために西の文明の二つの原理である人間中心主義と一神教を批判する必要があろう。−中略− 一神教の批判はもっと難しい。なぜなら、多神教は人類の原始時代の盲信に過ぎず、一神教こそ真に理性的な宗教であるという通説が今なおあたかも真理であるごとく存在しているからである。私は、多神教は、もともと森に住んでいた人類が、森の中の様々な生きとし生ける者に人間の力の及ばない霊妙なものをみて、それを崇拝することによっておこったと思う。今もなお自然は人類の及びがたい霊性を持っていて、多神教の成立の地盤は決してうしなわれていない。また多者の信じる神をみとめる多神教は、人類の平和共存をはかるためにも一神教よりもはるかに有効な宗教であるとおもわれる。一神教は森が破壊されて荒野となった大地にうまれた種族のエゴイズムを神の意志に仮託する甚だ好戦的な宗教ではないか。この一神教の批判あるいは抑制なしには人類の永久の平和は不可能であると私はおもう。」
私は梅原氏がすでに、他を認めない矛盾に陥っているとおもいました。でもキリスト教者のおかしてきた、ホロコースト、十字軍、レコンキスタ、30年戦争などをおもいますと、頭がくらくらします。ではキリスト者を辞めるかといわれれば、おそらく、死ぬまでやめないでしょう。大文字のキリスト教はわからなくても、小文字の複数のキリスト者は魅力的です。竹下様のお考えをうけたまわれますと、幸いです。        


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