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哲学・宗教質問箱

48Fusako:2006/03/19(日) 12:58:07
日本の若者の状態
鬱、とか、生活についてこちらに書くきっかけになった竹下さんの本は「カルトか宗教か」でした。「家族政策」と全然関係なさそうですが、風が吹いて桶屋になり、ついでに鬱となったのは、特に日本の失業者、とりわけ若年層を考えてのことでした。
フランスでは、今、暴動に続いて初期雇用契約で若者がまたまた行動していますね。日本では、ニート・フリーターという、若年の失業者・非正規雇用者がこれも大きな問題になっていますが、政策なんてないに等しいです。特に、これを「鬱」と言うべきか、「引きこもり」などの生きる意欲に欠けている若年が大量にいるのに対して、全国にNPO頼みの委託施設をわずかに数十箇所指定し、それも効果が疑わしいし、失業対策に本腰を入れるなら強化しないとならない職安は民営化し、そうでなくとも労働法と関係ない口入産業の派遣・請負業ばかりがはびこっています。人を転がす口入産業、金を転がす銀行(儲かる企業だけを向いている)と高利貸(セーフティネットのない社会で市民にはこれしかない「消費者金融」)ばかりが肥大化する社会。
特に若い層が、まともな賃金と労働時間でまともな生活ができる社会でなければ、子どもも持てないし、Joie de vivre なんてないですよね。
そういう中で、これは計量化できないけれど、日本の若者の「心」ってどうなってきているのか気になっています。欧米ほどの暴力的カルトではないけれど、もともと、あまりものを考えず、自力で生活できる意欲にも乏しく成長している日本の若年の中にはびこっている、あるいは、若年の中にできている空洞に入り込んでいるもの、それが気になっています。


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