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哲学・宗教質問箱
421
:
Sekko
:2009/11/26(木) 01:04:13
知りませんでした。
面白そうなのでちょっと検索。ほんと、便利な時代ですね。
当時の朝日新聞の記事に、まだ神父の名が挙がっていない頃に、松本清張さんがすでにコメントを載せていて、それによると、
「ともかく犯行のもようからみて犯人は自家用車を持っている。 経済的にもゆたかな男ではなかろうか。 男友達はたくさんあったというが、どうもスチュワーデスになって からの友達が犯人ではないかと思える。
そして彼女の職業がら日本人ではなく、外人ではないかとも考えられる。 外人も中華料理を食べるし、また外人ならこっそり彼女を連れて泊まる ことのできる知人宅などもたくさんあるわけだ。 いずれにしろ犯行の動機は愛欲のもつれだろう。」
これって・・・これはこれですごいバイアスがかかっているなあと思いました。コンプレックスの裏返しもあるんでしょう。
別の推理作家は、「男は若くはない。 女にふられた恨みからだというのが私のカンだ。 胃のなかにあった中華料理がわりと高級だった点から犯人は金持で、 彼女が看護婦時代からの友達ではなく、スチュワーデスになってからの つき合いだと思える。 犯行現場だが、よそで殺して死体を運んだ場合、タクシーなら届出が あるだろう。 自家用車、ドライブクラブの車も考えられるが、発見現場で殺したとも いえる。どうも私は発見場所が犯行現場のような気がする。 これもカンだが、殺し方からみて外人ではなさそうだ。」っていうんです。
1959年に外国航空会社のスチュアーデスが殺されたという時点で、「日本人か外人か」という見方がされること自体、何か偏見に満ちているなあとも思いました。別の記事によると、遠藤周作さんはエッセイの中で、「真相が究明されるまで、あの神父をとり調べるべきだった。あの神父は逃げたらいけなかった。堂々と取調べを受けて、潔白ならば証明すべきだった。あの事件のせいで、どれほどの悪イメージが日本の教会に当時広まったかが計り知れない」という趣旨の言葉を残したそうですね。
私が新聞記事だけで読んだ感想では、この神父さんが神経衰弱になって胃がおかしくなったので、面倒を避けたかった修道会が帰国させた、というのはありそうだと思うし、何だか、この派手な騒ぎの裏で罰せられずにすんでほくそえんでいる真犯人がいるかもしれないなあとも思います。それが外人だか日本人だかは知りませんが。私のイメージでは、殺人に至るくらいの深い仲になっていたら、もう少し周囲に目立っていたと思いますが。それに当時のカトリックの外人司祭は目立ちすぎて、そんなに隠れてふらふらできたとも考えにくいんですけど。救援物資隠匿何とかはよく分かりませんね。私のイメージではサレジオ会は戦争の同盟国のイタリア系だったので戦中もなんとかやってたけど、管区長のチマッティ神父なんかの窮乏ぶりは大変だったようで、戦後にそんなにいい汁を吸えたとも思えないんですけどねえ。6千通も手紙を残したチマッティ神父の書簡集は1932年のまで読んだんですが、1959年のこの事件の時のことをすごく読みたいですね。当時すでに80歳だったはずで、かわいそう。まあ、このベルメルシュ神父のアリバイとか確信できていたなら、良心の問題はなくて、帰国させたことの是非について悩んだかも。
真実ってすごく知りたいです。被害者の葬儀ミサとかどうしたのかなあとか、そういうのは小説とかにでてくるのかしら。親がカトリックをどう思ってたのかとか。好奇心が描きたてられます。
殺人者がでる可能性があるということ自体は、イタリアとかベルギーとか、一昔前はデフォルトがカトリックだし、なんでもあるでしょうから驚きませんが。
私はこの事件の被害者のようなミッションスクールの出でもないし、若い頃は、「白人の神父さん」とかアテネフランセのアヌーイ神父しか見たことなかったです。彼はサンタクロースみたいですごくやさしいでしたね。
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