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哲学・宗教質問箱

39Sekko:2006/03/08(水) 07:32:16
欝の比較文化
 北欧やフランスの特徴的な欝にはやはり、冬の日照時間が短くて、それがホルモンだか脳内物質の分泌だかに影響して、というのがあり、ハロゲンランプとかを毎朝2時間照らして治療したら緩和するというのはよく聞きます。ここのとこずっと天気が悪く、雨の翌日たまに青空が出ると、芽の出かけている木々が嬉しそうなオーラを出しているのに初めて気づきました。木は危険を察知すると化学物質を出してコミュニケートするとか聞いてましたが、嬉しい表現もあったとは、驚きました。全部の木じゃなくて、同種の木が集まっているところにたまに。
 というトンでも話はこれくらいにして、私は、このごろ、鬱病も自閉症などコミュニケーションと同じように、グラデーションを成していると思っています。普通に活動意欲のある部分から、まったくゼロになるところまで、漸進的にグラデーションがあると。それで、意欲の針が、職場の問題とか家族の問題とか、体の不調とか、日照時間の短さなどによって、どんどん、あるいは少しずつマイナスの方にぶれていく欝も確かに存在します。この契機は文化によってすごく差があり、カイロのスラムで何十年もヴォランティアをしていたシスター・エマニュエルが言っていたように、すごく貧しい生活でも、それが欝の契機にはならないで全員インがヴァイタリティに満ちている場所もあり、戦争中で空襲されて逃げているとか、収容所の中とか、サヴァイヴァルのアドレナリンが出ているような状況でも、欝への傾斜はないようです。何らかのきっかけでマイナスに傾斜していく場合も、少しずついい方に引っ張るより、ショック療法というか(たとえば家族が事故にあうとか、事件を起こしたとか、自分の体の方がSOS を出すとか、天災に巻き込まれるとか)、背に腹は変えられないというような状況にあって驚いて針がプラスの方へ向かうことの方が多いようです。欝に向かっていても、安定剤のような薬を飲んでいない限り、意識は明晰な人がほとんどですから、ケースバイケースで、カウンセラーを受けさせたり、原因を取り除く(太陽灯をあてるなどもふくめ)工夫を周囲の人ができればいいのですが。人の心をもっとも動かせるのは人の言葉だったりするので、適切な言葉を探して声をかけるというのが効果を発することもあります。
 しかし、体験のない人には想像しにくいかもしれませんが、欝の中には、意欲の針が、何の契機もなしに、グレーゾーンを通らずに、ぽんと、限りなくゼロに近いところに振れてしまうものもあるのです。これは前にも書きましたが、人生のアクシデントとしか言いようのないものです。ホルモン変化(つわりや更年期など)や他の病気が原因の時もあり、それは、じっとやり過ごして原因が取り除かれるとけろりと治ったりするのですが、うつ状態にいる人は、いつか治るという見込みや希望を自分では感じられないので、頭で理解できるように情報を与えるべきです。
 そうでなく、ただ、まるで遺伝子にプログラムされていたかのように、青空が広がろうと、健康状態がよかろうと、ただ、ぽんと針がマイナスに振れる時、これが一番、周囲の理解を得られにくいこともあってつらいし、文化や生活史から隔絶しているので、手のつけようがありません。活動意欲ゼロの上に孤独を抱え込みます。しかし、このタイプの中にも、周期性をつかんで、小康状態のときにいい仕事をするとか、意欲がなくても機械的に普通の生活をするとか、いわば「高機能鬱病」の人もいます。こういう人は、グレーゾーンを通過してきた個人的痛みやつらさがない分、一種抽象的な「死」と共存しながら、結構長く生きたりもできます。自殺する意欲もない時より、小康状態の時の方が危ないので、小康状態の時をどうやって管理するかが大事です。理由はなくとも、生れたからには生きて、自分の中の「生命」の部分に水をやって育て、他者との関係を結び、「死」の部分は覆いをかけて、繁茂しないようひ弱にしておく、と心がけるといいですね。
 って、あまり答えになってませんが、要するに、欝や自殺で比較文化が成立するような部分は、まだ、他者が助けになってあげられる段階なので、問題解決のためにみんなで力をあわせましょう。リストラや借金、老いや病気、私たちや私たちの大切な人にもいつでも襲いかかり得ることです。私で役にたつことがあれば、心の問題でもこのコーナーでどうぞ声をかけてください。


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