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哲学・宗教質問箱
386
:
迷える大羊
:2009/05/25(月) 23:34:13
ダン・ブラウン「天使と悪魔」
VINOさんの話にも出た、「天使と悪魔」、映画観ました。お話はかつて中世にカトリック教会より弾圧を受け、地下にもぐった科学者集団、イルミナティがなぜか現代に復活。反物質分子を奪い、枢機卿を拉致監禁、バチカンへの復讐を果たすべく、行動を開始、ここに例によってラングドン教授参上・・、といったお馴染みのストーリー。
このラングドン教授シリーズってどうも前から何か不思議な既視感があったのですが、ある時、はっと思いだしたのは我が国の誇る探偵小説、横溝正史の「金田一耕助シリーズ」ですね。「八つ墓村」とか「悪霊島」、「悪魔が来たりて笛を吹く」とか、のあのノリ。
おどろおどろしい、因習渦巻く戦前、あるいは戦後間もない地方の村、そこに伝わる裏面史、伝説。そして伝説を前フリとして起こるおぞましくも残虐な殺人の数々・・。
ダン・ブラウンのラングレン教授ものにおける「因習渦巻く地方の村」はキリスト教会、それも、いかにも、といった趣のあるカトリック。「村の伝説、裏面史」に相当するのが「キリスト教裏面史」、で「イルミナリティ」とか「なんとか騎士団」とか「イエスとマグダラのマリアはデキてる」などというお話ですね。
金田一耕助もラングドン教授も殺人防御率が低いことも共通。「天使と悪魔」ではそれが顕著。あと、犯人に自殺されて、無傷で捕えられない、とか・・。
ただ、金田一とラングレン教授の違いはラングレンがキリスト教、カトリックという世界最大の宗教団体が絡んでいるために騒ぎが少々が大きくなっていることくらいでしょうか。
まあ、なんだかんだいってカトリック教会は寛大な気もします。これだけイジられても動じないのですから(さすがに撮影協力などはしてないようですが・・・w)。これまた我が国が誇る殺し屋、スナイパーのゴルゴ13も、キリスト教はカトリックだけじゃないことぐらいわかってるでしょうに、キリスト教とか教会といえば必ずカトリックを出してくるし、幾度となくヴァチカンから依頼を受けてるし・・。
カトリックは都市伝説の吹きだまり、ゴミ捨て場かい!って感じです。
まあ、ビジュアル面とその歴史の厚さが魅力的である、好意的に解釈すればそういうことになるのかもしれませんけど・・・。
あと冒頭の枢機卿の会議になぜか「タカハシ」なる日本人枢機卿が登場(話の本筋にはほとんど関係ないけども)。作者は日本のクリスチャンは1%未満、カトリック信徒はわずか0.4%、その辺の新興宗教以下の信徒数であることを知ったらなんと思うやら・・。
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