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哲学・宗教質問箱

10sekko:2005/06/19(日) 20:20:21
(無題)
お答えしまーす。ロザリオはもともと、聖母像の頭に、祈りひとつにつきバラひとつという計算で人々がバラの冠を
かぶせたことから始まり、12世紀くらいにはあったそうです。イエスの茨の冠の棘のない部分というか、それに拮抗するものだったんでしょうね。それから、ロザリオの祈りというものが出来て、バラ冠のロザリオが祈りの回数を繰っていく玉の輪になったのでしょうね。フランス語でロザリオを意味するシャプレ(chapelet)と言う言葉も帽子のシャポーと同じで、聖母の頭飾りから来ています。13世紀だかにドミニコ会を創設した聖ドミニコが、ロザリオを修道服の腰の紐にいつもぶら下げておくことを規則にしたので、ドミニコ会系の修道士をあらわした絵にはロザリオが描かれていることがあります。アクセサリーのように庶民にも蔓延したのは18、19世紀ではないでしょうか。ルルドのマリアが「出た」頃には、マリアが自分でロザリオを手にしていても違和感がなくなっていたのですね。「そんな新しいもの持つなよ」と突っ込みも入れたくなりますが・・・
 私がサウジアラビアで買ったイスラムの数珠(らくだの骨製)は11個球が3つで33玉でした。これを3回やると、アラーの99の名を唱えられるわけです。これを一生やってたら、天国でやっと教えてもらえるという100番目の名が知りたくてうずうずしちゃいますよね。でもいわゆる数珠はヒンズーとか仏教の方が古いでしょう。祈りと、手の中でころころ玉を繰るという感触は相性がいいんでしょうね。


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