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広島戦時通信技術資料館掲示板

104管理人:2010/11/28(日) 13:41:12
96式空2号無線機復元作業
96式空2号無線機復元作業

復元作業報告No07について(平成22年11月28日)

高周波段から中間増幅段までの組立用部材が用意できたので、前部の組み立てに入ることとする。
ここで問題なのは、各部材がシャーシを中心とし上下の部品配置となる立体配置であることから、組立順番を間違うと組立てられないこととなる。
一例であるが、中央の3連バリコンを外すためには、まず局部発振用の真空管の下部のシールドケースをはずす。それから、L15,16の高周波増幅、混合部のコイルパックをはずすこと。更に、前部パネルのパイロットランプケースを外し、その横のC25の高周波増幅調整用のバリコンをはずすこと。つづいて、その横の空中線強弱のトグルスイッチをはずす必要がある。
最後に同調用のバーニア・ダイヤルをはずし、全面パネルの接続螺子を全部外すし本体から全面パネルを切り離すことにより、やっと3連バリコンの脱着が可能となる。部品配置で失敗するごとにこの手順を延々繰り返すこととなる。余談だが、局部発振用コイルパックは3連バリコンの直下にあるため、3連バリコンより前に取付けする必要がある。
実は、20年前に部品をばらばらにした後放置していたため完全に忘却しており、今回ジグソーパズルのように組立方法を試行錯誤する羽目になった。
将にこの無線機は、民需の大量生産とは無縁の第一級工芸品そのものである。

?3連バリコン付近の組立状況
?前部の組立状況
?背面の組立状況

https://img.shitaraba.net/migrate1/9003.minouta17/0000111.jpg

https://img.shitaraba.net/migrate1/9003.minouta17/0000111_2.jpg

https://img.shitaraba.net/migrate1/9003.minouta17/0000111_3.jpg

http://www.qsl.net/g4bxd/contents.htm


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