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中井 健二の星のホームページ 掲示板

285中井 健二:2010/02/10(水) 00:32:55
青色超巨星
> No.7331[元記事へ]
斎藤さん、こんばんは。

ふわりさんからパワーをもらいましたので、乙女の姿しばし留めむ
です。。。(^^)


> 私たち素人からすると、超新星爆発は赤色超巨星を経て起こすものだというイメージがありますが、青いまま超新星爆発するケースもあるんですね。両者の違いは何でしょうか?

1987年の1987Aもそうでしたね。青色超巨星が超新星爆発を起こしました。

LBVは質量が重すぎて核融合反応がエディントンの限界を超えています。
なので凄く不安定です。
それで、絶えず外層部から大量の物質を放出し続けています。
それで、不安定な状態から開放されようと必死なのです、LBVは。
それでもまだまだ酷く足りません。
なので時たま外層部を吹っ飛ばす爆発を起こします。
ストレスが溜まって爆発する人間に似ています(^^)
それが今回の増光のようですね。
それでもストレスの発散には程遠いです。
ハッサン国王のように思った事をズバズバ言えばいいのですが、関係ないですね(^^)

LBVは大きく膨らめません。
何故かといえば、どんどん自身を放出しているからです。
大きく膨らんで圧力を弱めてやれば核融合反応が弱まって制御可能になるかも?知れないのですが。
主系列星の時から不安定ですが、その時でも直径は太陽の10倍以上あります。
巨星の段階になっても太陽の100倍にでもなればいい方です。
が、エネルギーは半端でなくって表面温度は高いままです。
不安定なので絶えず変光しています。
これが LBV(Luminous blue variable) と呼ばれるゆえんです。

表面を吹っ飛ばす爆発を何回も起こしていると・・・やがては水素の層がなくなり
ヘリウムの層が丸出しになります。これが WR星です。
さらにヘリウムの層も吹っ飛ばして炭素の層が丸見えの状態になる事もあります。

LBVは非常に不安定なので(エディントンの限界を超えているので)すが、中心部に
鉄の芯が出来るのにそうたいして時間がかかりません。
鉄の芯が出来るのは重力崩壊型の超新星が起きる原因です。
LBVは直径が太陽の100倍程度で中心部は超高温ですので、表面は青いままです。
青色超巨星のままで超新星爆発を起こします。

WR星に移行してから超新星爆発を起こす事もあるでしょうが、いずれにしても青い超巨星
のまま超新星爆発です。

これらのタイプは、Ib または Ic型です。Ia型の超新星とは全く違うのですが、減光の時に
プラトーがあるかないか水素が残っているか否かで、I型かII型に分類していますので誤解が生じやすい
処です。II型は典型的な重力崩壊型の超新星です。太陽質量の10倍から20倍くらい
でしょうか?
LBVの中でも水素が残っているのは、II型の超新星爆発に分類されるようです。

1987Aは太陽質量の15倍〜20倍の質量で、爆発の遥か前に外層部を放出して赤色超巨星から
青色超巨星に進化しています。元の質量はもっと重たかったのかも?知れません。
巨大質量の星では、LBVほどの質量でなくても不安定なのでしょう。

リゲルやデネブも太陽質量の20倍前後あります。
青いうちに爆発する可能性もあると思いますが、たぶん赤色超巨星まで進化すると思います。
そして超新星爆発でしょう。

LBV(太陽質量の40倍以上)ほどではないですが、太陽質量の20倍から40倍の星も
核融合が制御可能ですが、不安定です。
前者はやがて、WR星になりますが、後者も徐々に自身をゆっくりと放出し続けて
WR星になるのもあります。
後者の超巨星も青いままで超新星爆発を起こすと思われます。

なお、自己流の解釈ですので間違った箇所が多々あるかも知れません。
鵜呑みにされませんように。

解答になっているでしょうか?斎藤さん。

なお、もっと知りたい方は「高輝度青色変光星」で検索してみてくださいませ。

http://homepage2.nifty.com/star-kn/




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