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戦時下の抒情
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:
Morgen
:2023/06/20(火) 12:44:54
当掲示板で、青木由弥子『伊東静雄‐戦時下の抒情』をご紹介頂き、すぐに購入しました。ところが、3月に10日間ほど眼科入院(網膜剥離・硝子体手術)し、その養生期間中のため、まだ長時間の読書ができず読了できていません。
最近は、伊東静雄に関する新しい研究書の発刊が殆んど無くなりましたが、土曜美術社様のお陰でこのように立派な単行本としてご出版頂きましたことは、伊東静雄詩ファンの一人として感謝に堪えません。
同じく3月に頂いた下定雅弘『伊東静雄「夏花」の詩境‐イデーの美から自然の真へ‐』(手塚山派文学学会紀要第7号)も当掲示板でご紹介すべきでありましたが、まだ出来ておりません。
昨日は、大阪中之島美術館の休刊日を利用した特別鑑賞会(佐伯祐三展)に行ってまいりました。ゆっくりと時間をかけて絵画を見ながら、佐伯祐三が何故にこのような絵を描いたのか?―今から約百年前(1914〜〃28年 大正〜昭和初期)の日本やフランスの美術界の状況を想像しました。文学や詩の世界も多少は並行して展開していたのかもしれません。
昭和10年代といえば、日本の世相や文化状況は初期〜中期〜末期と大きく変化ていますが、静雄詩の詩境も変化しています。その変化を環境還元法で理解することもできるでしょうが、詩人の個の問題として分析したり理解しておくことも重要だと思います。
昨今の「ウクライナ侵攻」という戦時下で、どの様な抒情が生まれてくるのか?―という設問自体も環境還元型の発想ではありますが、DXやAIが文化全体を支配しつつある状況の中で、「個性(個人)の抒情」の役割について考え直してみる必要があるような気がしています。
向暑の時節柄、日々の健康第一で、梅雨と猛暑を乗り切りましょう。
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