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同人α編集部
:2015/07/20(月) 18:43:42
編集後記
2014年末、二十年ぶりの会話
急に思い立って、20年近く箱の中にしまい込んでいた後藤氏作の絵ハガキを取り出し
た。どれも大分色があせてしまい、中には細い輪郭線だけが残り色が殆ど消えているもの
もあった。達筆で書かれた文章を一枚一枚読みながら、この人とも大分疎遠になっている
ことを痛感させられる。
これまでどんなに人にバカにされても、なじられても、私がへこたれにこられたのも、
こんな人との出会いとハガキや手紙にあった励ましの言葉がどこか頭に残っていたからだ
ろうと思う。もう大分お歳をとられていることだろう。無線のスペシャリスト・元祖秋葉
系のバリバリ科学少年かつ日本画家である後藤氏は元気にしておられるだろうか。互いに
元気なうち何でもっと交流しなかったのか、出会いを大事にしなかったのかと悔やまれた。
あわてて絵ハガキをスキャンして画像を保存した。これでもう色褪せることはない。
たまらず、最後のハガキの住所から電話番号を104で聞き出しすぐに電話をかける。
かからなくてもダメもとだ。いらした、いらした!!。本人と話せた。その後の様子を伺
うことができた。声が若々しい。あれから何度か中国にスケッチ旅行に行かれたという。
半時くらい話した。あんまりお元気で、20数年前に一気に戻ってしまった。
??手紙やはがきを読み返した後、続けてこの中国縦断記録を読みはじめた。以前読んだと
きとはまた違った読み方をしている自分に気が付く。20年の時の経過がもたらしたもの
だろう。行間にある筆者の思いが伝わってくる。筆者は大正生まれの「ニッポン男児」の
頑固さと律儀さ、今の若者に勝るとも劣らない合理性と割り切り加減を備えていることに
気が付く。しかも生半可なものではないのだ。旅日記を改めて読んで、数十年ぶりで心が
沸き立った。無性にこの旅日記を多くの人に読んでもらいたくなった。
復刻補足
??・復刻はできるだけ元本に添ったが、地名の漢字表記は簡体のものを一部繁体に直した
ものがある。
????それに応じて読みにくい地名には振り仮名をふった。
??・会話部分を「」でくくり読みやすくした。
・文中の挿絵は、著者自身によるものの他、私が撮した写眞、集めた写真、描いたもの
を使用した。
??・後藤孝絵画作品集は、当旅行記と直接には関係しないが、慰霊の旅と同時にスケッチ
の旅でもあることを考え数点の中から選び、ここに掲載するものとした。
古賀由子
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