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alpha-archive-11 北 勲 斜光作品
13
:
資料期管理請負人
:2014/03/05(水) 03:59:07
2号 言葉集め星造り 十五番
.
言葉集め星造り 十五番 1997 2号
☆
辞書 掛かる 自転車 職人 とおせんぼ 一緒 混ぜる 牛乳 抱える 沼 やど
かり 少し 道祖神 熟す とかげ 杉 汲む つらら 贅沢 頭 痛み 女 散らかる
口笛 結う 牛 神社 匙 下品だ 背骨 暮らす 水溜り 杖 おもちゃ 持つ ふや
かす 秀才 眉 勤める 土曜 火箸 漁 勝手口 黙る うなぎ ふけ 海苔 もつれ
る 餌 墓地 始まる 五月 かわいそう 流し 地面 つぽみ 酒屋 ひる マッチ
甥 怠ける 午前 沈める 表 草取り 鳥 茂る汁 這う 心臓 斧 へちま 役者
市 ちょうど 儲ける 線香 ゆがく 毛布 足の裏 襖 しつける 結納 罠 明けの
明星 豚 来年 柴 青い なぞなぞ 懐 見送り 井戸 生きる 草 法螺 小言 捨
てる 鼻 門松 臆病者 電報 肴 迎える 今 ひよめき 困る 燕 若い かんな
人気 市民 稲刈り 松茸沈める 腿 石炭 関係 綿入れ 危険 人だま 押す 鬼ご
っこ 聞く 北 おまけ 国 意見 詩 告げ口 飾る 鋭い 性 命令 温度
☆
黒板 露 高い 馬鹿だ 渡す 見せ物 手のひら そり 礼 かかと 山道 揚げる
ゆっくり 魔 できもの法律 ぶり 重い にごり酒 見習い 破れる どぶ 畦 止め
る 日向 明日 いちご 体 炊く 裾 あじ 散る 氷 うるさい 相談 鼠 普段着
よけい 合羽 つらい 蝶 じゃんけん 妊娠 笥 金持ち吠える 色 食事落書 泥暖
かい バター 愉快だ 羽 鰹節 褒める 肩車 恥ずかしい 槌 結婚 打ち水こぷ
踏台 碩く 田舎者 谷 摺鉢 糞 横になる もず 綱 十月 筆箱 詫びる運ぶ び
しょぬれ 栗 渇く 前 剃る 具合い油揚げ 乞食 堀 びり 煙突 籾いたずら 姑
飲む 耳 かつお 花 しゃがむ 奥 浮く 下駄 縄跳び にら 投げる鴨 釣り 溺
れる 大人しい 田植 歌 椎茸 蛍っ越す 浅い 煙 瞬き 山崩れ余る 挿し木稼ぐ
ぞんざいだ 骨 手本 忘れる 風呂 農夫 なだれ 働く 蛾お化け 日本 祝う 印
刷 胸 にこにこ 給料 あらゆる 規則 使う
☆☆
水溜り印刷 口笛祝い 祝い眉 法螺祝い 人だま祝い ひよめきのような日本 に
こにこ怠け バターのっぽみバター心臓 詩のような法律 露のような関係 関係魔 性
の見習い どぶの性 牛乳花 電報のような落書き 歌迎え 蛍迎え 蝶の毛布 花の毛
布 飾り揚げ 糞飾り 蛍飾り 意見乞食 国釣り 国余り 明けの明星のようないちご
蝶のような辞書 花辞書 打ち水聞き 蛍の鬼ごっこ 押し蝶 泥押し 石炭のような露
腿蛍 人魂の露 人魂 蝶 人魂吠え 褒め沈め 妊娠松茸 稲刈り蝶 かんな吠え 若
うるさい びり燕 ひよめきのようなお化け 牛黒板蝶牛 吠える草 にごり酒井戸 褒
めしつけ 泥襖 露ゆがき へちま耳 斧なだれ 泥心臓 挿し木心臓 水溜り妊娠 鼠
汁 鳥のような下駄 マッチの露 墓地の酒屋 捨て茂り 余り茂る 花漁 氷の火箸
吠え勤め 花眉 魔持ち 花ふけ 蝶結い 籾のような頭 口笛打ち水 花痛み つらら
蝶 つらら耳 剃り杉 鼠のような自転車 挿し木
自転車 とおせんぼ規則 金持ち温度
☆☆☆
体が餌だ。 煙が襖だ。 斧を飲む。 命令は浅い。 給料は下品だ。 性は礼である。
燕は煙である。 魔、肴となる。 肴は蛍である。 牛、蝶となる。 墓地に勤める。頭
が妊娠する。 贅沢がなだれる。 法螺を印刷する。 乞食は詩である。 心臓は蝶であ
る。 道祖神、蝶となる。 明日が這っている。 びりは飾りである。 どぶ、牛乳とな
る。 市民はお化けです。 若いは恥ずかしい。 温度が恥ずかしい。 地面は金持ちで
ある。 花はかんな屑である。 結婚は挿し木である。 お化けは臆病者である。 おま
けのように生きる。 落書きのように生きる。 バターは人だまである。 つぼみのよう
にしゃがむ。 生きることは祝うことだ。 水溜りのように横になる。 とかげは挿し木
で増える。 捨て茂り、国はどぶである。 蝶電報は結婚式に好まれる。 体が門松だ。
農夫のように黙る。 糞飾りをつけて花のように黙る。 詩のような法律。職人は瞬きだ。
小言にその犬はかんな吠えで吠えた。 ひよめきのような日本。 痛みは花である。
☆☆☆☆
青い光が尾を曳いた。開いた女の腿のその奥処まで曳いた。そしてそこだけが漆黒であ
る闇を背にした点滅はもう動かない。これが腿蛍か。なんてきれいなやつだ。私はよろよ
ろと進んだ。肉が温かい土手のように見え始め、臭いもきつくなる。
せせらぎの音が立ち始めた時私を後ろから呼び止める声がした。中州へ私を引き留める
力が続いた。呼ぶ声は怒声に変り引き留める力は強くなった。私はそれらを振り切った。
が、その拍子に川に嵌った。と、どこやらでどっと笑い声が起こった。
蛍の数は次第に多くなった。明るさも明るくついには辺りが真昼のようになった。だが、
急に蛍たちが減り始めた。一所へ吸われるみたいだった。辺りはだんだん元の闇にまで戻
った。と、蛍は消えた辺りからまた現れ、オーロラのように揺れた。
私は生きていることを感じ、生きていることを祝った。そう念じたとたん、再びどこか
らともなくどっと笑い声が聞こえた。こんどは朗らかな声であった。私はとうに水中へ没
していた。不思議に身は軽くどこへも自由に行くことができた。
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【水溜り印刷】水溜りに紙を当てればそこに映る風景なり、たまたま来あわせたトンボな
りが印刷される。特徴は全体の色合いに土の褐色が加味され、浮世絵風に微妙な風合い
に仕上がることである。
【茂る】方言は分節している。・:作物の枝葉が茂るモテル。枝が茂るエダウッ。草木が
茂るは、ククエル/コモル/サコウ/ホコルなどと言うが、とくにコモルとホコルでは
同じものに向かった把握の微妙な違いが楽しい。…また、茂った所は、竹がササヤマ。
羊歯がシダクモ。茨がモダ/ヤダ。草木・竹などがオドグロ/ガブッ/フチクミ/ヤブ
カラ。雑草がコエヤマ/ゴソ。
【生きることを祝う】これは、森羅万象を生き、言語世界の全貌を楽しむ。文学するとは、
生きることを祝う謂である。
【若うるさい】当世は若いのが老人に意見をする。・:女としての恥じらいをお持ちなさ
い。ウルセエ、ババア。人に裸を見せるのが悪いツテ? いいシャン、私はキレイだし、
人にそう思ってもらいたいモン。どこか間違ってル? ソレつてチョウ押し付けなんダ
ヨ、バアサン。(そう言って哀れな老婆の胸倉を掴む)。
【人だま祝い】(お祝いに人だまが訪れ、祝うべき人の周りに跳梁している)
壊れ、人魂ら、壊れ、ひ、と、だ、ま、ら、人、だ、マ、火、と、玉、暇、だ、と、だ、
ま、れ、ひ、と、だ、ま、ら、一、間、だ、人、ま、だ、だ、ま、れ、だ、ま、す、人、
戸田、だ、ま、れ、た、ま、ひ、と、Oh' hit-o' d-ama'だ、ま、れ、ひ、と、だ、ま、ら、
壊れ、ひ、と、だ、ま、ら。
【人魂吠え】犬が吠えるような声がするので、不思議に思って暗い部屋へ行ってみると、
なんと人魂が燃えているではないか。私は背中が粟だった。
【飾る】〈カザル・ス〉。〈肉〉の〈国〉。〈お茶も〉〈おもちや〉。〈よき姫〉のくひよめき〉。
〈頭〉〈あまた〉。〈怠ける〉〈負けるな〉。〈黙る〉〈ダルマ〉。〈持つ〉〈つも〉。〈稲刈り〉
で〈金いり〉。〈うかつ〉に〈使う〉。
【温度】温度はきわめて大切。宇宙の姿を左右する力を持つのに、人の世ではなぜかなお
ざりにされている。赤か黄かと人は言うけれど、赤くても黄色くても命に別状はない。
だが温度が百度か常温では生死がかかっている。
触覚芸術よ起これ! 視覚芸術、聴覚芸術、さらに嗅覚、味覚芸術があるなら、温度
感覚による触覚芸術があってよ さそうなものである。寒風にさらされると、暖炉の温
かさにほっとする。炎暑の緑陰には癒される。むしむし加減が
とれると暑さも耐えられる。人を抱いて肌のぬくもりや、ぬめぬめ感を楽しむ。戻虫類
の肌の冷たさやぬめぬめに卒倒する。これらを芸術に高めるのだ。
★
【露ゆがき】露ゆがきを済ましたお月さんはいっそうきれい。
【蛍飾り】ユカは、明りを消した寝室で最後の下着をその胸から滑り落とした。すると乳
首や臍には一つずつ、陰部には十を数える光が周りを青く照らしては消え照らしては消
えしている。なんて神秘的な装いだ。まるで女神を前にするようだ。新郎イチローは息
を呑み、いとしさに震えた。
【泥心臓】私は恐れている。いつの日かヽ私の心臓が泥の様になることを。ゴトッと止ま
ることを。それでいて、大地が心臓を持っていて、地面がひくひくひよめくのを夢想し
ている。
【花ふけ】花から花びらが剥げるように、髪から花びらが落ちる。潤いがあって香りが立
つ好ましさがある。贈答のやりとりは普通のことで、美女・美男子・スターのそれは、
怪我人が出るほど人は争い求める。
【骨】平成元年八月十三日、勲、物心覚えてよりこの方初めて身内を送る。
ありし母がさと崩るる箸の先真白き骨は真白きままに
【挿し木自転車】金属の自転車をまん中でば゜さり断ち切゜て薔薇を挿し木した・生長し
たらハンドルは刺だらけだが、六月になると花をつけヽ香りを漂わせて道行く人を驚か
せた。
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