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資料管理請負人
:2014/05/02(金) 08:42:40
α19号奮闘記
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α19号奮闘記
どうやらこのあたりから目の具合が一層悪くなってきたらしい。
印刷前の最終編集を迎えてさぞや目の具合が鬱陶しかっただろう。
こんな時の仲間のフォローはありがたいものだ。(編集部)
「α第19号の表題決定」 2009/2/20
今日、筒井さんよりα第19号の表題が送られてきました。
「空」だそうです。たまたま今、仏教思想の「認識と超越」の本を購入しましたが、仏教
の教えになんだかタイミングが妙に一致したようなのが不思議に感じました。筒井さんが
この言葉を選ばれた経緯はブログに書いてありますので、どうぞ開いてみてください。
「北君から」より 2009/5/1
北君へ
α第19号の原稿確かに受け取りました。ありがとう。
今日病院に行ってかすみ目をなんとかしてよといったら、やはり網膜症が進まないかもう
一度様子をみて、手術を考えましょうと医者は言いました。その結論は 6月末になると
思います。今日診察にいって視力検査の表を見たら結構見えるが不思議でした。左が0.7
右が0.3らしいのですから、世の中にはもっともっとめの不自由な人も沢山いるようで、
医者の対応をみていると私はまだ良い方なのかなと思いました。もう少し我慢してみるつ
もりです。
それから明日5月2日から山荘にこもり、帰ってくるのは7日になります。暇ができたら
電話してみてください。
大波止の連絡船についての調査依頼 2009/5/8
同人α第19号の為の資料を長崎市立図書館レファレンス係の矢口さんに電話して、下記
の件の資料調査を願う。
長崎市立図書館 :095-829-4946
◆大波止から旭町の間にあった連絡船(渡し船)
船の大きさ、乗客定員、航行距離、運行時間
乗車賃、人、自転車、いつから始まっていつ廃止されたか
「小柳さんからのメール」 2009/5/13
古賀さんも、目が疲れて居られるのでしょうね。
製本が月末になるのは、未提出の皆さんには好都合かも知れませんね。
ところで私の方は、自分の原稿が終わった今、わりと暇な状態です。それで、行やペー
ジの整形に手間取っておられるようだったらご遠慮なくお申し付け下さい。字数や、行数
を決定してもらえれば、粗粗の整形は分担できますので。
何せ、古賀さんが倒れられたら、アルファの作品集は、印刷でもブログでも立ち往生し
てしまいますから。なにとぞ、御身大事を専一にして下さい。
小柳さんへ
お気遣い有り難うございます。小さい活字が老眼鏡をかけても全く見えません。度の強
いルーペを左手から離せなくなり、困ったものです。この前の診察で、次の眼底検査の結
果を見て、手術するかどうかを判断しましょうと 言ってくれました。
編集にあたっての貴君の申し出ありがとうございます。なるべく作業を分担する方法を
見つけ出したいと思いますが、ワープロや写真処理やホームページ作成等のソフトがまち
まちで、なかなか美味く行かないのが現状です。
今回は、O氏も私もいろいろの催しが重なっているため、20日前後の出版が出来ない
と判断しました。思い切って月末まで延ばしましたので、なんとかできそうです。20号
からは、目を新品に取り替えるという訳にはいきませんが、せめて9号の大きさの文字が
読める位まで再生出来たらと期待しています。
結論として今回の19号はなんとか努力してみたいと思います。
α第19号の編集・校正 2009/5/26
先日小柳氏よりゲラ刷りの校正表を受けとった。今日K氏より校正ゲラ刷りを受け取っ
た。O氏のゲラ刷りは明日シネマ・デ・ジョイで受け取る予定。
それから総合的に全文の訂正をし、せめて29日(金曜)までは70部刷り上がってなければ
ならない。
今回は目の悪い人のために(かく言う本人が一番悪い。倍率の高いルーペがないと何も
見えない、それと以前から三浦さんの希望もあったし)、字を大きくした。
◆ 字の大きさ:9号から11号へ
◆ 一行の文字数:40字から30字へ
◆ 行数は変わらず40行
◆ 普通の濃さの明朝をbold type(強調文字)にした。
1.そのため色々の問題が生じた。まずはEさんの英文で、一行の端部の英単語が別れてし
まうこと。
2.小柳さんのサブタイトルの強調文字が他の文と同じになり、めだたな いこと。サブタ
イトルの文字を大きくするか、またはゴシック体に 変更するか、あらためて小柳さん
と協議する必要がある。
「Tさんと会食」 2009/5/28
Tさんがα19号製本のために大阪から上京。午後7時に銀座三越前で会った。K君は
用事で欠席、O氏と私の三人で「スペイン料理びいどろ銀座店」へ行く。一日中雨が降っ
ている。時間があったので教文館で白水社の「エクスリブリス・シリーズ」の新しい本を
探す。目が悪いのでこれ以上読みかけの本を増やしたくなかったので購入するのを止めた。
外にでたら、いかにも田舎から出てきた芋兄ちゃんが、H&Mの店((Hennes & Mauritz
が展開するファッションブランド)の場所を聞いてきた。あの年頃はやはりその手の情報
に敏感だなと思った。数ヶ月前マスコミで話題にしていたので、どんな店か様子を見に行
ったことがある。開店当初は数百メートルも並んでいたが、センスも値段も品数もあまり
感心することもなかった。
料理はパエリア、シャンピニオンの油いため、イカの墨煮、チキンのソテー、チーズと
オリーブの前菜、店で焼いたバケット、赤のハウスワインをグラス一杯ずつ、筒井さんは
全くの下戸であった。兎に角量も味も値段も三人とも十分満足した。一人3,100円也。
α第19号発行にあたって 2009/6/1
予定より10日遅れの「同人α」第19号「空」を皆さんの協力で無事発行出来てよかっ
たと、ほっとしています。創刊号の頃からすると、作業にも慣れて、今回は不良品が一冊
も出ませんでした。・・・実は皆さんが来る前に一等最初に作った試作品は信じられない
ような間違いの代物でした。表紙と本文が逆さに、左綴じを右綴じに、いくら目が悪いと
言い訳してもイエローカードもので、こっそり処分したしだいです。
◆Eさん
私のThe Color of the Morning Gloriesの誤訳「朝の荘厳な光の色」を「ものごとをも
っと深く考える契機になりました」と言って頂いてありがとう。私は神野佐嘉江氏の書
いた、何の文脈もまだ無い言葉だけの羅列を見て、今まで作り上げ た概念から抜け出
して、改めてその言葉の響きや成り立ちを考えるとき、新しい自分なりの感覚を発見を
します。だから通り一遍の概念に慣れすぎる自分を戒め、いつもへそ曲がりな思考をよ
しとしています。九州・佐賀の私の郷里ではこのような人を「異風者 (いひゅうもん)」
と呼んで変わり者・頑固者・協調性にない者といって煙たがります。
打ち上げ会では、貴女の格調ある作品の元になる、人間や自然の観察の方法論について、
私なりにいくらかの質問を用意していました。しかし北極と南極のように遠く離れた席
でしたのでそれも叶わず、今度また会う機会にその話は楽しみとして取って置きましょ
う。
◆Tさん
わざわざ浪速から来ていただきありがとう。「変な人の集まりはいいなと思いました。
平凡な私にはとても刺激的です」とおっしゃっていますが、変な人は大抵自分は平凡だ
といいますから、Tさんもすでに仲間だと思いますよ。食い倒れ文化に鍛えられたTさ
んと前の晩に食べたスペイン料理が気に入ってもらってよかった。東京も安くて 美味
い店は探せば沢山ありますから、そちらの楽しみも上京の理由の一つに加えてくだ さ
い。
◆Sさん
次の20号の担当を引き受けていただいてありがとう。貴女の踊りや歌舞伎や芸術に関
する知識は私の知らない世界のものですから、聞いていた楽しいものです。極度に抽象
化・形式化された歌舞伎や日本画には私なりの異論がありますが、そのうち侃々諤々論
じましょう。ともかく今度の表紙や題を大いに期待します。
◆Hさん
久しぶりに「さすらいのビン・ボーニン」の面目躍如たる一刀両断の 論を拝聴しまし
た。それにしてもSさんとの対決は、まるでお互いに別々の土俵から勝負をしているよ
うでした。そのかみ合わない論争のずれ具合がなんとも妙で、未来永劫かみ合うこと
のない、エントロピーが最大のブラウン運動の世界をみるようでした。
◆長岡さん
この前新聞で奈良のさる古墳が「卑弥呼」のものではないかと考えられるとありました。
そうなると長岡さんの「邪馬台国九州説」はいささか不利の感がありますがどうしまし
ょう。それから空海が薦めた寺院の尖塔趣向は性的なものと宇宙的なものの 思想であ
るとありました。古い塔は下方に丸い饅頭のような台座を付けたと書いてありました。
これれはすなわちヒンドゥー教のリンガムヨニの形でしょう。・・・とまあ色々と聞き
囓りの疑問をぶつけて、努力しないでちゃっかり長岡さんの詳しい知識を失敬する心算、
それと、私の視力がこのままで戻らないとすると編集が難しいので、次回の20号を誰
か技術的に詳しく、正確に、やる気のある人に依頼したいと思っています。いずれこの
件につき皆で検討して決めたいと思いますが、私見としては、長岡さんの右に出る人は
いないなと思っていますが、如何ですか?
◆Oさん・Kさん
この前のKさんの文の構成でOさんとのあいだで論争になりました。私はまだその 文
を読んでいなかったので、隣で半分面白がって傍聴していました。これはまるでHさん
とSさんのバトルと同じではありませんか。二人は時々そのような論争をしますが、感
覚の問題 性差の問題、知識の問題、趣味の問題か、いずれにしても私は高みの見物に
徹した方がよろしいようで。
今日「同人α」第19号-「春号」をクロネコヤマトのメール便で送りますのでよろしく
お納めください。また作品集への掲載は合評の始まる前、今週末までは作業を終わりた
いと思っています。本誌の届かない海外のかたは、作品集を開いて読んでください。
同人α第19号(春号)発行のお知らせ 2009/6/1
5月30日に「同人α」第19号(春号)を、諸般の都合で10日ほど予定日かから遅れま
したが、無事出版することが出来ました。
小説・・・・・7偏 (1編は英語の作品)
エッセイ・・・1偏
詩・・・・・・2編
紀行文・・・・1編
オキシモーラン的作品・・・1編 の12編です。
会員には今週半ばにはお手元に届く予定です。また作品集も今週末までには掲載するよ
うに努力しますので、海外の方及びこの本をお持ちでない方は、作品集を紐解いて来週か
ら始まる合評にどんどんご参加してください。お待ちしています。
なお、同人誌を欲しい方は下記までご連絡下さい。
一冊200+送料80円(3冊までは同じ送料です)
同人αの増版 2009/6/2
同人α第19号を20部作成
牟田さんに10部
HUさんに6部 メール便で送る。
作品集収録のおしらせ 2009/6/3
◆同人α第19号の作品を作品集に収録しましたので、まだ冊子の届かない海外の同人の
方、このホームページをご愛顧していただいている読者の方、どうぞ作品集を紐解いて
お読みください。そして自由に合評にご参加ください。
◆Eさん
「人間や自然の観察の方法論について」などと小難しいことを書きましたが、Eさんの
作品に出てくる情景や真理描写が見事であったので、日頃の観察のたまものだと思いまし
た。そこで私の質問は「人の表情や花や山や気候などの事象の変化をノート等に記録して
いるのですか?」というものでした。
◆長岡さん
邪馬台国の場所については、決定的な証拠もなくまだまだ推理する楽しみが残ってい
ますね。あと五十年くらいは謎のままであって欲しいような気がします。
リンガムヨニは座禅を組む手や忍者が印を結ぶ形もそうだと読んだことがあります。
知らないで行っていることが、数千年昔の遠い国の思想の影響を受けているものですね。
それから、編集については私が全てを投げ出すという事ではなく、印刷や製本は勿論
今まで通り私の所でやりましょう。ただ少し役割を分担して貰えばと拗ねてみただけで
あります。
視力について 2009/6/8
昨年の秋頃から急に白内障が進んだ。それまでは左目が0.7右目が0.4だから、その視
力の違いの違和感で、私はよく物が見えないのだと思っていた。しかし病院で視力検査を
してみたが、半年前のと今と比較してもその視力の数値はあまり変わらない。しかし現実
には見えにくくなったことは確かだ。
まず、霧が掛かったような、スリ硝子を通したような、薄い和紙を目にかぶせたような
見え方である。また明るい横断歩道の白線や白い建物や明るいテレビ画面を見ると、写真
で強い光の当たった部分の周りが白くぼやけるのと同じ、ハレーション現象を起こして見
えなくなるのである。2,3メートル先の人の顔さえ見分けが付かない。
目のどの機能が悪いかは私にはよく分からないが、どうも明暗が曖昧になっているため
らしい。前に目の機能を調べたときに、物を立体的に認識するためには「形は明暗のしま
模様で認識する」とあったから、きっと明暗の識別が出来ないくらいハレーションをおこ
して、平面の像しか造れないのだと思った。
三次元の世界を私は二次元の像しか作れない世界にはまりこんでしまった。だから、外
界からの情報の80%は目から得られるというのだから、本も読めなくなった私は、平面
の上をただ本能のまま這い蹲ってうろうろしている、アメーバのような単細胞生物になっ
てしまったような気分だ。
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