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テーマ前書き集

32編集部:2016/10/31(月) 07:30:45
そよぐ
     第48号 「そよぐ」  2016/08


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前書き テーマ[そよぐ]??????????????         古賀 由子

昔からこの「そよぐ」と言う言葉の語感と優しいイメージが好きだ。そよ風のそよ。
穏やかな日、木の葉が気持ちよく揺れ動く感じにぴったりの言葉だ。「風にそよぐ葉」
いかにも気持ちよさそうだ。軽やかな気分になる。
これに対して「揺らぐ」という言葉がある。同じように物或いは人の心がパワーバラ
ンスの変化により微妙に揺れる状態をさす言葉のようだが、どこか不安感、不安定感が
つきまとう。一方この揺らぎはむしろバランスをとる貴重な現象でもあり、次なる新た
な世界を作り出す前提にもなっているような気もする。

「そよぐ」と「揺らぐ」の違いについて考えてみた。
「揺らぐ」は他からの要因はあったとしても、あくまでも自らが動き出してゆらゆらす
る。「そよぐ」は主体がないまま、自然(気)に身を任せ、自然と同化して動いている
姿のように思える。「そよぐ」という言葉の心地よさはそこから来ているのではないか。
 物体、人間の場合は心も含めて、自己の特性を主張すればするほど他の物体と衝突が
起きる。それが揺らぎとなる。特製を無にして自然のなすがままに任せる姿が「そよぐ」。
 広辞苑で「そよぐ」を調べてみて驚いた。漢字表記で「戦ぐ」とある。戦いのイメー
ジとは全くかけ離れているのに。なぜこの字を当てたのか分からない。宿題としよう。

 ネット辞書を調べていると、「戦ぐ」の他に「」(そよぎ)が出て来た。
意味は
  1.ブラフマン、サンスクリットの、仏教に関する、清浄な、バラモンの、
  2(と通じて)木が風を受けるさま、風が木の上を行くさま、(芃と通じて)草
   木が茂る。
は「そよぐ」風景そのものを漢字で表してくれているではないか。「戦ぐ」より何倍
も相応しい。そよぐについての私のイメージは1.の意味と深い所で通じているような気
がしてくる。調べてみたい。

注)は掲示板では表記できないため画像を使ったため、見えづらい。「林」の下に「風」と書く。




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