[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
テーマ前書き集
30
:
編集部
:2016/05/10(火) 20:18:53
静
第46号 「静」 2016/2
??????????????
静?????????????? ?? 風野 茜
最近、私に最も添う言葉は「静」だ。
「おはよう」「おやすみなさい」「いただきます」「ごちそうさま」。
こういう何気ない言葉、毎日口にしていた時はたいして意識さえせずに使っていた言葉が身近から
消えてしまった。盛時には、五人の家族と一匹の犬がいた家、声と音で満たされていた家が、今は
静かだ。
古い木造の家は声をたてるという。時に、二階や屋根裏で「ミシッ」とか「カタッ」という音が
する。今まで気がつかなかった。静かだから聞こえる、聞こえるからなお一層感じる静けさ。本当に
不思議な静けさだ。
★表紙絵について
「斜光」という高校同窓誌に寄稿していたあの人はいったいどんな方なんだろう、どんな御夫妻なのだ
ろう、それが風野 茜氏の作品を読んだ後に湧き上がった私の反応でした。その氏の家を訪問する機会が
できたのです。閉じ籠もり病にかかっていたというのに、数年振りで身繕いをして外に出て電車に乗って
氏の家に出向きました。昨年秋のことです。
先ず目に入ったのが玄関の下駄箱の上に乗っていた小さなカモのつがいの置物です。私が想像していた
風野 茜夫妻の印象そのまんま。家の中のそこここに夫妻の思い出の小さな置物がありました。
ピアノの蓋の上に置いてあったのがこの絵です。お孫さんが描いたものです。家の中でこの置物を見つ
けて絵にしてくれたそうです。そうそう、このお孫さんの名前も覚えています。斜光作品の中に登場して
ました。この馬はスエーデンの伝統工芸で、木製の馬「Dalahäst(ダーラナ馬)」。北欧を訪れたとき購入したもののようです。
「至る所に風野家族が生きている」、家の中にはそんな空気が流れていました。このダーラナ馬の絵は
私には象徴的なもののように思えます。斜光作品を読んで私なりに想像していた家族の風景、夫婦の風景
がそっくりそのまま体感できた訪問となりました。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板