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編集部
:2014/10/18(土) 16:13:57
第39号「加賀見(カガミ)」</
第39号「加賀見(カガミ)」 2014/5
加賀見は、鑑・鏡とも記される。
白川静博士の字通によると鑑(keam)・鏡(kyang)は、光(kuang)の意味を持ち金属
の盤に張った水で反射した光を臨み見ることである。
つまり、加賀見の[加賀]は人や物から射してくる光、[見]はそれを見ること。
鑑は、水鏡で[加賀(光)]を見ること。
鏡は、のちに水鏡の発展形として[加賀(光)]を見るために匠が面を磨いて作った器と
なった。
佛教では、華厳経の因陀羅微細境界門中に、帝釈天(インドラ)の宮殿に掛かった帝網
と呼ばれる網のことを説いている。
この帝網には無数の宝石がくくりつけられ、それぞれが相互にその姿を映し合う鏡になっ
ている。
実は、これら宝石とは、自らの姿を現わすと同時に、互いの姿を映し見ている人の存在
を示している。鏡三枚だけの万華鏡でさえ、それぞれの鏡が映し出す像の変化によって無
限の像が生み出されるが帝網上の無数の宝石は、人が相互に映している姿を、そのまま無
限に映し合う宇宙の鏡となっている。
それ故に鎮めた心の光で照らし加賀見を見れば、そこに写った対象の深奥まで解る。
鑑よ、鏡、加賀見さん。
αの作品を照らし映して、作者の心の内までも、隠さず見せておくれ。
読者よ、あなた自身も輝く心で、これらの作品を照らし映して読んで下さい。
長岡 曉生
表紙絵について
どんなに美しい羽根をもつ孔雀でも自分の姿などには少しも関心がない。それでも夜そ
っと木に登り空の鏡を眺めている。夜空の鏡に己の姿を映そうとしているかのように留ま
っている。
煌々と照る月は夜空に浮かぶ丸鏡、孔雀の目線の先にも丸鏡、鏡が沢山集まってキラキ
ラと孔雀を映し出す。この風景は空の鏡に映った孔雀の姿なのです。
万理 久利
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