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aiで意味怖

1誰そ彼:2025/08/30(土) 14:40:13 ID:bKEwvLNM0
てすとてすと

2誰そ彼:2025/08/30(土) 14:40:54 ID:bKEwvLNM0
忘れ物

「ねえ、忘れ物だよ」と、隣の席に座っていた男の子が声をかけてきた。
私は「え?何も持ってないよ」と答えた。
男の子はニコッと笑い、「ううん、違うよ。ずっと一緒だよ」と言って、私の左手首を指さした。

3誰そ彼:2025/08/30(土) 14:42:02 ID:bKEwvLNM0
写真

旅行から帰ってきて、カメラに収めた写真を見返していた。
一枚一枚、思い出を噛み締めながら見ていると、ある写真で手が止まった。
知らない人の後ろ姿が、写っていた。
ふと、その人が立っていた場所に目をやると、鏡があった。

4誰そ彼:2025/08/30(土) 14:43:07 ID:bKEwvLNM0
ドア

今日も帰宅すると、玄関のドアが少し開いていた。
「またか…」とため息をついて、閉めようとした。
ドアノブに手をかけた瞬間、内側から誰かが押しているような感覚があった。
私はすぐにドアを閉め、鍵をかけた。

5誰そ彼:2025/08/30(土) 14:43:55 ID:bKEwvLNM0
日記

日記を読み返している。
「今日は学校でいじめられた。もう死にたい」
「誰も助けてくれない。どうしてこんなことをするんだろう」
「早くみんなと仲良くなりたいな」
「明日もがんばろう」

6誰そ彼:2025/08/30(土) 14:45:05 ID:bKEwvLNM0
忘れられた日

朝起きて、カレンダーを見ると、今日の日にちがマジックで塗りつぶされていた。
「誕生日…だったっけ?」と首をかしげた。
その日は、家族の誰も何も言わなかった。
食卓には、いつものように三つの皿と、一つの空の席があった。

7誰そ彼:2025/08/30(土) 14:59:10 ID:bKEwvLNM0
消しゴム

電線に洗濯バサミを並べていると、白いおじさんが話しかけてきた。
「おや、それは昨日掘り起こした月の光だね」
おじさんの手には、卵の殻が三つ。
「君の時計は、まだ午後十時かな?」
私は頷き、ズボンのポケットから消しゴムを取り出し、それを半分に割った。
すると、消しゴムの中から、カタカタと音を立てて小さな石が転がり落ちた。
おじさんはそれを拾い上げ、口の中に入れて笑った。
その瞬間、空からたくさんの靴が降ってきた。

8誰そ彼:2025/08/30(土) 15:01:39 ID:bKEwvLNM0
鉛筆の骨

机の上でトマトを逆さに立てると、知らない子供が床から生えてきた。
「それは昨日折った雲の骨だね」
子供の手には、濡れた砂時計が四つ。
「靴下は、まだ呼吸しているのかな?」
私は首を振り、口の奥から古い鍵を吐き出した。
それをねじると、鍵の中から冷たい蝶の鳴き声が流れ出す。
子供はその音を耳で食べ、背中から青い椅子を生やして笑った。
その瞬間、壁の隙間から無数の鏡が這い出して、天井を叩き続けた。


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