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昭和初期抒情詩と江戸時代漢詩のための掲示板
577
:
やす
:2011/07/02(土) 17:00:33
加藤千晴の絶筆 ほか
○ 加藤千晴詩集刊行会の齋藤智さまより『加藤千晴詩集』に漏れた最晩年の詩篇一編、挟み込む用に印刷された一葉をお贈り頂いた。池内規行氏が所蔵の雑誌より発見の由、刊行会への連絡で実に公刊後7年を経ての補遺となった。単なる拾遺詩篇でなく絶筆とみられることから特別に印刷・頒布に至ったものにて、茲に掲げる。
静かなこころ 加藤千晴
?
静かなこころ
なやみかなしみも
底に沈んで
何も思わない
何も夢みない
ただ憧れる
ただ祈願する
この静かなこころ
?
生きる日の
なやみかなしみの
嵐のなかに
かくも静かなひととき
これは神のたまもの
時間空間のまんなかに
ひとり在る
この静かなこころ
?
ああ このひととき
生きている 生きている
ただ安らかに
ただ充ちたりて
静かなこころよ
われに在れ われに在れ
生きる日の
この神のたまもの
(1949.12.20)
?
○ 梅雨の合間の一日、岐阜市立歴史博物館へ江戸後期岐阜詩壇の山田鼎石、金龍道人の墨蹟などを撮影に(市内円徳寺所蔵委託資料)。合せて館蔵の藤城、星巌ほかの掛軸もカメラに収めて帰る。成果の公開は順次追って【古典郷土詩の窓】にて。
○ 図書館のあつまり(6/28)で講師に招いた松岡正剛さんに名刺交換を強ふ。「千夜千冊」に『淺野晃詩文集』どうでせう、と喉元まで出て果たせず(悔)。
○ 近況:職場人事ほか身辺くさぐさの変更の予感。古書的話題では、地元山県市大桑出身の武藤和夫第二詩集『高らかに祖國を歌はん』や、美濃国不破故関銘の拓本掛軸を入手。さらに長年の探求本の抽選結果など、目下何事に於いても息をつめて推移を見守る毎日です。
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