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昭和初期抒情詩と江戸時代漢詩のための掲示板

505やす:2010/10/09(土) 20:08:31
『桃の会だより』 2号
山川京子様主宰の桃の会より本日『桃の会だより』二号(A4版11p)をお送り頂きました。末尾の後藤左右吉氏による岐阜新聞記事(3/8「岐阜文芸」)、図書館員であるにも拘らず迂闊にも見逃してをりました。

「一生涯、山川姓を貫き、若き日の夫の督励をいちずに守り続けた彼女に、私は戦中戦後を清くたくましく行きぬいた日本女性の一典型を見るようで敬服している」

といふ一節、さうして今号の巻頭に掲げられた十首のうちの一

「身は老いて心をさなくとほき日の面影若き人おもひをり」

といふ歌に感じ入ってをります。

思ふに現役の文学者で私が尊敬申し上げるのは、杉山平一、山川京子のお二人だけとなりました。伝統を新たにする戦前の抒情を、敗戦後に嘗め来った辛酸の痕と共に、両つながら身に帯びられて、今日どんなちょっとした発言にも、おのづからの重みが感じられる懐かしいお人柄…といふのは、もうこの御二方よりほか思ひ浮かばない。これははっきり申し上げて置くのがいいと思ひ、記します。

とりいそぎここにても御礼を申し上げます。ありがたうございました。


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