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昭和初期抒情詩と江戸時代漢詩のための掲示板
457
:
やす
:2009/12/30(水) 23:44:58
『昧爽』19号
今年最後にわが家に届きましたのは、山本直人様/中村一仁様共同編集『昧爽』の19号でした。ここにても御礼申し上げます。ご寄贈まことにありがたうございました。
中村さんが書かれた、今年2月に亡くなった渥美國泰氏の追悼文。テレビドラマを通してしか俳優を知らない私にとって、文壇人と劇団人との関係といふのは、皆目わからぬ事情に属しますが、文壇では保守系批評家の第一人者と目される福田恒存について、却って中村さんのやうな立場のひとが、虚心に渥美氏の回想に耳傾け、福田氏の興した劇団雲の分裂に対して是々非々でもって語る態度が良いです。義憤と人情と同時に「盲従も拒否する」ところが中村さんらしさですが、為に生ずる誤解も受けて立つ堅固な志操は、例へば自らの戦争体験から「世田谷九条の会」に賛同する一方、A級戦犯土肥原賢二を演じて辱しめなかった渥美氏の役者魂とも一脈通ずるところがあるのでせう。葬儀参列者には演劇関係より骨董関係者が目だった由。もとより渥美氏が心酔された亀田鵬齋は、漢詩人が尊王攘となる一世代前、化政期のサロンで活躍した人情に厚い庶民派の文人学者です。
中村さんらしい義憤は、今回『淺野晃詩文集』刊行の予告文においてより顕著でしたが、1985年に刊行された定本詩集をすでに所蔵してゐる人を念頭に編集中である旨を具体的に伺ひ、私もかつて自らの思ひ入れだけを頼りに『田中克己詩集』に収録する詩篇を選んだときのことを思ひ出し、いたく同感。私淑された先生の著書200冊余と謂はれる文業を俯瞰する「決定版の一冊」が、無事完成に至ることを祈らずにゐられません。中村さんが心配されるやうな、浅野晃の生きざまを否定する人間がどれだけの人物かどうか、相手にするまでもありませんし、またジャーナリズムの書評をあてにしても仕方がないことです。この詩人の大きさを示し、また今回封印の解かれる『幻想詩集』が捧げられた伊藤千代子の追善にも適った書評はかならずや現れませう。
及ばずながら拙サイトでも広報に努める所存です。残す終刊号とともに、悔いなき編集に専心されますことを祈念申上げます。
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