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昭和初期抒情詩と江戸時代漢詩のための掲示板

33やす:2005/05/10(火) 09:01:38
『保田與重郎書簡集』
 中村一仁さま、こんにちは。
 浅野晃の連載順調の由、また『保田與重郎書簡集』といふ嬉しい企画を聞かされて喜んでをります。
 膨大な量が遺されてゐると思しき保田與重郎の書簡については、若い頃の書簡、ことにも戦争や事件について言及した書簡、女性や少年に宛てた書簡など、興味つきませんが、いったいどれだけの分量がどのやうな人々から集まる目算のたつものか、御本人は文学者の書簡を発表することに対し、至って慎重といふか自他にわたり否定的であった訳ですが、おそらく書簡集があの全集に収められなかった一番の障礙となった原因は、収集作業が茫漠・多岐にわたる困難な事業であることが、編輯に携はったどなたにも容易に見渡せたからぢゃなかったかと憶測されます。
 もっとも雑誌「イロニア(新学社)」においてまとまって公開された平林英子宛の書簡が、彼の著書の文体から一般に想起される人間性を、(期待通り)嬉し く裏切ってくれる内容と書きぶりだっただけに、この度の谷崎昭男氏の企画が同じい意向を踏んだ、かゆいところに手が届くやうな配慮をもって実現すれば、 (例へば伊東静雄の日記・書簡集とは違った切り口から)日本浪曼派の生成の現場を伝へる、文学史上の第一級の文献となるのに相違ありません。といふか、当節、日本のアイデンティティに対して外からの誤解、内からの暴発が懸念されるなか、もっとも柔軟性がもとめられる言論界における“慶賀すべき事件”となってほしいものです。ほんたうに待ち遠しいですね。


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