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筑波大学生活支援学研究室
567
:
徳田克己
:2020/11/30(月) 15:31:52
プラットホームからの転落
https://img.shitaraba.net/migrate1/6829.ktokuda/0000600M.jpg
https://img.shitaraba.net/migrate1/6829.ktokuda/0000600_2M.jpg
東京メトロ、東西線の東陽町駅のプラットホームから白杖使用者が転落して、電車にひかれて死亡した。
ご冥福を祈りたい。
私の研究室では今、大林財団から研究助成金を受けて、視覚障害者のプラットホームからの転落を防ぐための方策の研究を行っている。しかし、この研究を開始してからも2〜3名の方が線路への転落で亡くなっている。
多くの全盲者や白杖使用者に対してヒアリング調査を行っているが、転落はいくつかの要因が重なって起こっていることを確認している。
最も重い要因は、視覚障害者の勘違いや確認不足である。東陽町の事故も、おそらく自分の乗る電車が来たと勘違いして電車に乗ろうとしたところ、何もないところに足を踏み出して線路に落ちたのではないかと思う。
島型ホームや音のまわりやすい地下鉄では起こりがちな事故である。転落した経験のある視覚障害者のなかにも同様な状況で落ちてしまった人は多い。発車音に焦ってしまうのである。
写真は盛岡駅(在来線)の島型ホームである。
電車の前に(ドアがないところに)点字ブロックで誘導されている。
急いで階段を下りてきた視覚障害者が、そのまま線路に…という危険性がある。
実際そのように落ちたという白杖使用者がいた。
もちろんほとんどの転落はホームドアがあれば防ぐことができた。
これは事実である。
しかし、すべての駅のホームにはホームドアは設置できない。
また、落ちた後、どっちに逃げればいいのかを経験していないと、いざ落ちたときには足がすくむ。
イベントなどで、視覚障害者に線路に下りてもらい、そこで退避する経験をすることがあるが、非常に有効である。
視覚障害者に対する、駅における歩行訓練を徹底する必要もある。
最も有効なのは、まわりの人の声かけと誘導である。
どういうときに、どのように声をかければいいのか、どうやって誘導すればいいのかは
まさに障害理解教育・活動の領域である。
ただ「声をかけましょう」と言ったって、無理。
やり方を伝えておかないと、遠巻きに見ていることになる。
今こそ、障害理解の出番だ!
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