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筑波大学生活支援学研究室

24徳田克己:2016/08/04(木) 06:48:10
マスコミ
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最近、ポケモンGOの歩きスマホの件で、マスコミ取材を受けることが多い。
ていねいに取材をしてくれる記者、最初からストーリーを作っていて私のコメントを入れるための取材をする記者(そのストーリーから外れると採用されない)、とても誠実に問題を考えている記者、その問題についてほとんど勉強をしていない記者など、いろいろだ。
会社によって異なっているのではなく、番組関係者や記者さんの個性?によって違っていると感じる。

大きく異なるのは、放送後や掲載後だ。
「こういう報道・掲載をした」と言ってきてくれるところ、ビデオや掲載紙を送ってきてくれるところ、都合で放送できなかったが取材のお礼をしたいと言ってくるところ、取材したけれども全く番組で放映されずそのままのところ(かなり資料を提供した)などがあった。

マスコミの世界の人たちは忙しそうだ。
朝の番組の担当者は「家には帰らない」と言っていた。夜に大きなニュースがあると対応しなくてはならないからなぁ。マスコミ業界の給料が高いのは当たり前だと思う。

私たちの取り組んでいるバリアフリー研究は、社会に知ってもらって、初めて問題を修正することができるものだ。学会発表をして、論文を書いても、社会に対するインパクトは全くない。
マスコミはすごいインパクトをもっている。社会を動かすことができる。だから、マスコミに私たちの研究を理解してもらえるように働きかける。

新聞に記事が載ると、いろいろな人のブログやツイッター、掲示板などで取り上げられる。それで拡散していくと、さらに社会に対する影響がある。しかし、良いことばかりを書かれるわけではない。今まで、「こんな研究をする奴が大学教授なんて笑わせる」とか「この徳田っていうやつは何もわかっていない」とか「こいつはバカだ」とか(何でその本当のことを知っているんだろうか?)、びっくりするようなことが書かれる。
昔はこれらの一つひとつに腹が立っていたが、今は「何を書かれているかな?」と、ちょっと楽しみになっている。
政治家や有名人は、ネット上で無茶苦茶なことを書かれている。タフじゃないとやっていられないだろうな。国民はみんな『評論家』だ。私もエセ評論家かもしれない。

今回の問題でも「歩きスマホが危険だという証拠を出せ」と書いている人がいる。証拠(統計)がないならば発言するなということらしい。そういうことを考えたことがなかったので、ちょっと新鮮だ。私も経験があるが、歩きスマホ者にぶつかられたことのある人は多い(その統計はある)。激しくぶつかられたことで大きなけがをした事故も起こっている。でも、そういう事例ではなく、統計を出せということらしい。

2011年に中国の延吉、図們に調査に行ったことがある。北朝鮮との国境の街で朝鮮族の人が多い地域だったので、北朝鮮のテレビ放送を見ることができた。プロパガンダ的な映像が延々と流されていた。でもこれをずっと見ていると、ある種の「洗脳」を受ける感じになるのかと感じた。

その意味では、自由に発言できる日本は良い国だなと感じる。





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