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友利スレAIのべりすと支部

1管理人★:2023/05/06(土) 17:47:13
https://ai-novel.com/

2あぼーん:あぼーん
あぼーん

3蟹の仇:2023/11/30(木) 23:26:00
ここは、地球のどこか。
ナンバワニは、静かに獲物を待っていた。
数分ほど経っただろうか。ナンバワニの前に何かが横切った。コレナガニだ。
ナンバワニは、コレナガニを器用に捕まえて、自分の口に運ぶ。
僅か一瞬の出来事のようだった。コレナガニの証、金属のように発達した左の親爪をもってしても、ナンバワニには敵わなかったのだ。コレナガニが出来たことといえば、この場にはいない姉に助けを求めることくらいだった。
(お姉ちゃん! たすけて…!)

姉は間に合わなかった。ナンバワニがコレナガニを喰らい始めたのは、駆けつけるほんの数秒前のことだった。姉の瞳には、巨大な口の中に吸い込まれてゆく最愛の妹が映った。やがてナンバワニは立ち去り、その場には食べるには硬すぎたのであろう「証」だけが遺った。姉は、最愛の妹を奪ったナンバワニを憎んだ。それと同時に、救出に間に合わなかった自分自身も憎んだ。そしてその後悔が、なお仇敵への憎しみを駆り立てていったのであった。その日から、姉の復讐劇が始まったのである。

https://i.imgur.com/XNAlPkn.png

4スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!:スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!
スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!

5スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!:スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!
スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!

6スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!:スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!
スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!

7サブレーを食べる選手たち①:2024/02/16(金) 19:02:04
「県知事からサブレーが届いたぞー!」
とあるオフシーズンの一日。柏木監督はそう言うと、事務所にいたスタッフにサブレーの箱を見せた。
「サブレーといえば、ホワイトチョコとミルクチョコレートの二種類がある。そういえば、ホワイトチョコは真鍋の好物だったな」
スタッフは興味深そうに箱の中を覗き込む。
「早速これを持っていくことにしよう」
そして、柏木監督は箱を持って球団の練習場へ向かった。
ちなみに、M県の県知事がなぜサブレーをくれたかというと、毎年、シーズンオフになると球団がその県のPR活動をしてくれるからだ。また、彼が幼い頃から個人的にその球団のファンだったからというのもあるのだろう。

8サブレーを食べる選手たち②:2024/02/16(金) 19:05:06
「お前たち、今日は何の日か知っているか? サブレーの日だそうだ」
柏木監督がサブレーの箱を見せる。
「ああ……確かに県知事から毎年もらってますね。」
ベテランの嶋田は言った。
「というわけで、これはお前たちにあげることにして……俺も俺でやることがあるからな」
柏木監督はそう言うと部屋から出て行った。
「県知事は本当にサブレーを送るのが好きなんだなぁ……」
箱に入ったサブレーを見て呟いたのは中島だ。
「あ、サブレーだ!」
ほどなくして真鍋もやって来た。
「さっそく監督からもらったんだ。皆で食べることにしよう。」
守護神の児島が言った。

9サブレーを食べる選手たち③:2024/02/16(金) 19:25:06
「俺、飲み物を買ってきますね!」
真鍋はそう言うと部屋を出る。嶋田の同期で同じくベテランの須賀は既に、サブレーを手に取っている。そして、
「しかし奇妙な形をしてるよな。」
と呟き、サブレーの「突起」部分に目を凝らした。
「この尖がりを見ると、あの騒動を思い出すんだよなあ。木根内市の国道が……」
「須賀、縁起でもない、やめろ」
嶋田が須賀を止めた直後に、部屋の扉が開いた。
「ただいま!人数分の飲み物買ってきましたよ!」
真鍋が帰ってきた。
「あれ、皆さんどうしたんですか?変な顔して……」
「なんでもないよ。さあ、皆で食べよう」
児島が言った。

10サブレーを食べる選手たち④:2024/02/16(金) 19:35:06
「うん、おいしい!」
真鍋は幸せそうにホワイトチョコのサブレーを頬張った。
「お前、ホワイトチョコ好きだなぁ……」
嶋田は苦笑いをした。こうして選手たちの一日は過ぎていくのであった。

11四国の朝は早い①:2024/03/12(火) 05:30:32
四国の朝は早い。朝の5時半、徳島港に降り立った僕を迎えてくれたのは、まばゆいばかりの朝日だった。
「いや……よく寝た」
僕はうーんと伸びをして、瀬戸内海の潮風を吸い込んだ。
……結局一睡もできなかったな……。
全く眠くないということはないけれど、数時間おきに起こされたので睡眠不足は否めない。
今日これから会うことになる彼女について思い出すと、緊張で眠気が吹き飛ぶのだ。
……しかし一体どんな人なんだろうか?悪い人じゃない、というのは分かっているけど。
今日の僕は、白いシャツに紺色のジーンズという、いたって普通の出で立ちだ。荷物はバックパックひとつだけだし。

12管理人★:2024/03/13(水) 00:00:34
表エンディングから1年

13四国の朝は早い②:2024/03/13(水) 09:30:03
徳島港からJR牟岐線に乗って約2時間。牟岐駅にたどり着いたのは、午前9時半。まだ約束の時間までは10分もあるので、コンビニで朝ご飯を買って駅の待合室で食べることにした。
「おう」
先に来ていた彼女は僕を見つけて右手を挙げたが、僕は……。
「あれ?」
拍子抜けした。てっきりものすごく険しい顔の人が来るものと想像していたからだ。そして、その予想は大きく外れていた。
「……えっと」
と僕がまごついている間に、彼女はずんずんと近付いてきていきなり僕の手を取った。そしてぶんぶんと上下に振ってきた。
「よく来てくれた!私は嬉しいぞ!」
……え?何これ?どういうこと?
「あの……」と僕が言いかけるのを遮り、彼女は言った。
「君は本州の高校に通う、確か……ふかざわこういちくん……だね?」
「え?あ、はい」
僕がそう答えると、彼女は満面の笑みを浮かべて僕の両肩をぱんぱんと叩いた。
「そうかそうか!いや、よく来てくれたな!」
いや……あの……。僕は完全に面食らってしまっていて、何も言うことができない。そんな僕の様子を気にも留めずに彼女は続ける。

14四国の朝は早い③:2024/03/13(水) 09:58:04
「私は君のお父さんの友達でな!いやぁ、まさか来てくれるとは思ってなかったぞ!遠いのによく来た!」
「あ、え……と」
「私は君のことはよく知っているぞ!君のお父さんとはそれはもう長い付き合いでな!」
彼女はそう言ってから、はっとして少しバツが悪そうな顔をした。
「ああ、すまんすまん。いきなりこんなことを言っても驚くよな。いやでも、私は本当に君のことをよく知っていてだな……」
彼女は急に勢いをなくすと、しどろもどろになり始めた。僕の肩から手を離して、所在なさそうに自分の髪の毛を触る。
……やれやれ。
「とりあえず座らない?」と僕は提案した。彼女はやっと落ち着いて、「そ、そうだな!」と言った。
駅の待合室に備え付けられていた長椅子に座ると、彼女は遠慮がちに僕の横に腰を下ろした。
……それにしても変わった人だな……。こんなハイテンションな人と今まで話したことはないぞ。一体どうしたもんだろうか?
「あの」と僕が言いかけるのを遮って、彼女が言った。
「まずは自己紹介しよう!私は……」
「いや、それは自分でできますので」と僕はきっぱり言った。さすがに初対面の相手に名前を言うのは恥ずかしい。
「……そうか。それもそうだな」
彼女はそう言って少ししょんぼりした様子だったが、すぐに気を取り直して言った。

15四国の朝は早い④:2024/03/13(水) 10:03:17
「私の名前は……」
彼女が自分の名前を言いかけようとしたときだった。その後ろから不意に声がかかった。
「絵里子?」
僕と彼女は同時に振り返った。そこには……。
1人の女の子がいた。年の頃は僕と同じくらいだろうか?長い黒髪に、真っ赤な唇。少し太めの眉毛と二重瞼の大きな目が印象的な、可愛らしい女の子だ。
「あーちゃん!」
絵里子と呼ばれた女性は声を上げると、立ち上がってその女の子に駆け寄った。そしてそのままぎゅうっと抱きついた。……いや、ちょっとまて?
「ちょっ……」と僕が言うのを遮って、その女の子が言った。
「ちょっと絵里子!何やってるの!?」
「何って……再会を喜んでるんだよ」
絵里子は悪びれずにそう言うと、女の子に向かってにっこり笑った。
「あーちゃんも元気そうで何よりだ。今日も可愛いね」
「や、やめてよ!もう!」
女の子が真っ赤になって絵里子の体を押し返すが、絵里子は構わずに彼女の両手を握った。
「本当に会えて嬉しいんだよ!」

16四国の朝は早い⑤:2024/03/13(水) 10:30:07
絵里子がそう言うと、女の子は毒気を抜かれたような顔をした。それから僕の方をちらりと見てから言った。
「……その人は?」
「ああ!私の新しい友達だ!」と絵里子。
「いや、まだ友達になった覚えは……」と言いかけた僕の言葉を遮って、絵里子が続ける。
「私の名前は青井絵里子だ!……ああ、もう名前も知ってるか」
絵里子はそう言うと、思い出したように僕の方に向き直った。
「こっちはあーちゃん……相田朱音だ」と絵里子が言ったのを聞いて僕はびっくりした。だってその名前は……。
「……え?」と僕が言うのを遮って、朱音が声を上げた。
「もう!そんな変なあだ名で呼ばないでよね!相田朱音だから、朱音って呼んでよね!」
その剣幕に僕が気圧されていると、横から絵里子が口を挟んだ。
「だって可愛いじゃん。あーちゃんはあーちゃんだよ」
「やめてよ!もー!」
僕は二人のやり取りをしばらく呆然と見つめていたが、はっと我に返った。そしてこの奇妙な縁を結びつけることになった話題について聞くことにした。
「……あの?」
絵里子は「ん?」と僕の方を向いて、それから朱音の方にも聞いた。

17四国の朝は早い⑥:2024/03/13(水) 11:07:09
「何だったかな?」
朱音ははあとため息をついて、答えた。
「……自己紹介」と彼女は言った。……ああ!そうだそうだ!僕は慌てて立ち上がった。そして頭を下げて言った。
「本州から来ました、深沢光一と言います!」
僕が頭を上げるのも待たずに、絵里子は笑い始めた。
「……ぶっははははははは!!」
そして絵里子はひとしきり笑うと、涙を拭いて僕の方に向き直った。
「分かった!これからよろしくな!」と言って、彼女は右手を差し出してきた。僕はその手を取らずに言った。
「いや……まだ自己紹介しただけですし……」と僕が言いかけるのを遮って、絵里子は言った。
「細かいことはいいじゃないか!」
そして絵里子は僕の手を強引に握り込むと、ぶんぶんと振った。……え?本当にこの人があの手紙の差出人?詐欺とかじゃなくて??そんな僕の疑念をよそに、絵里子は今度は朱音に右手を差し出して言った。

18四国の朝は早い⑦:2024/03/13(水) 11:08:04
「あーちゃんもよろしく!」
「……こちらこそよろしくお願いします」と朱音は言って、しぶしぶ絵里子の手を握った。そして彼女は僕の方に少し申し訳なさそうな顔で笑って言った。
「ごめんね……」
ああ……なるほど……。僕はふと得心がいった気がした。きっと彼女は本当に僕のことを知っているのだ。なぜなら僕は昨日、絵里子に自分の友達だということを手紙に書いてしまったのだから!しかしそんなことは知らないふりをして、僕は彼女に笑い返した。
「いえいえ」絵里子は僕らのやり取りを嬉しそうに見ていたが、やがてぱんと手を打つと言った。
「さて、これでみんな友達になれたな!」
絵里子の言葉に朱音が唇をとがらせて反論した。
「なってない!なってないから!」
しかし絵里子は聞く耳持たずに続けた。
「よし!自己紹介も終わったことだし、そろそろ行くか!」と彼女は言うと立ち上がり、僕の手を引いて立ち上がらせた。

19金指の朝も早い①:2024/03/15(金) 05:30:04
金指の朝は早い。目覚まし時計のアラームが鳴る前に目が覚めてしまうのだ。
布団から這い出るようにして、枕元に置いてあるスマートフォンに手を伸ばす。アラームアプリの停止ボタンを押すと、再び静寂が戻ってきた。
時刻は午前5時半。この時間に起きれば余裕で間に合うはずなので、二度寝をしようかどうか迷うところだ。しかし、一度覚醒してしまった頭では、すぐに寝付けそうになかった。
「起きるか……」
金指は諦めてベッドから降りると、大きく伸びをした。それから洗面所へ向かい、顔を洗ったりする。

20金指の朝も早い②:2024/03/15(金) 05:55:02
キッチンに行くと、パンをトースターに入れた。その間にコーヒーメーカーに水と豆を入れる。そして朝食の準備が整ったタイミングで、ちょうどパンが焼きあがった。
金指はテーブルに座り、テレビをつけた。朝のニュースを見ながら朝食を食べるのが彼の日課である。
『続いてのニュースです。ジャイアンツの熊沢選手が、またもや好投を見せました。』
アナウンサーの言葉に反応して、金指はテレビ画面に目を向けた。
『昨日行われたタイガースとの試合で、熊沢選手は6回までパーフェクトピッチングを続けていましたが、7回に2安打を許してしまいました。しかし後続を抑え、見事な完封勝利をおさめました。』
「さすがだな……」
金指は感心して呟いた。
彼はプロ野球選手である。ポジションは投手で、背番号は『18』だ。今シーズンも既に10勝を挙げており、チームのエースとして活躍している。

21金指の朝も早い③:2024/03/15(金) 07:11:05
金指にとって彼はライバルであり、その関係は学生時代から続いている。
『また、プロ野球のシーズンも終わりに近づき、各チームは順位争いを行っていますが…』
彼の所属するイーグルスは現在、パリーグの他球団とAクラス争いを繰り広げている。
「今年も優勝は難しそうだな……」
金指は呟きながらコーヒーを飲む。彼は今シーズン、開幕から好調を維持しているが、チームのBクラス入りには不安を感じている。
「ま、頑張るしかないな」
朝食を食べ終えた金指は、身支度を始める。練習の時間が迫っているため、そのまま部屋を出てエレベーターに乗り込んだ。そして一階で降りると、そのまま外へ出る。

22スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!:スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!
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23スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!:スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!
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24スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!:スパムには気を付けてぇぇぇ〜ん!!!
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25四国に与える鉄槌:2024/05/14(火) 22:02:22
池畑は■■に、今あったことを正直に話した。
■■は少し考えるそぶりを見せると、
「池畑くん、君…嘘をついたわね?」
そう言いながら、にやりと笑った。
嘘…?予想外の言葉に、池畑は息を呑む。
「ど、どういう意味だよ」
「さぁ?どういう意味かしらね。心当たり、あるんじゃない?」
「……っ!」
池畑は息を呑むと、同時にある記憶が蘇った。
それは昼休みのこと……池畑はいつものように一人で弁当を食べていたのだが、そこにクラスメイトの女子数人がやってきた。彼女たちは口々に「彼女いるのー?」や「どんな子がタイプー?」など言いながら池畑を質問攻めにした。その質問の中に、■■が好みか?というものがあったのだ。
池畑は「いない」と答え、さらに■■がどういう人かを聞かれたので、「いつも一人でいて、少し変わってるけど……いい奴だなって思うよ」と答えた。

26管理人★:2025/03/13(木) 00:03:03
表エンディングから2年


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