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紫色のスレッド
416
:
四国の朝は早い⑦
:2024/03/13(水) 11:08:40
「あーちゃんもよろしく!」
「……こちらこそよろしくお願いします」と朱音は言って、しぶしぶ絵里子の手を握った。そして彼女は僕の方に少し申し訳なさそうな顔で笑って言った。
「ごめんね……」
ああ……なるほど……。僕はふと得心がいった気がした。きっと彼女は本当に僕のことを知っているのだ。なぜなら僕は昨日、絵里子に自分の友達だということを手紙に書いてしまったのだから!しかしそんなことは知らないふりをして、僕は彼女に笑い返した。
「いえいえ」絵里子は僕らのやり取りを嬉しそうに見ていたが、やがてぱんと手を打つと言った。
「さて、これでみんな友達になれたな!」
絵里子の言葉に朱音が唇をとがらせて反論した。
「なってない!なってないから!」
しかし絵里子は聞く耳持たずに続けた。
「よし!自己紹介も終わったことだし、そろそろ行くか!」と彼女は言うと立ち上がり、僕の手を引いて立ち上がらせた。
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