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名無しさん
:2020/02/16(日) 19:52:03
紙の本の話。電子書籍の場合、pdfとか固定フォーマットの
物以外は1ページが表示する画面(ウィンドウ)の様相に
左右されて字詰め等々がWebのように調整されて「浮ついて」
いる。これが旧来の「紙の本で知を蓄えた層」の電子書籍へ
の不信につながっているように思う。私もそう。ページ
見開きで「覚えてしまう」ところまではいかないものの、
見開き認知力みたいなものが長年の紙の本読書で身について
しまっている。リファレンスとして書物を扱うにも、
たとえば辞書を扱うにも、物理の手触りでペラペラ
めくることが肝要に感じている。
そんな話の傍証。
『東京大学のデータサイエンティスト育成講座』マイナビ
出版。塚本邦尊、山田典一、大澤文孝共著。2019年(平成
31年令和元年)。
はじめに、IVページ「3つ目が、情報を取得できるスピードは
本の方が圧倒的に速く、やはり学習効果が高いです。」
この一文の後に筆者塚本さんの実体験からの実感が
書き連ねられている。
頁は巻物と対置される概念だ。書物というか書いたり
刻んだり刷ったりする人間の脳に依らない記録というものに
おいて2大対比観念の一方だ。粘土板、パピルスなど
頁単位の記録物と羊の皮や漉いて作った和紙を貼り合わせて
作る巻物と地域や歴史の行ったり来たりを繰り返して今に
至っている、とみてとることは出来るだろう。Webとか
ブログだとかインターネットごしの情報送受は「巻物」の
要素が前面に出ている、と思う。それはキンドルなどの
文字ベースで「ふらふらとページが決まる」電子書籍一般の
様子と一致する。キンドル版の漫画(ページが固定レイアウト)の
売れ行きがどうやら良いらしいというようすを眺めていると
まだまだ「頁」派が主流なんじゃないかなって気がします。
気がするだけでエビデンスがないのがどうにも歯痒いですが。
電子書籍一般の問題点は、頁レイアウトが固定されず
ふらふらしていて「頭に入ってこない」ことの他に、
フォントが「読ませる」明朝体系よりもぱっと見に
キャッチーなゴシック体系が主流だということもあると
思っている。ちゃんと読みたいと思うのなら、
Webブラウザの本文表示フォントは明朝体系統のものを
指定するようにして、Webサイト任せにせずスタイルシートも
オフにするか自前で用意するほうが良いと思われるのです。
「目が滑る」なんて言い回しをみたような気もする。今は
まだ過渡期なんだろうなと思う。「頁」問題とフォント問題は
電子書籍やインターネット文章の閲覧全般における最重要で
中心の課題として次世代に積み残されることになるのかも
しれません。
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