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【NATROM氏】福島の甲状腺がんの諸問題の考察

25NATROM氏(NPwrAGW転載):2018/05/12(土) 11:18:33
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/00150606#c1526084615)

福島県の甲状腺がん検診の3巡目で甲状腺がんと診断される人が少なくなった理由については[ https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/5329/1525699364/10 ]でご説明しています。「実際のデータを使いながら解説」とのご希望ですが、現時点のデータではどうせ確定的なことは言えません。意味がないと私は思います。意味があると思う人がやるのは止めません。

日常診療(たとえば、この患者さんの発熱の原因はインフルエンザか否か?)でも、あるいはもっとマクロな観点(たとえば、集団にHPVワクチンの接種を推奨すべきか否か?)でも、医療においては不確実性と真摯に向き合う必要があります。しかし、ときに、自らの主張の不確実性を棚上げして、対抗となる主張にのみ確実性を要求する不誠実な論者います。

具体的には、福島県の甲状腺がん検診に肯定的な論者の一部が、検診の有効性についてほとんど定量的な考察ができないにも関わらず、「過剰診断の割合は」「3巡目までの一方向の減少の原因は」などと執拗に尋ねます。それは現時点では正確にはわからないし、わからなくても大勢には影響しないというご説明をご理解していただけません。というかがん検診の疫学の基本的なところからご理解していただけません。

医療には必ず不確実な部分があります。不確実性を恣意的に指摘することはニセ医学の手法の一つです。たとえば、喫煙が肺癌の原因であることは各種観察研究から明らかになっていますが「観察研究では交絡の影響を否定できない。ランダム化比較試験で喫煙の有害性が証明されるまでは判断を保留すべき」などというニセ医学な主張が考えられます(林衛氏はコレステロールに関してさらにトンデモな主張をしています)。

大事なことは、問題を切り分けて、どの問題にどれぐらいの不確実性があるかどうかを検討することです。過剰診断の割合の正確なところはわかりません。3巡目の減少の真の原因はわかりません。わからなくてもいいんです。なぜなら、被ばくによる甲状腺増加はないかもしれないしあるかもしれないが少なくとも何十倍とかではなさそう、とか、甲状腺がん検診はいくらなんでも害のほうが多いからやめておいたほうがよさそう、とかは言えるからです。


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