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電脳起動戦士タマキ〜逆襲のアキラ〜

157名無しサンムさん:2002/08/23(金) 08:28 ID:zubBT3xY
短編エッセー1999年7月編

産能大学への期待(1999.7.5)

 ボクが産能大学へ抱く期待は「産能大学を、自分の息子たちを入学させたくなるような大学に変えて欲しい」ということだ。うちにはいま受験を控えた高校生がいるが、でも産能大学へ志願させる気はない。伊勢原のキャンパスにアカデミックな雰囲気はないし、高い授業料を払って大学で遊ばれたんじゃ、親としてもたまったもんじゃない。大学が学生たちに勉強を強要する大学へ行かせるつもりだ。

 産能大学は「学生の自主性を信じる」と言うが、そもそも、この世で自主性を持って勉強する人は極めて稀である。みなさんは学問は大切だからといって、いま自分の能力を高める勉強をしていますか。多くの人は、「暇ができたらね」と言って逃げてしまう。自分だってそうだ。自分で授業はするが、他人の先生の話なんて聞こうともしない。産能大学は残念ながら学生の自主性を信じて、6年前に進級関門を取っ払ってしまい、キャンパスは完全にディズニーランド化してしまった。とにかく「落ちこぼれをなくそう」という、やさしい大学を目指し「大学のサービス向上だ」なんて言っやつてきたものだから、学生はちっとも勉強に目を向けなくなってしまったようだ。

 ならば、「先生の授業だけでも学生に勉強をさせたら」と言われるが、実際やってみると、先日、七夕の短冊に「先生、課題を出さないでください」と、願い事に書かれてしまった。今の学生たちに「大学に何を求めるか」をアンケートすると、決して勉強と答えない。「友達作り」が一番の解答なのである。仕方なくポクは学部教育をあきらめ、いまは等々力の大学院で学生教育の生き甲斐を見出している。

 昨今、大学経営は難しい。地方私大の中には10年以内に倒産が発生すると言われている。いま大学院の学生と、大学経営の損益分岐点を求める研究に取り組み始めた。来年はこの課題の結論が出る予定である。大学の資産運用をどうもっていくと有利なのかを研究し、しいては自分の将来を考える材料にしたいと考えている。3年前には自治体(早い話は伊勢原市役所なのですが)の倒産条件について財務的な研究をしたが、あれよりは大学の方がうんと解析がやさしそうだ。大学も上手に経営しないと倒産する時代になってきた。倒産しても銀行のように助けてもらえるといいんですがね。

 いま産能大学学部に必要なのは管理体制の強化だと思う。管理というと反発を食らうので、ボクの専門である損得学的に言えば、勉強をさせる仕組みを強化することである。時々学生は自分に「ボクは大学の中で勉強ができる方なんでしょうか」と聞きにくる。これは、いまの産能大学の仕組みでは答えようもない質問なのだ。また、卒業生をどこまでトレース・バックできるかという情報管理の問題も気になる。早い話は、学生に対して勉強しないと困るように持っていくということだ。しょせん、大学は競争の場である。その中で競争をあおることは当然と考えている。あからさまにやるのではなく、学生の躾の中にそれを組み込むことを考えるといいかもしれない。


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