したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

アウトローに関する雑多なログ

70・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2005/02/22(火) 22:03:19
第24回 一橋文哉『闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相』
http://smartwoman.nikkei.co.jp/interface/ContentView.cfm?sw_ContentNo=31100024
 日本では戦時中も敗戦後も、「重要事件」の検挙率は極めて低い。理由は簡単で、現場の刑事が無能だからだ。戦前・戦時中は、「無能」を隠蔽するため、怪しいと決め付けた人間を強引に引っ張り、拷問などで「犯人」にでっち上げるケースが多かった。敗戦後も彼らの無能に変わりはないが、刑事の数だけは増え、組織も複雑になったりで、昔よりさらなる官僚化、サラリーマン化が進み、その上、人権擁護団体などの圧力、彼らに盲従するマスコミ報道にもおびえ、「犯人逮捕より、まずは人権擁護優先」と、ますます手も足も出なくなり、無能は倍加した。
 サツ回りの元現場記者、一橋文哉の力作を読むと、彼らの無能ぶりが、どれほどすさまじいかがよく分かる。<喉に深々と包丁が刺さった死体が転がっているのに「まだ事件かどうか分からん。病死の可能性も捨てきれない」などと平気で言う警察幹部もいる。喉に包丁が刺さった病気とはいったい、どんな病名なのだろう>と筆者は書いている。日本警察の無能について、いまさら書くのもむなしいが、本書を読んで心底驚いた。
 1983年3月18日、江崎グリコ社長、江崎勝久誘拐から端を発したこの一連の事件、翌84年12月、「くいものの会社いびるのもうやめや」という犯行終結宣言まで、実に1年7カ月もの長きにわたり、犯人=「かい人21面相」は(著者の推理によれば十数人のグループ)江崎グリコ、丸大食品、森永製菓、ハウス食品工業、不二屋、駿河屋と、食品メーカー6社を連続して脅迫し続けた。
 しかし無能な警察は、この10年の間に、延べ126万人もの専従捜査員を動員しながら(事情聴取をした人間は延べ12万5000人)、何一つとして解明できなかった。それどころか、グリコ事件の際、犯人逮捕のチャンスを何度も逃してもいる。そして、江崎社長誘拐事件及びこの事件に関連する寝屋川アベック襲撃事件は1994年3月と6月、99年にはすべて時効が成立した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板